幼い頃に両親を亡くしたみなとには何でも話せる文通相手のナイトがいた。でも、彼のことは顔を見たこともなければ、同じ年の「男の子」ということ以外は何も知らなかった。そんなある日、みなとはシュウと出会い、恋に落ちる。「ナイト、あたし好きな人ができたみたい!」みなとはさっそくナイトに自分の気持ちを込めた手紙を送るが…。せつなく、やるせない、究極のラブストーリー。
聴診器、レントゲン、輸血、ワクチン、麻酔…今では私たちが当たり前に恩恵を受ける医療技術の数々。その進歩の陰には、不屈の医師たちの人間ドラマがあった。時代の通説との葛藤、自らの命を賭した人体実験、思わぬ失敗が生んだ発見、研究者間の熾烈な競争など、25の物語を通して知る、医学史のおもしろ裏話。医学の発展は三分の努力と七分の偶然から!?瞠目のサイエンス進化論。
世界各国の紛争地域を取材してきた著者が、最愛の妻をくも膜下出血で亡くすまでの看取りの十日間を記録したノンフィクション。世界中で多くの生と死を見続けてきた著者だったが、迫りくる妻の「死」には、ただひたすら戸惑い、動揺し、取り乱すばかりだった。回復の兆しはなく、意識も戻らぬまま、脳死に陥る妻。著者は、妻の「その瞬間」までを詳細に記録することで、過酷な現実と向き合うことを選ぶ。
「なんじ」「なんぷん」が針の先をみるとすぐにわかる。時計のよみかたをたのしくおぼえよう。
年齢相応、快適、お洒落な衣類や小物はどこにある?中高年女子すべてに贈る衣類探索修業エッセイ。
働くって、生きるってどういうことだろうー。モモコ、22歳。就活に失敗して、バイトもクビになって、そのまま大学卒業。もしかして私、世界じゅうで誰からも必要とされてないー!?何をやってもうまくいかなかったり、はみだしてしまったり。寄るべない気持ちでたゆたうように生きる若者の、云うに云われぬ憂鬱と活路。はりつめた心とこわばった躰を解きほぐす、アンチ・お仕事小説!