日本の原風景を感じさせる童謡や唱歌に、音楽界をリードするアーティストたちが新たな息吹を与え、子供たちへ受け継いでいくプロジェクトの第三集、春編。ショーン・レノンの「櫻」、曽我部恵一の「荒城の月」、吉田美奈子の「早春賦」など、独自の解釈ぶりが刺激的かつ芳醇だ。
心優しい少年と妖怪たちが繰り広げる、温かく切ない物語として人気のアニメ『夏目友人帳』の第2期放送に合わせ発売されたサントラ第2弾。第1弾同様、吉森信の手による優しいメロディのテーマ曲に加え、主人公・夏目貴志が歌うキャラソンも収録した豪華盤。
戦後、日本人が帰国してしまっても、台湾に残った私のような日本語族を、「帰らざる日本人」と人は呼びます。今の日本人は台湾のことを知りません。台湾が昔日本だったことも、領台の50年、偉大な明治の先人達が苦労して台湾を近代化したことも全て忘れています。私達のような元日本人が台湾にいるということも、皆知らないのです。教育が忘れさせているのです。私は、むしろ終戦後になって日本時代の良かったことが身に沁みたという感じです。そして時代が変わって、苦しい環境になった時に、初めて日本時代に受けた教育が発揮出来たわけです。それから感謝するようになりました。戦後のあの忌まわしい二・二八事件で、中国人の本性をまざまざと見せつけられ、私たちはこの戦後やってきた中国人とは違うのだ、自分たちの精神の基盤は日本精神なのだ、と明確に意識するようになったのです。日本の台湾統治は、当時、西欧列強が行なっていた植民地的感覚の統治とは全く違って、国を治めるというような腹太い政策でやっていたのです。
「日本人はとても素敵だった」の著者、楊素秋氏の実兄、楊應吟氏が見た「尊敬に値する日本人たち」。日本人よ、もう一度、素敵に花を咲かせて下さい。
こんなに日本を愛してくれる人たちがいるだろうか…日本人であることを誇りに思い、日本人として生きた台湾人女性が証言する、当時の日本人像。終戦まで日本人として生きた台湾人著者からのメッセージ。
その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。あたし=中学生の山田なぎさは、子供という境遇に絶望し、一刻も早く社会に出て、お金という“実弾”を手にするべく、自衛官を志望していた。そんななぎさに、都会からの転校生、海野藻屑は何かと絡んでくる。嘘つきで残酷だが、どこか魅力的な藻屑となぎさは序々に親しくなっていく。だが、藻屑は日夜、父からの暴力に曝されており、ある日ー。直木賞作家がおくる、切実な痛みに満ちた青春文学。
18枚目のアルバム。亀田誠治やYANAGIMANによるストリングスを使ったゴージャスなアレンジと、蔦谷好位置のエレクトロ的サウンドとが混在し、一本調子にならずバランスの取れた仕上がり。宮本浩次は相変わらずパワフルだが、いい意味での軽さもあり、懐の深さも感じさせる。
高校の軽音楽部を舞台に、放課後ストーリーを描く2009年放送の『けいおん!』のエンディング曲を収録。主人公・平沢唯(声・豊崎愛生)がヴォーカルを務める劇中バンド、桜高軽音部が元気いっぱいに乙女心を歌う。
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時空を超えたあらゆる時と場所に波動現象として存在する、ウィンストン・ナイルズ・ラムファードは、神のような力を使って、さまざまな計画を実行し、人類を導いていた。その計画で操られる最大の受難者が、全米一の大富豪マラカイ・コンスタントだった。富も記憶も奪われ、地球から火星、水星へと太陽系を流浪させられるコンスタントの行く末と、人類の究極の運命とは?巨匠がシニカルかつユーモラスに描いた感動作。
日本人に愛されながらも、「見分けることが難しい」と言われ続けてきたサクラですが、ポイントを押さえればそれほど面倒なものではない。本書では、野生種は分布域がある程度広い11種類、栽培されるものは見かける機会が多い52種類を厳選した上でその特徴を述べ、名前を調べやすくした。
世界的な名声を誇る歌手であり政治家としても活躍する、多才なナナ・ムスクーリのベスト盤。「日曜はダメよ」「アメイジング・グレース」「アマポーラ」など、ヒーリング・ミュージックとしても親しまれてきた名曲を満載する。
“過酷な状況下でたくましく生きる世界中の子供たち”をリアルにとらえたフジテレビ系番組をパッケージ化。菅野美穂、酒井美紀ら5人の女優をリポーターに現地取材を敢行した感涙のドキュメンタリー。
南ロシアの五月、美しく咲いた桜の園に、五年ぶりに帰ってきた当主ラネーフスカヤ夫人。思い出に浸る彼女を喜び迎える屋敷の人びと。しかし、広大な領地はすでに抵当に入り、まもなく競売にかけられる運命にある。さまざまな思いをよそに、いよいよその日がやってきた…。チェーホフ最後の、そして最も愛されてきた戯曲。
約1年ぶり、通算57枚目となる両A面シングル。切ないバラードの「桜の実の熟する時」と、アコースティックを基調とした「風の詩」のどちらも彼らの魅力に触れるには十分な作品だ。ボーナス・トラック(ライヴ音源)とジャケット・デザインが異なる3パターンある。