西ブロックに稀な、春の日のような穏やかな一日。NO.6崩壊後にNO.6に留まった紫苑。風のようにさすらうネズミ。そして、紫苑の父の秘密ー。惜しまれつつ完結した物語に、さらなる命を与え、それぞれの生の一瞬を、鮮やかに切り取る。
好きなものが、どんな時も自分たちを支えてくれる。22のチーム、22の人生。
僕は他人の背中に数字が見える。その人の今日の幸運レベルを示し、基本値は50。しかしある日、同級生の弥生の背に85という数が!ラッキーのおこぼれを期待して彼女と行動を共にした僕は、同じく妙な力を持つ仲間と出会う。本を指でなぞって内容を記憶する。毎朝、今日聞くことになる台詞を予知する。念じると触れたものを壊すー。僕たち4人を結びつけたのは、ある少女の死の謎だった。全ての偶然が必然に変わる群像青春ミステリ。
ことばの面白さは、フェルマーの最終定理と同じ!?知っているようで知らない言語にまつわる話が満載。第3回JAPAN PODCAST AWARDベストナレッジ賞/リスナーズチョイスW受賞!
死者三人、負傷者二十七人、動員された警察官のべ十二万人、報道陣六百人。テレビ中継の視聴率は史上最高を記録。厳寒の軽井沢の山荘で何が起きたのか?当時現場で指揮をとった著者のメモを基に、十日間にわたって繰り広げられた戦後警察史上最悪の事件の一部始終を克明に再現した衝撃のノンフィクション。
やり残したことが多すぎる。このまま“成仏”するわけにはいかない。突然死した冴えない中年課長は、美女の肉体を借りて七日間だけ“現世”に舞い戻った。朝日新聞夕刊連載の単行本化。
外資系ファンドの野上妙子は、地熱発電を運営する会社の再建を任される。地熱発電に命をかける老研究者、それを政争に利用する政治家、欧米からの執拗な圧力など、さまざまな思惑が交錯する中で、地熱ビジネスは成功するのかードラマ「ハゲタカ」の著者が描く大型経済情報小説。
大時化の海の遭難事故によって、信頼の強い絆で結ばれた六人の仲間。そのなかの一人、米村美月が、青酸カリを呷って自殺した。遺された五人は、彼女の自殺に不自然な点を見つけ、美月の死に隠された謎について、推理を始める。お互いを信じること、信じ抜くことを、たったひとつのルールとしてー。メロスの友の懊悩を描く、美しき「本格」の論理。
ジュニア時代から、世界チャンピオンそして、夢の舞台へ。直筆メッセージつき。浅田真央ミラクルのすべて。永久保存版ファースト写真集。
本書は、「怒りをゼロにすること」が目的ではありません。そもそも、私たちはブッダを目指すわけではないのですから。怒りを感じてもいいのです。ただ、怒りの配分はしっかり見極めていったほうがいい。怒らなくてもいいことには、怒らない。怒るとしても、表現方法や場所を選ぶ。そのほうが人生ははるかに生きやすくなります。ムダな「怒り」は減らし、単に「怒る」という行動はやめる。それが「怒りのマネジメント」であり、本書の目的です。
“わたしは、彼女に勝ったはずだ。それなのに、なぜ…”中条夏子は、かつての同僚で親友だった黒羽姫乃を刺殺した。舞台は、旧知の経営者らが集まる「箱根会」の夜。愛した男の命を奪った女の抹殺は、正当な行為だと信じて。完璧な証拠隠滅。夏子には捜査から逃れられる自信があった。さらに、死体の握る“カフスボタン”が疑いを予想外の人物に向けた。死の直前にとった被害者の行動が呼ぶ、小さな不協和音。平静を装う夏子を、参加者の一人である碓氷優佳が見つめていた。やがて浮かぶ、旧友の思いがけない素顔とは。
「食べるものを選ぶ」それだけで政治思想がわかる。今、日本人は食をめぐって大きく二つに分かれている。食にお金をかけることを厭わない人々と、安全よりも安さと量を重視する人々。それぞれの思想を細かく見てみると、新たな社会や階層が見えてくる。食で読み解く新感覚の政治論。
どうぶつ、のりもの、あいさつが、えいご・にほんごできける!おうたたっぷり!30曲。どうぶつメロディつき!たのしいクイズ2種類いり!
左遷部署「イノベーション・ルーム」に異動となった酒井裕介のもとに「ニワトリは一度だけ飛べる」という題名の謎のメールが届くようになる。送り主は酒井らを『オズの魔法使い』の登場人物になぞらえて、何かメッセージを伝えようとしているようなのだが…。
六年三組の調理実習中に起きた、洗剤混入事件。犯人が名乗りでない中、担任の幾田先生が放ったその残酷な言葉は、子どもの世界に終わりと始まりを連れてきた。いじられ役、優等生、『問題児』、クラスの女王の親友。教室での立ち位置がまったく違う4人は、苦悩と希望を抱えながら自分の居場所を必死に探し求めていて…。教室というちっぽけな王国の先に、本当の世界が待っている。
愛されるコツは誰でも身につけられる。「黙って座りなさい、モテる女にしてあげるから」読むだけで愛され女子になれる!共感必至の物語。
家庭内暴力をふるい続ける父親を殺そうとした過去を封印し、孤独に生きる文也。ある日、出会った女性・梓からも、自分と同じ匂いを感じたー家族を「暴力」で棄損された二人の、これは「決別」と「再生」の物語。