裸で家事をする主婦は正しいのか?あなたの空中浮遊の夢はどのタイプ?読者から多数の反響を呼んだ「通信」シリーズを筆頭に、「真昼の回転鮨にしかけられた恐怖の落とし穴」「宇宙人には知られたくない言葉」から、苦情の手紙の書き方、学校の体罰の問題まで、世紀末の日本を綴ったエッセイを水丸画伯のイラストがサポートする、名コンビ「村上朝日堂」シリーズ最新作。
「流体工学」が対象とする流れ現象は拡大し、流れに関連した工学問題も多岐に及ぶようになったこととは裏腹に、大学や高専で実施される流体関連の科目数は、カリキュラムの編成上、年々減少傾向にある。そこで“水力学”を学んだ諸君の次のステップとしての初等流体力学への入門書となることを期待して、本書では完全流体、粘性流体、圧縮性流体を取り上げ、流れの局所的な挙動の基本的理解と理論的に展開する上で必要となる解析法の基礎知識に主眼を置いた構成としている。したがって、細分化しつつある「流体工学」の流れ現象そのものおよびその解析法の理解を深化させるためには、さらに進んだ専門書を読まれることを望む。本書は、読者諸君の流体工学に対する学問的意欲に十分対応できるべき基礎知識と能力を与えてくれるものである。
本書は新薬承認申請のための臨床試験(治験)の管理とその統計解析について、豊富な知識と長年にわたる経験を有する優れた統計学者のチームにより執筆された他に類をみない卓越した治験の入門書である。
本書はこれから金融工学を学ぼうとする経済学部や理工系学部の学生、および実際に金融業務に携わっている実務家を対象とした金利デリバティブ評価の入門書である。
本書では、鋳造、塑性加工、溶接について、基本的な加工原理、加工の特徴、加工上の問題点とその対策など、基礎的な面に重点をおいているが、最新の技術についても簡単にふれる。そのほか、熱処理の概要についても述べる。
この本は、定性分析実験をはじめて行なう人のための、パターン認識による情報伝達のメリットを生かした、新しい形式による実験書です。定性分析化学実験の操作手順の表現を工夫し、実際に使用する器具を図で示したり、その操作の流れをフローチャートにして、わかりやすくしました。国際単位系SI基準に準拠した改訂版。
宗祖の再誕とまで謳われた、身延山11世行学院日朝上人の生涯の軌跡を辿る。
日本を代表するメディアである「朝日新聞」。その「護憲」「平和」「人権」思想は、戦後日本にどのような影響をもたらしたのか。なぜ朝日は尊大でいられるのか、まるで「人権真理教」の新聞ではないか、朝日の民主主義ほど怪しいものはないなど、「新・ゴーマニズム宣言」の漫画家・小林よしのり氏と「逆説の日本史」の作家・井沢元彦が徹底討論、その問題点を浮き彫りにしていく。史上最強の論客の初顔合わせでペロリッ!化けの皮を剥いでやる。
漢詩編には、貴族・僧侶・文人たちの漢詩に加えて、女流の漢詩や琉球の漢詩も収録した。文章編には、聖徳太子から吉田松陰に至る、日本漢文の名作を収める。原文(返り点・送り仮名付き)、書き下し文(総ルビ)に、現代語訳と解説を付す。
わが国における身近な自然環境とは、決して原生的なものを意味するものではなく、何千年間かにわたって耕作されてきた水田とその周辺を意味するものである。しかしながらこのような環境での生物は種・個体ともにきわめて豊富であり、いわゆる共存的環境の典型をなすものであった。それは、各種生物のハビタットとしての複雑な自然の構造が最近まで最小限の変化しか蒙ってこなかったことに加えて、人間によって作りだされたあらゆる構造物が、自然材の手づくり的なものであり、むしろ野生生物のかくれがや巣づくりの場を提供してきたことによるものである。一方海域においても、複雑な海岸線を持ち、多様な生態学的意味を持つ環境構造が最近まで保たれたことによって、沿岸生物相はきわめて豊かな内容を持つものであった。これらの基本的要素が、いかに急速にいかに徹底的に破壊されてきたかについては今ここに改めて記すまでもないであろう。本書はそれらの原状における生態学的意味、つまり各種生物のハビタットとしての役割について述べるとともに、人間の手によって失われたそれらをいかにして復元するか、あるいは人工物によって代替させるかについて述べたものである。