地震現象は複雑である。地震動を受けたときの構造物の挙動についても不明な点が多い。都市の巨大化、複雑化などに伴い都市の地震災害も複雑化、多様化してきた。地震災害は人的、物的損害をもたらすのみならず広範囲な社会システムの混乱、停滞をもまねくようになってきた。地震災害を軽減するためには総合的視点が必要であると同時に個々の項目についての深い洞察力も要求される。本書では、地震防災に関する総合的な情報を提供すると同時に、個々の項目については必要に応じてどのページからでも読めるような事典形式を取った。
本事典は、全体としての日本史の展開過程を、概説的方式と事典的方式を併用し、両者が同時かつ即座に利用しやすいように構成した。必要に応じて史料を掲載し、表・系図・図・写真などを挿入することによって、「史料集」としても利用できるよう配慮している。
本書では、植物栽培や動物飼育を扱い、植物に関する各章はすべて、どこでどのようにして、誰が最初に栽培化したかを述べ、その後の地球的広がりと地理的伝播について記述。動物性食物の章では狩猟動物、バイソン、魚から家畜化された動物に至るまでを扱い、ヒトを含めてすべての動物の植物界への依存を示している。
「雪と氷」に関するあらゆる事象を網羅し、その個別事象そのものの知識を簡潔に記述するとともに、さらにその事象が雪氷自然とどのようなかかわりをもつかを理解できるよう構成。
本書では現在の地球上で起こっていることが地質学的にいかに理解され、過去にどこまでさかのぼることができ、現在と異なるテクトニクス異変が何時起こり、その異変がそれ以前に形成された地質体をどのように変形・切断していったかを、プレート運動と関連付けて述べることにする。
本書は、IBPのまとめとしての旧版に対し、現代の自然保護上問題とされる点を拾い上げたものである。前半では基礎編として、基礎的な用語、概念、方法、法令、条約、動向などの各種項目の解説をし、後半では各論として、種、種群、各種生態系の自然保護上の問題点と対策をとりあげた。また、読者の便を考え、出版直前に環境庁から発表された植物のレッドリストなど、豊富な資料を付録に収めた。