量子力学の数学的構造を組み立てる素材は、ヒルベルト空間と、そのベクトルに作用する演算子(作用素ともいう)である。本書は、その素材の解説からはじめて、物理的背景を説明しながら、量子力学を数学的に組み立ててゆく。
性別転換生活を選んだが故におこる数々の驚異体験をユーモラスに綴る。性同一性障害がよく分かる本。
本書は、Jarrow(1996)、Hull(1993)、Duffie(1996)、Ingersoll(1987)およびそのほかのすぐれた文献などによって構築された現代資産評価理論を理解するための基礎知識をつけることを目的としている。派生資産の評価に用いる数学的ツールを、すなわち連続時間におけるファイナンスに用いられる数学を平易に解説することを目的としている。例題はファイナンスに関係のあるものを選んだ。
やさいのなかまは、みんな自転車にのって、広場であそんでいます。ピーマンマンは、のれません。「いいな、いいな、のれたらいいな」と、しょんぼり歩いていたら、ドクター・ダマカスが声をかけた。「むりしちゃだめ、がんばっちゃだめ。ゆうきも、げんきもだしたらだめ」といって、ピーマンマンのゆうきのもとをすいとって、ドリンクにしようとします。-そこで、やさいたちにはげまされ、ピーマンマンは…?!大好評の「ピーマンマン」シリーズ第4作。
コンパイラは、何らかのプログラミング言語で書かれたプログラムを実際の計算機で実行できるように変換するソフトウェアである。計算機で実行されるほとんどすべてのプログラムは、コンパイラの世話になっており、そのコンパイラの良し悪しによって、プログラムの作りやすさも影響されるし、ハードウェアの機能や性能が生かされる度合いも決まるから、コンパイラはオペレーティングシステムとともに、計算機の最も基本的で重要なソフトウェアである。本書はコンパイラについて、入門的な解説から、コンパイラを構成する各要素技術の解説、さらに、より実行効率のよい目的コードを生成するための各種の最適化の技法までを網羅的に解説したものである。
本書は題名の示すとおり、光というキーワードで太陽光や地球の出す赤外線に関する事柄、さらにこれらと関連する事象をくくり出して、物理学の基礎を有する人を対象に解説するのが目的である。
自動制御用語及び関連する情報処理用語約6600語収録した辞典。巻末に英語索引つき。
バラが葡萄の病気を見張ってくれる?葡萄畑に、ワインをおいしくするこんな秘密や工夫があるなんて!楽しく味わい深いワインの身のうえ話。
東ヨーロッパは、北はバルト海から南は黒海、アドリア海にかけて広がる平地と山地からなる地域である。そこにははっきりした自然的境界があるわけではなく、国境線は政治や歴史の変化によってたえず書き直されてきた。東ヨーロッパは陸路ではあらゆる方向からアクセス可能であるから、地域内のさまざまな領域を管理するために、しばしば隣接する諸帝国によるあまたの試練をうけてきたのである。
贅沢を嫌い、質素に徹したがゆえに信長・秀吉はむろんのこと、その配下からも“芋汁”と侮蔑され嘲笑された家康とその家臣達。今川の人質を経て信長時代、常に死と直面し、逆境を生き延びた男、徳川家康。信玄、信長、秀吉の盛者必衰を目の当たりにした家康と芋汁武士団…。だが、彼には信長・秀吉がついに持てなかった才があった。いつ、いかなる時も部下の直言を喜び、素直に聞き入れるという率直な姿勢態度である。それこそが天下統一への基となった。史料発掘から知られざる家康の素顔と直言家臣衆の活躍を描く長編歴史小説の傑作。
科学技術の進歩はさまざまな分野でめざましいが、近年、地球の環境問題が大きくクローズアップされ、身近な生活の視点からの見直しがなされるようになってきた。このような状況のもとに、衣服の分野においても、生活の中で衣服をどのように考えていくべきか、という立場からのアプローチが必要であると思われる。本書は、すでに刊行されていた『衣生活学』に新たな資料を加え、衣生活を広くとらえることを目的として、文化的・歴史的な視点と科学的な視点からまとめたものである。
科学・技術はめざましい勢いで進展しており、とくに最近の数々の成果には目をみはるものがある。昆虫学においても例外ではない。このような日進月歩の科学の発達を考えれば、教える側の教師にも、教えられる側の学生にも、最新の知識を取り入れた教科書が必要となってきている。本書『応用昆虫学の基礎』はこのような背景をふまえて企画された。求められることは、世紀の転換点にある今日、基本的な知識を最低限記述した上で、最近の昆虫学上の進歩と、昆虫学を利用した応用技術の発展の著しい分野に焦点を当てることであろう。本書はこれらの点を強く意識して書かれた。