水産食品の事典。水産食品全般を最新の情報を取り入れた知識にくわえて各分野ごとに課題や展望についても論考した水産食品の事典。本文は水産食品の生活等における意義や食品化学、加工原料としての特性、流通および加工・加工技術、その他安全性についてなどに分類して解説。巻末に50音順の事項索引を付す。
日本動物細胞工学会は、創立以来、一貫して動物細胞の培養法、動物細胞による有用物質の生産、そして新規動物細胞の創製、さらに広く免疫工学、発生工学に至るまでの研究者の学術活動の相互啓発の場として、世界のこの領域の先端を走り続けた。本書は、この分野の研究成果の集大成であると同時に、それを越えて学問分野の精神そのものを具現化した、研究・実験書。
本書は、「記録・メモリ材料」の現状を、磁気記録、光および光磁気ディスク、半導体メモリの三大ストレージ分野に分類し、解説を加えてハンドブックとしてまとめたものである。また、次々と登場する新しい専門用語については、その背景を説明する必要がある。このために、本書はそれぞれの項目について、入門的解説を備えた教科書的な構成をとっている。また、各章の末尾では、次世代を指向し開発途上にある未来型情報記録技術についても紹介した。
地理情報システム(GIS)は、この10年間に大きく変貌を遂げた。本書は、その変貌を総合的にとらえ、GISの基本的概念、方法、最近の動向をまとめたものである。
本書は、大学での理工系学生のための数学教育の難点を和らげ、また、大学院生やすでに研究者になって活躍している人々にも、数学全体を概観したり、研究中に必要となった事項を手っ取り早く知るのに役立つものである。大学で理工系の基礎科目としての力学や電磁気学を学ぶのにすぐ必要となるベクトル解析から解説。その後、すぐに、どの分野でも重要な常微分方程式、そして、行列、フーリエ級数、フーリエ積分と続いている。さらにその後、それらの背後にある共通した概念、普遍的、抽象的な事項としての線形ベクトル空間が学べるように配置されている。そして、特殊関数論、変分法、ラプラス変換、偏微分方程式、積分方程式と日頃よく使う数学が続き、最後に数値解法と確率過程を簡単に紹介する。
本書は、日本語の表現を、文型という形態的観点、客観的観点から記述しようとして編まれている。