昔話は独特の様式と構造をもっています。本書は、「こぶじいさま」「三びきのこぶた」などの誰もが知っている昔話を具体的に分析し、その語りの特徴や構造のもつ意味、昔話の残酷性について考えます。そして、絵本化された昔話絵本を場面ごとに読み取り、その魅力と面白さに迫ります。昔話と昔話絵本の世界をトータルにとらえた、フェリス女学院大学のオープンカレッジでの講義をまとめました。
東シナ海などで次々と目撃される幽霊船ーそれは、異形の艦体を震わせて北上しているという。かつて自衛隊演習の標的となって撃沈された護衛艦“あきつきー44”が再び浮上したのか!?共時通信記者の田外竜介は、幽霊軍艦の取材を進めるうち、自衛隊内部の恐るべき『SSB計画』と、陸上自衛隊“民族遺産監理室”の存在を知るが…。傑作オカルト・ホラー長篇。
その男は龍にならんとする蛇か?-琵琶法師を殺めて奪った古文書が、油売り・庄五郎の野心を烈しく燃やす。そこに記されしは邪淫教立川流の秘儀!天下を取り、女を抱くため、古文書にしたがい、魔物と約定を交わす庄五郎。彼が辿る凄絶な運命とは?(書下ろし「魔虫伝」)戦乱の昏き世。足利が織田が豊臣が、そして妖異の者たちが描きだす壮大な伝奇絵巻。
札幌郊外の大学で悪夢のような事件が続いて発生した。合格発表を見に来ていた受験生と父兄の列に大型トラックが突っ込み、多数の死傷者を出し、学生が化学実験中に爆発事故に巻き込まれて死亡したのだ。さらに、警備のガードマンが、謎の黒い犬に下半身を食いちぎられる凄惨な事件がー。魔術にとらわれた学園を救うべく、オカルト・ライターの村松と神波は事件の解明に乗り出すが…。本格マジカルホラーの傑作。
住友家文書のなかから重要なものを選んで、編纂・刊行するシリーズの第十五回配本。
本書では、生産管理が生産システム全体の中でどのように位置づけされているかをわかりやすくするために、「モノ作り」に焦点を当てた1つのストーリーに沿って、それと関連する生産管理の問題を取り扱っている。原価管理、設備管理、外注管理などには触れず、プラントレイアウトを加え、あくまでモノ作りを主体として生産管理論を展開した。
英語教師のマイケルさんが公園で見つけた子犬の目には、なんと接着剤がぬりつけてあった!この事件は新聞に取りあげられ、マイケルさんはテレビにも出演。里親希望者が100人をこえるなど、子犬の周囲はにわかにあわただしくなっていきました…。いまは治療をうけ、幸せに暮らす子犬。彼をとりまくすばらしい人間関係が描かれています。小学校中学年以上向き。
伝奇ホラー作家、朝松健を襲った奇怪な災厄。失踪した編集者、那須蔵人の手記が、忌まわしい世界への扉を開く。突然目の前に現われ、不可解な警告を発する黒衣の男たち。その正体は?その目的は?著者自らが封印した暗黒の書が、大幅な加筆と、牧野修の解説を得て、13年ぶりに闇底からよみがえる。
みなさんは「タイタニック号」を知っていますか?「タイタニック号」とは、一〇〇年近くも昔に海で沈没してしまった、当時では世界最高の豪華客船の名前です。これは本当にあった沈没事故で、たくさんの命がなくなりました。そして、いくつかの伝説が残りました。そのなかの一つに、救命ボートに乗らず、愛犬と沈んでいった女性のお話があります。この本に書かれているのは、その「夫人と犬」の物語です。小学校中学年以上向き。
英米の文化や生活はもとより、英語圏からアジア諸国まで幅広い情報を提供。語学・教養的側面から、スピーチの仕方、履歴書の書き方など実務・運用面まで、役立つ情報が満載され、さらに地球環境というグローバルな課題にも配慮がなされている。
同時多発テロ、不審船への対策は本当に正しいか!日本に今、求められているのは、大化の改新に次ぐ第二の改新だ!国際パワーバランスを、現実的にシミュレーションしながら、世界の中の日本が、これから歩むべき道を提言する。
奄美に今も残る八月唄から島唄まで。随一の唄者・朝崎郁恵の島唄をピアニスト・高橋全が限りなくやさしく包み込む。今まで聞いたこともない唄の世界。太古の響きが胸の奥へと語りかけてくる。
本書は、最新の諸法例・規則などにより、平成13年6月改正の商法・証券取引法とその実務面での対応を解説している。