「思わず彼は拾い上げた桜の実を嗅いでみて、おとぎ話の情調を味わった。それを若い日の幸福のしるしというふうに想像してみた」-。藤村(1872-1943)の文学への情熱、教え子へのかなわぬ恋を投影した青春の自画像。同じく自伝的小説である『春』『新生』の、少年期から青年期を描く。改版。
インドひと筋。女たちの育む美の世界に魅せられ、ひとり大地を行く。-楽園に心の闇を映すミティラーの民俗画、赤土の谷にはるかな夢を描くシャーンティニケタンの画学生、まばゆい白さに孤独な魂をこめるサルグジャの土人形、針の痛みに命を託す先住民バイガの入れ墨。
帰国子女の経験を生かし、フリーの通訳をしている優花。恋人と共に、仕事でフラクシニアという国へ向かった彼女は、そこで金髪碧眼の皇太子・アレクサンドルに出会った。親日家で、優花への好意を隠さない彼に、どきどきしつつも困惑していると、なんと恋人が浮気している現場に遭遇してしまう。失恋して悲しむ優花を、優しく慰めるアレクサンドル。すると彼は、「一ヵ月間の恋人契約を結ばないか」と持ち掛けてきた。突拍子もない提案に驚く優花だったが、立ち直るきっかけになればと契約することに。だけど、それには体の関係も含まれていて、普段は紳士、実は絶倫の彼に、優花はベッドの上で容赦なく貪られてしまい…!?
「俺の妾にならないか」侯爵令嬢のマレーネは婚約者として愛を育んできた皇帝リカルドから、信じられない言葉を聞く。神託により、リカルドは幼馴染みのエリスと結婚しなければならないという。神託に背けばエリスの命はー。マレーネを手放したくないリカルドは、彼女を愛妾にするという苦渋の決断をするが、エリスの望みで婚前の儀式である神前での契りは、マレーネが行うことになり…。
学徒出陣した東大生の実話を元にした表題作ほか、「ピュア・ラブ」の脚本家が遺した名作ドラマがよみがえる。
私めはその鼓の子でござりまするー「初音の鼓」を受けとったのが、悲劇のはじまり。源平合戦後、都を追われた源氏の総大将・源義経と、平家の落人、そして狐の運命をえがいた名作『義経千本桜』を、ねこたちがあいきょうたっぷりにおとどけします。
李乃は、引っ越し先の長野県でフクロウに出会った。亡くなったお母さんも、むかしフクロウを観察していたことを知った李乃は、弟の由宇とともにフクロウの親子を見守りはじめる。ゴロスケと名づけられたフクロウは、森の中でたくましく生きてゆくが…。
♪舞いながら唄う艶歌歌手 葵かを⾥ 2023年新曲の舞台は奈良県吉野町♪
奈良県吉野町…大峯山脈の北端に位置し東西を急俊な谷に挟まれた馬の背のような尾根上に、金峯山寺の寺内町として発展してきた地域。
修験者の聖地として信仰を集め、源義経と静御前の悲話、後醍醐天皇をはじめとする南朝の哀史など数多くの歴史の舞台となった。
また、修験者の聖木として桜の木の植樹が盛んに行われ平安時代以降全国屈指の桜の名として知られる。
「吉野 千本桜」…奈良県の桜の名所、一目で千本見えるほど山々を埋め尽くす吉野山を舞台に愛し合う二人の悲しい別れを描いた作品。
源義経と静御前の儚くも歴史に翻弄された二人を彷彿させます。
「明日への虹」…人それぞれの人生、良い日も有ればそうでない日も有るが、空を見上げて虹を見れば、前向きになれます。
心に虹を!明日への虹を!人生の応援歌。
ヴェレーナ王国の天曜軍に所属するシルヴィアは、その才能を認められ頭角を現わしていた。そして、調子に乗って無警戒に突撃してしまいがちな彼女を窘めつつも優しく見守る姉のフェシリア。そんな中、同盟国のテアドール王国が侵攻してきたと報せが!しかも、その勢いは「獣のよう」と形容されるほど異様だという、戦を避けるべく交渉に向かうフェリシアだったが、そんな彼女の前にテアドール軍の将軍ヴェロニカが現れ驚愕の真相を明かすのだったー。
美しい見本とあらすじ付き!源義経、静御前、武蔵坊弁慶ー歌舞伎の名作「義経千本桜」がぬりえになりました。ページを開くと、優美な歌舞伎の世界が広がります!塗った作品が飾れるミシン目入り。
世界は五国に分かれていた。各国には龍神が灯したとされる「はじまりの火」があり、それを絶やさず守ることが王族のつとめとされていた。東の地を統べる桜春国の王族には古来女性しか生まれない。女王を母にもつ白妙姫はある日、ぼろぼろの姿で倒れていた鬼の少年・樒を拾う。磨いてみれば樒は美しい白鬼で、白妙は樒を「しぃ」と呼び、側に置くことを決める。成長した樒は、王に仕える官吏「花守」になることを望む。しかし代々の王が「はじまりの火」にくべる薪として生け贄となるべく存在すると知ってしまい…。主従愛きらめく和風ファンタジー!
「カードキャプターさくら」アニメ25周年を記念して、さまざまなコスチュームのさくらちゃんと仲間たちのイラストを使用した「アクリルスタンド」の第2弾が登場です!
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