ライスカレーから国防服まで。大正・昭和戦前期は、明治後期に芽ばえた文化生活がようやく定着した時期である。当時の札幌市民の暮らしぶりを、衣・食・住の各面から268枚の写真、図版で再現するとともに戦時中の生活をも浮き彫りにする。
父祖が創建した神社・寺院は、人びとが神仏への感謝と礼拝の場として、人生の節目や四季折々の行事を通じ、それぞれの地域で密接にかかわってきた。その歩みと役割をたどる。
消費都市・札幌もかつては立派な農業生産地であった。札幌名産のリンゴ、タマネギ、スイカ、トウキビ、ダイコンなどに焦点をあて、これら作物の系譜と消長をたどる。
明治2年の開府以来、道都札幌は急速な発展を遂げた。この120年余の歴史に名をとどめる黒田清隆、クラーク博士から板垣武四に至るゆかりの668人の事績、人となりを紹介。
“札幌のきょう”は、こんな日…道都130年余の歩みを、365日の日めくり風に凝縮してまとめた。札幌のほか道内・国内の項目も収録したユニークな世相史でもある。
窮乏生活から飽食の時代へ。戦後から41年。経済の高度成長や冬季五輪開催などを契機に、札幌も目を見張るほどの急成長を遂げた。衣・食・住の変遷だけでなく林立するビル群など街並みの変貌の跡をも、270枚の写真・図版で振り返る。
漫画王国・北海道は優れた作家を輩出し、わが国の漫画文化を支えている。道産子作家たちの素顔と交友、北国の街や暮らしとのかかわりを紹介しながら、漫画の魅力を探る。