第一線の脳外科医でノンフィクション作家である著者初のエッセイ集。元首相の病院脱出、高額医療費のゆくえ、エグゼクティブのストレス、脳死と臓器移植などの最新テーマをはじめ、医療の先端技術、医師の倫理などを、メスをペンにかえて自在に語る。カルテからのぞく、生と死のはざまのドラマ。
植民者の子として、ソウルで育った著者が、日韓・日朝の関係をオープンな相互批判の場に引き出すことこそ、相互理解の王道であると信じ、あえて隣国人のありように直言を投げかける。
アリリンの権威者レオニーに、〈塔〉の掟に律された〈監視者〉の悲劇を訴えるデーモン・ライドナウ。が、あくまでも頑なな彼女は、彼ら4人が〈上界〉につくりあげた〈禁断の塔〉を〈監視者〉の掟に背くものと断じる…。〈監視者〉に、ありうべき姿を取り戻さんと抵抗するデーモン。未来をもたらすのは、果たしてアリリンか、〈禁断の塔〉か。
国定教科以前の世代に属した兵士たち。彼らの意識の中には、天皇も靖国神社も全くといってよいほどなかった。戦地から故郷に送った貴重な手紙を克明に分析。
60年代とは何だったのか。高度管理社会に突き進む80年代日本を脱出、アメリカ各地を旅して再現する1960年代アメリカとその遺産。
著者の交友範囲の広さには、ただただ敬服するほかない。作家はもとより編集者、映画俳優、舞台俳優、作曲家、作詞家、歌手、漫画家、スポーツ選手、酒場のママ等々。酒、賭け事、映画、芝居、病気等々、ありとあらゆるものを通じて彼等との交際エピソードや、時代の流れを愉快に綴る、風俗エッセイ。
本書はデータベース作成用の言語、MUMPSを通して見た、医療情報処理の入門書である。
感動の舞台ができるまでを伝える、初めてのシリーズ。小学校高学年から家族で楽しむ舞台芸術入門。
北海道・稚内の「最北端の町」から沖縄県・久米島の「絣くくり」まで、全国77ヵ所の“日本のふるさと”を、ナイーブ画家・原田泰治が心をこめて描いた画文集。
近代建築の専門家二人が、ペンとカメラを手に、日本全国、はてはアメリカまで訪ね歩く。建物と人間たちをめぐる、魅力に満ちた物語の数々。カラー写真満載。
近代日本の中国政策と深くかかわっていた東亜同文書院大学。敗戦へと向かう厳しい状況のもと、沖縄出身の日本人学生として同文書院で学ぶ主人公と国籍の異なる学友たち-。「日中共存共栄」の架け橋であろうとした同文書院が歴史に果した役割は何であったのか…。矛盾と分裂のなかでせめぎあう自らの青春体験を投影しつつ、東亜同文書院の運命を追う、長篇大作。
この本には、今、幼稚園や保育園から、小学生、中学生ぐらいまでの子どもがいる年令のお母さんたちが、小学生だったころのことが描かれています。でも、きっと、みなさんのお母さんが小さかったときとは、どこか少し違っているところがあるでしょうね。子どもから大人まで。
激辛30倍カレーの辛さは?ネコ缶つてどんな味?「くさい飯」の献立ては?ああ、あれも食いたい、これも食いたい!最近、甘口のグルメ本ばかりだとお嘆きのあなたに贈る食文化、丸かじりの豪快な味。