ノイマンにとってドヴォルザークやスメタナと同様に重要な作曲家だったマーラー。その演奏は、没入型でも分析型でも絶叫型でもなかった。ボヘミア人マーラーのトラッドな叙情性への愛着を強く感じさせるが、だからといってトラッドな側面だけを誇張するのではなく、あくまで端正なスタイルで格調の高い音楽を作り出したことがノイマンの独自性と評価できるだろう。第1番第3楽章で素朴な旋律が交錯する一方で、第10番アダージョで聴かせる均整のとれた叙情と澄んだ響き……最も美しいマーラー演奏と言えるだろう。
歌謡曲の黄金時代を振り返る《しんぐるこれくしょんシリーズ》。第6弾は、ちあきなおみがコロムビアに残したシングル集。69年デビュー曲「雨に濡れた慕情」以下、発売順の収録が親切だ。
人気シリーズに特別編が登場。80〜90年代に東映が制作した『特撮ヒロインファンタジー』の主題歌・挿入歌を3枚組にまとめたもので、入手困難な音源を多数含むファン垂涎のアイテムだ。
イギリスはロンドン生まれのジョニー・ピアソンが率いるオーケストラによるイージー・リスニングもの20選。シックです。午前中のAM放送のBGMですね。これが結構ホッとする。最初のビッグ・ヒット(65年)、(12)の華麗な弦アレンジは渋谷派にもオススメ。
テレビ朝日系アニメ『KURAU Phantom Memory』のオリジナル・サウンドトラック。S.E.N.S.の勝木ゆかりが音楽を手がける初のアニメ作品。
『週刊少年マガジン』にて連載の『ネギま!』のキャラクター31人を全員フィーチャーしたマキシを毎月発売する企画の第2弾。今回は近衛木乃香(ヴォーカル:野中藍)編が登場。
2005年1月よりテレビ東京系で放映のサプリメント・アニメ『まほらば〜Heartful days』シリーズ。隆士の夢は絵本作家になること。東京のデザイン学校に通うため、はとこの梢が管理人をしている鳴滝荘へやってきたが……。
NHK『おかあさんといっしょ』内で歌われている曲を集めたベスト・アルバム。2003年4月からの新うたのおにいさん(今井ゆうぞう)、おねえさん(はいだしょうこ)による初の作品となる。
ナナン・レーベルからリリースされたブラジルのアーティストとの共演作品を中心に、ボサ・ノヴァの代表曲を収録したコンピレーション・アルバム。すべての曲がオリジナル・アルバムでは未収録。
オーストラリアが生んだ世界的ポップ・グループ、エア・サプライのベスト盤。「ロスト・イン・ラヴ」「シーサイド・ラヴ」など80年代を代表する清涼感あふれるサウンドとハイ・トーン・ヴォーカルが楽しめる1枚。