1990年のローマ大会を期に実現した3大テノール夢の顔合わせ。以来4年毎に催されたコンサートから聴き所を集めたベスト盤である。スピーカーから祝祭的気分があふれ出る豪華な歌の饗宴は日韓共同開催のワールドカップを盛り上げるタイムリーな企画だ。
アストラッドが歌った「イパネマの娘」がヒットして2003年がちょうど40周年。ということもあって発表された本作は、その40周年記念ベスト盤だ。件のヒットで人気ボサ・ノヴァ・シンガーとなった彼女の歌はヘタウマだけれど、その涼しげな歌声が受けたんだなあと納得。
単純で素朴でありながら、微細なニュアンスさえ醸し出せる楽器がオカリナ。そこに隠れたさまざまな可能性を引き出すプレイヤー宗次郎によるカヴァー楽曲は、むしろオリジナルとさえいえる音楽となった。オカリナ・ミュージックの多彩な魅力の源泉を明らかにする名曲集。
3社合同企画によるベスト・ヒット集の第2期。アイドル/女優/歌手と幅広い活動歴を誇る小林麻美のトラックをデジタル・リマスターにて。初々しい「初恋の〜」から「雨音は〜」まで20曲。
タイトルが示すとおり、結成30周年を記念してリリースされたシングル・コレクション。『オリコン』のベスト10に入った曲を37曲リマスタリングで収録。うち9曲が新録で、4曲がリミックス。ジャケット及び盤面が池田理代子のイラスト。何もかも濃い。
現代日本で生活する10歳の少女“千尋”が不思議の町に迷い込む物語が夏にぴったりな宮崎駿制作監督最新作のサントラ盤。マキシを含む久石譲によるスコアを全曲オーケストラ録音した豪華作だ。
やっぱり(3)でしょう。あの煽るようなイントロは忘れられません。でも、全曲こうして聴いてみると上手い人です。オリエンタルな声質やメロディーに合わせて時代が見え隠れする独特の雰囲気がいい。彼女がニューミュージックの全盛だったあの時代の代表格とは言えないでしょうか。
往年の名曲をスーパープライスで!
ライナーで、改名を考えていることを記したうえで、襲名後(正蔵だろうけど)に小朝時代を振り返る楽しみに『牡丹燈籠』を演じたという。くすぐりはいつもの小朝調だが、圓朝作らしくストーリーや登場人物が込み入っているところを巧く処理している。
79年はジュディ・オングの「魅せられて」や西城秀樹の「YOUNG MAN」、山口百恵「いい日旅立ち」、ゴダイゴ「モンキー・マジック」などポップス歌謡の乱れ咲きの年。懐かしの大ヒット名曲を集めたコンピレーション。
ファンのリクエストに応えて選曲したドリカムのベスト。移籍後の音源も網羅しております。別にコアなリスナーじゃなくても知ってる曲ばっかりの2枚組っつーのも凄い。吉田美和が曲もバンバン作ってたことを知って驚いている俺は超初心者リスナー。
舘野泉のデビュー40周年を記念して、彼の幅広いレパートリーのなかから選りすぐりのCDが再登場。舘野泉といえばフィンランド。フィンランドの名曲40曲が2枚に収められて2100円。
クライスラーがRCAに残した録音から、1910〜20年代の自作自演をピックアップしたもので、「おもちゃの兵隊の行進」「オーカッサンとニコレット」などの珍しい作品や、唯一の録音を含む貴重なCD。全盛期の艶やかで張りのある美音を堪能するのに好適だ。
「ムーン・リバー」「シャレード」「ひまわり」など数々の名曲を残した、スクリーン・テーマの巨匠ヘンリー・マンシーニのベスト・コレクション。聴けばあの名画のワン・シーンが目に浮かんでくるはず。
翌年公開された映画の前編となったスペシャル・ドラマ。捜査中に発生した借金のためバイトに精を出すユージ。やがてそこで武器密輸組織の存在を知り、犯人を逮捕するものの1人だけ逃走し……。
童話のような寓話のような物語性豊かな全11曲が、和製ブリティッシュ・トラッドと呼びたくなるふくよかなバンド・サウンドと楚々とした歌声で紡がれる好作品。CCRの「すべての人に歌を」を独自の日本語詞で歌い、新たな輝きを与えた佐藤良成の作家性に感嘆。★
86〜87年にフジテレビで放映された『スケバン刑事』第3弾。三代目麻宮サキとなった浅香唯を中心に、風間三姉妹が活躍する異色作だ。湯川れい子ほか、主題歌・挿入歌の作家陣の豪華さにも注目。