「お母さん」それは、魔法のことば。ふんわりあたたかく、優しい気持ちになる。愛を込めて「お母さん」にまつわる日常を書きました。
五月も終わりかけた東京湾臨海署に喧嘩の被害届が出された。ささいな喧嘩でなぜ、被害届が?疑問を抱く安積班の須田は、事件に不審な臭いを感じ取る。だが、その頃、臨海署管内に殺人事件が発生。殺された被害者からは複数に暴行を受けたらしい痕跡が…。殺人事件の捜査に乗り出す安積たちだったが、須田は、傷害事件を追い続けることにー。それぞれの事件の意外な真相とは!?(「花水木」より)五編を収録した新ベイエリア分署・安積班シリーズ、待望の文庫化。
超一流の技術と可憐にして繊細な表現力。天才と呼ばれた少女は世界のトップアスリートへと成長し、その可能性は未だとどまるところをしらない。いち早く浅田真央の才能と魅力に着目していた著者は、長きにわたる取材を試み、温かな視線で真央を見つめつづける。精緻な文章と貴重な写真で、青春の日々を綴った傑作ノンフィクション。
携帯関連会社ディーウィとベビー用品メーカーのベイビーハンド。業務提携によって結成された共同開発チームは、いきなりヒット商品を生み出した。しかし、祝勝会の翌日、チームリーダーだった粕谷が、社内で不審死を遂げる。死因はニコチン中毒。殺人なのか?犯人は?疑心暗鬼のなか、共同開発チームに所属する水野勝は、同僚で、恋人でもある北見早智恵が犯人である決定的証拠を掴んでしまう…。保身と欺瞞と欲望と。つきつけられるエゴイズムとサスペンスが目をそらすことを許さない、迫真の傑作。
僕らは親愛なる秘密結社「ウルトラマリン隊」を結成して、みんなが持ち込んでくる不思議な事件の謎に挑んでいた。そんな小学三年生の二学期の始業式の日、不思議な力を持った少年リンダが転校してきた…。虹の七色に乗せて送る、ちょっぴりほろ苦い少年たちの成長物語。
記憶を失った“僕”は、沖縄の密林で職業訓練所から脱走してきた昭光と出会う。二人はギンジとジェイクに名を替え、新たに生き直す旅に出た。だが、「ココニイテハイケナイ」という過去からの声が、ギンジの人格を揺るがし始めるー。社会から零れ落ちていく若者のリアルを描く傑作長編。
Plan→Do→Check→Actionの「PDCAサイクル」。人生でこのサイクルをうまく回すために役立つコトバを50あげて解説、そのコトバから連想する世界が描かれる。4コマあり、1コマあり、とイラストは多彩。「勝間節」も冴えわたる。
2011年2月発表のシングル集。デビュー・シングル「Good-bye My Loneliness」から、2009年にリリースされた「素直に言えなくて」までの全シングル45枚に収録されたナンバーと参加シングル作品、全99曲を完全収録。
ニューヨークでのミュージカル初公演、初日から千秋楽まで。動物たちとの愛おしい日々、老猫おっしーの最期。人気脚本家のユーモラスかつ心に響く名エッセー。
ヘルパーと老人とケアマネと、介護の現場で風変わりな恋がはじまる。ぬぐいきれない痛みを抱える人々と一緒に歩く空也上人とは?都会の隅で起きた、重くて爽やかな出来事。
時は平安。殺人未遂と、皇后へ呪詛をかけた犯人として追われる身となった昌浩。その背後では播磨陰陽師の長から遺わされたという男が事件の糸をひいていた。しかし、冤罪で捕縛されそうになった昌浩を、なぜか播磨陰陽師の螢が助け、共に逃亡する。その途中、昌浩たちは何ものかの式に襲われてー!?さらに、都では帝が昌浩の父・吉昌をはじめ、安倍家のものたちの罷免を計画していた。雌伏の時を数える“籠目編”第三弾。
死を賭したその妻の依頼を受けて、Dはヴァン・ドーレン公爵の下を訪れた。“北部辺境区”の管理官として勇名を馳せ、“虎”と呼ばれた貴族も年老い、その城下には、かつて公爵が封印した究極の兵器を求めて反乱軍、野盗の群れが押し寄せている。彼らを公爵が自分の手で討ち果たした後に抹殺してほしいと、妻は願ったのだった。それを知りながら、孤独な“虎王”は静かにDを迎えた。圧倒的な人気を誇る“吸血鬼ハンター”シリーズ、書き下ろし最新刊。
雨上がり決死隊の2人がメイン司会を務めるテレビ朝日系深夜枠バラエティをパッケージ化。趣味やこだわりなどの共通点を持つ芸人たちが集まり、深夜枠ならではのマニアックなネタで爆笑トークを繰り広げていく。
【収録内容】
「絵心ない芸人」
徳井義実(チュートリアル) 陣内智則 カンニング竹山
中川礼二(中川家) 宇治原史規(ロザン)
「町工場芸人 ゴールデン」
U字工事 中川 剛(中川家) 中岡創一(ロッチ) 綾部祐二(ピース)
谷田部 俊(我が家) 西森洋一(モンスターエンジン)
夙川アトム ねづっち(Wコロン)/忽那汐里
「女の子大好き芸人」
徳井義実(チュートリアル) 後藤輝基(フットボールアワー) 綾部祐二(ピース)
木下隆行(TKO) 渡部 建(アンジャッシュ)
藤森慎吾(オリエンタルラジオ) ワッキー(ペナルティ)
「ガヤ芸人」
藤本敏史(FUJIWARA) 品川庄司 設楽 統(バナナマン) アンタッチャブル
「沙高樓へようこそ」女装オーナーの言葉で、今宵もめくるめく百物語が始まる。日本刀の真贋をめぐる真実、かつての日本映画界の伝説、やくざ渡世の内幕ー巨万の富と名誉を得た者が胸に秘めてきた驚愕の光景が、鮮やかな語り口とともに展開する。ストーリーテラー・浅田次郎が本領発揮した超贅沢な短編集。