一人の男が道端で爆死した。製作中の爆弾が暴発し、死体は15mの範囲に散らばっていた。男が、米各地の自由の女神像を狙い続けた自由の怪人であることに、私は気付いた。FBIより先だった。実は彼とは随分以前にある朗読会で知り合い、一時はとても親密だった。彼はいったい何に絶望し、なぜテロリストになったのか。彼が追い続けた怪物リヴァイアサンとは。謎が少しずつ明かされる。
川崎、熱海、焼津、田川…わずかな手がかりをもとに、萄子は必死に婚約者の跡を追った。やがて捜査から、ある男が重要人物として浮上するが、勝が逃亡する理由は不明のまま。勝への思いが消え入りそうな萄子だったが、当時米領の沖縄・宮古島に彼がいる可能性を大阪で知る。島でわかった慟哭の真実とは?’60年代の出来事・風俗をちりばめ、男女の一途な愛を描いた傑作ミステリー。
「武勇伝なんぞするやつァ、戦をしたうちにへえるものか」二百三高地の激戦を生きのびた男はそうつぶやいた…。シベリア出兵で戦死した兵士の遺族を助ける説教寅の男気を描く表題作「初湯千両」など、華やかな大正ロマンの陰で、時代の大きなうねりに翻弄される庶民に味方する、粋でいなせな怪盗たちの物語六編。誇りと信義に命を賭けた目細の安吉一家の大活躍。堂々の傑作シリーズ第三弾。
婿入り先から追い出され、職を失い、すがった相手は神は神でも人に仇なす厄病神。時は幕末、動乱の世に、貧乏旗本・彦四郎の選んだ真実の生きる道とは。
イマドキの女子高生・小梅16歳と、冴えないサラリーマンのパパ47歳。ある日突然、「大キライなパパ」と「最愛の娘」の人格が入れ替わってしまったら?ドキドキの青春あり、ハラハラのサラリーマン人生あり。ハートウォーミングな家族愛を描いた笑いと涙のノンストップ・エンターテインメント長編。
これで最後、恋人と別れるつもりで出掛けた海辺の旅館で起こった奇跡とは?(表題作)昭和が昭和であった時代。ぼろアパートに住む僕の部屋の隣には、間抜けで生真面目で、だけど憎めない駄目ヤクザが住んでいた…(風蕭蕭)。これぞ短編。これぞ小説。名手が五年の歳月をかけて書き綴った、心をほぐす物語。人を想い、過去を引きずり、日々を暮らす。そんなあなたを優しく包む、浅田次郎待望の最新刊。
みんなの大好きなポケモンが、ことわざの中にかくれていたぞ!元になったことわざや、その意味もわかりやすく説明。かわいいポケモンの絵ももりだくさんで、楽しさ百点満点。
炭水化物のご飯も好きなだけ、3時のあやつもOK。mixi「痩せるコミュ」コメント4000件、300人が成功した魔法のダイエット。
ふだん使いに向いた麻ひもバッグと柄や色を楽しめるリネン糸バッグ。この本では、麻ひもとリネン糸で編むいろいろなバッグを紹介しています。どれも簡単に編めるので、編み物初心者のかたでもだいじょうぶ。たくさんのバッグの中から好きなデザインを選んで、自分だけのバッグを編んでみてください。
スタンフォード大を2日で辞めてペイパルを興して資金を得、ポルシェより速い電気自動車をつくり、民間で初めて国際宇宙ステーションドッキングに成功。電気自動車、太陽光発電で環境を守り、宇宙ロケットで火星を目指す。今世紀、世界No.1「発明家」。この男が未来への先導者だ!
北の町でひっそりと営業しているオルゴール店では、風変わりな主人が、“お客様の心に流れる曲”を小さな箱に仕立ててくれます。耳の聞こえない少年。音楽の夢をあきらめたバンド少女。不仲だった父の法事で帰郷した男性。長年連れ添った妻が倒れ、途方に暮れる老人。彼らの心には、どんな音楽が流れているのでしょうかー。
人は、どうやって生きたら幸せになれるのだろう。人との心地よい距離感の保ち方から、しんどい仕事の乗り切り方、極上の日常のつくり方、そして、豊かな年の重ね方まで、ツイッターフォロワー80万人が感動した、数々の人生訓を新たに完全書き下ろし。もがきながらも、懸命に生きるあなたへ。
「年をとったおまえを見たかった。見られないとわかると残念だな」作家夫婦は病と死に向きあい、どのように過ごしたのか。残された著者は過去の記憶の不意うちに苦しみ、その後を生き抜く。心の底から生きることを励ます喪失エッセイ52編。
妻に異変が起きたのは結婚4年目、彼女が29歳の時だったー激しい過食嘔吐、途切れない飲酒、大量服薬、リストカット、そして40代で認知症に。人を愛するとはどういうことか、胸を打つルポルタージュ。精神疾患を抱えた妻の介護と仕事、その両立に悩み続けた20年近くにわたる日々。
この絵本では、手遊びや、身体を使った遊びのためのわらべうたを、子ども自身が「これ、やって!」と思うように紹介してみました。
裸で家事をする主婦は正しいのか?あなたの空中浮遊の夢はどのタイプ?読者から多数の反響を呼んだ「通信」シリーズを筆頭に、「真昼の回転鮨にしかけられた恐怖の落とし穴」「宇宙人には知られたくない言葉」から、苦情の手紙の書き方、学校の体罰の問題まで、世紀末の日本を綴ったエッセイを水丸画伯のイラストがサポートする、名コンビ「村上朝日堂」シリーズ最新作。