浮気な夫と死別してお楽しみはこれからの初代・67歳、如才ない話術で世渡り上手の未亡人トヨノ・70歳、定年まで独身をつらぬいて働いてきた春子・65歳。ひとり暮らしの女たち三人が集まれば、噂話に花が咲く。老いらくの恋、他人の遺産の行方、健康のこと…。本音を出したり隠したり、好奇心旺盛な彼女たちの行くところ、話題と事件にはことかかず。コミカルで、ちょっぴり切ない女の友情物語。
コンパイラは、何らかのプログラミング言語で書かれたプログラムを実際の計算機で実行できるように変換するソフトウェアである。計算機で実行されるほとんどすべてのプログラムは、コンパイラの世話になっており、そのコンパイラの良し悪しによって、プログラムの作りやすさも影響されるし、ハードウェアの機能や性能が生かされる度合いも決まるから、コンパイラはオペレーティングシステムとともに、計算機の最も基本的で重要なソフトウェアである。本書はコンパイラについて、入門的な解説から、コンパイラを構成する各要素技術の解説、さらに、より実行効率のよい目的コードを生成するための各種の最適化の技法までを網羅的に解説したものである。
南北に細長い日本列島には、いろいろな動物がくらしているよ。自然の中で生きる動物たちの素顔がよくわかる、と大好評の動物まんがの決定版。動物大好きのきみも、動物がきらいだったきみも、この本を読んで、動物と友だちになろう。
ドイツではイギリス風、フランス風の白パンがもてはやされ、精製度の高い麦類が喜ばれたことも一時期ありましたが、現在はより健康によい食品を求める人が増え、昔ながらの小麦全粒粉やライ麦の配合が多いパンが増えています。また、伝統的な食生活を大切に守る人が多い一方、ここ数年、若い人達にはイタリア風や地中海、中近東風のパンも人気となっています。もちろんそれらの各国パンはドイツでも一般的には精製小麦が中心なのですが、最近は小麦全粒粉やライ麦などを使った、いわばドイツならではの各国パンが増えています。本書は、そうした近代的なドイツ流各国パンも収録した、まさにこれからのドイツパンの本といえます。
漱石、虚子、羯南、鼠骨ら、子規と彼を取りまく人々が生きた十九世紀最後の日々。政治腐敗、都市化の歪み、メディアの跋扈、軍靴の響き…。いま再びめぐりきた世紀末を映す、あの時代の風景。-明治を描いて白眉の歴史物語が全面改稿、1000枚の大作によみがえる。
闇の力が吹き出す場所、そこに足を踏み入れると恐いことがおこる。
慶喜が大政奉還を上奏し、同時に討幕の密勅が薩長両藩に交付された慶応3年10月から、「ええじゃないか」の乱舞、鳥羽・伏見の戦い、外国公史の入京と天皇との謁見、尊攘派のパークス襲撃と、めまぐるしく変動する革命の時代をサトウとともに追う。
「英語で日常会話を話せるようになりたい」-そういいながら、多くの日本人は「読む」ための学習法を繰り返し、何年たっても英語を「話せる」ようにはならない。そこで本書では、まず受け身の学習から脱却するため、日常会話に必要な言葉を「日本語→英語」の順で掲載し、「話す」ための発信型の学習法を展開する。そのほかにも実践的・効率的に英語を覚えるための工夫を盛りこんだ。出直し組も受験生も、今度こそ身につく英語を学習できる画期的な単語・熟語・表現集。
本書は題名の示すとおり、光というキーワードで太陽光や地球の出す赤外線に関する事柄、さらにこれらと関連する事象をくくり出して、物理学の基礎を有する人を対象に解説するのが目的である。
紆余曲折の末、同僚の久住弘樹とその息子の公平との三人で暮らすことになった芳。が、結ばれたとは言ってももとがライバル同士なだけに、なかなか素直になれない二人だった。芳の双子の弟・晶が遊びに来た時、久住が二人を見分けられなかったことに芳はショックを受ける。久住の愛情を疑い始めた芳のもとに、二人の関係を脅迫するような事件が起きて…!?好評『芳&久住』シリーズ第二弾。
性のあり方を大胆に変革したメスによって、オスは父親にされ、ヒトは「家族」をつくるようになった。森から進出したサバンナで、この大改革を成功させたことが、ヒトを誕生させた。ヒトを進化させたのは、エロスの力だった。熱帯雨林で平和に生きるボノボの性行動と社会から、ヒトの誕生の謎を探る。
ホテルの時空間が織り成すストーリー。歴史を彩る世界のホテル100。
親、親戚、知人…。常識ある身近な大人たちが巧妙に行う、子どもたちへの性的虐待の卑劣さ。信頼する家族に体も心も踏みにじられた子どもたちの孤独と絶望感。その深刻な現状を丹念に取材し、日本における性的虐待の実態を追った迫真のレポート。被害者のケア施設一覧つき。
黒いネコのツキノワとクラスメイトの小原さん。なんだかにている。真由子はそう思った。ツキノワがきっかけになり、真由子は小原さんと仲よくなっていく。