もみじ舞い散るあやしい峠道。あやうし、ねぎぼうずのあさたろう!!いっぽう、道中ふと姿を消した弟分のにんにくにきちは今どこに?
現代の“生き仏”と称される酒井雄哉・大阿闍梨の慈雨の言葉。なぜ生きるのか。どう生きるべきか。苦しみや死をどう受け止めたら良いのか。人生に迷い悩むすべての人に。
あの「いえででんしゃ」が帰ってきた。家出したい子あつまれ。
「文七元結」「大山詣り」「富久」といった落語を思い出しつつ、本所・深川を歩く。三遊亭円朝、三代目柳家小さんのあとは、夏目漱石、芥川龍之介が登場する。落語から明治の近代文章語の成立に話は移っていく。深川っ子の次は神田っ子。本の町神田は著者のなじみでもある。古書街の英雄たち、この町で勃興していく学問の担い手たちが描かれる。近代日本を知的に支えた町でもあった。
明治の日本で、欧米文化を地方に配る配電盤の役割を一手に引き受けた東京。中心は東大をもつ本郷だった。夏目漱石の「三四郎」をテキストにして、東京の成立の玄妙さを考える。登場人場に「日本は亡びるね」といわせた漱石に、深い共感を寄せる。執筆したのはバブルの崩壊が進行中の時代で、筆者も同じことを考えていたのだろう。ラストの三四郎池で、釣りの少年との会話が印象に残る。
「国家とはなにか」をテーマに、1993、94年に訪れた台湾を描いた長編。蒋家の支配が終了し、急速に民主化がすすみ、歴史が見直されようとしていた。著者は台北、高雄、台東、花蓮などを訪ねる。「台湾」という故郷を失った日本人もいれば、「日本」という故郷を失った台湾人たちもいた。巻末には当時の李登輝総統との歴史的な対談「場所の悲哀」も収録している。
横浜のホテルに宿泊して勤め人のように通いつつ取材する著者。目的地は、ごく小さな場所ながら日本史を旋回させる舞台となった、三浦半島だ。あまたの武者の血を吸った鎌倉の地を歩いては、現代の日本にとっても重要な要素である武士の起こりと「中世」の成立を考える。横須賀では記念艦として保存されている戦艦「三笠」を再訪し、『坂の上の雲』取材時の「秘話」もつづる。
照りつける太陽、のどの渇きと飢え。人喰いザメが出没する海で繰り広げられる漂流日記!ドゥリとリナはお父さんと一緒にマリアナ海溝へボートで出かけるも、海で漂流することに。飲み水までなくなり、絶望の中であえぐ彼らを血に飢えたサメが襲撃してくるのだが…。
78年の劇場版第2弾。ガミラスに代わって、白色彗星帝国という新たな脅威が地球に襲いかかり、眠っていたヤマトが再び復活する……。さらに広いスケールのヤマトと乗組員らの戦いの軌跡。
あきらめてしまうのか?NO.6の治安局員に連行された沙布を救い出すため、矯正施設の内部への潜入に成功した紫苑とネズミだったが、そこには想像を絶することが待ち受けていた。まるで地獄。くじけそうになる紫苑…その一方で、沙布には妖しげな魔の手が刻一刻と伸び始める。彼らの未来はいったい。
本書では、下町の街角や由緒ある西洋建築などさまざまな魅力あふれる表情を持つ東京の風景の絵を11点収録しています。
閉鎖されたジャングルに閉じ込められたジオ、ピピ、ケイ。ウイルスに感染しないよう努めるも、結局ケイの身体にもウイルス症状が出てしまう。一方で、最初の感染者が訪れたことのある村の守護神・ハイエナが登場し、徐々にウイルスの原因が明らかになっていくのだが…。ウイルスを退治できる唯一の糸口は、ウイルスと同じ免疫体系を持つ自然宿主!ケイと友だちを助けるため、自然宿主を探すジオの冒険が幕を開ける。
干潟体験に行く途中、偶然にもケイのカバンを預かったジオ!自分をばかにしたサラと海鮮を相手に、勝負をすることに。ふとしたことからケイが持っていた服を着ることになるが、それがノウ博士の新しい発明品だったなんて!服から出る怪しい光!何か前にもこんなことなかった?!-。
余命六カ月ーガン告知を受けたソル電機社長の日向は、社員の梶間に、自分を殺させる最期を選んだ。日向には、創業仲間だった梶間の父親を殺した過去があったのだ。梶間を殺人犯にさせない形で殺人を実行させるために、幹部候補を対象にした研修を準備する日向。彼の思惑通りに進むかに見えた時、ゲストに招いた女性・碓氷優佳の恐るべき推理が、計画を狂わせ始めた…。
潮が満ちて、一瞬でその姿を海へと変えしまった干潟。ジオたち3人は忍び寄る危険から逃れようと、干潟の穴に隠れるが、穴の中も、海中の地面の上も安全な所ではなかった…。過酷な状況の中、少しずつ時間は過ぎてゆく。サバイバルの達人、ジオは今回も無事に脱出できるのか?サバイバル科学漫画。