あなたにとって、日本の魅力とは何でしょうか?四季のある豊かな自然、そしてそこから生み出され、大切に受け継がれてきた食べ物、ものづくりの技、芸術、行事、しきたりなど。日本で生まれ育った私たちには当たり前のことでも、外国の人たちには不思議に見えることがあったりします。そこで、日本の自然と文化の魅力を、まず私たち自身が見直し、学び直し、それらを後世と世界の人たちに伝えていきませんか?
中学生のときに、大好きだった大樹を病気で失った佳那。高校生になっても彼を忘れられず、心を閉ざしていた。そんな中、親友の祐輔から、突然告白をうける。祐輔は、大樹が生きていたころから佳那のことが好きで、ずっと想い続けていた。悲しみを分かち合い寄り添ってくれた親友からの突然の告白を、佳那は拒絶するが、祐輔は、過去にとらわれすぎて前に進めない佳那の心をゆさぶってくる。佳那に嫌われても、彼女を一途に想う祐輔がとった行動とは…?深い悲しみを乗り越えるふたりの絆に号泣!
「陽光桜を世界平和のシンボルにするんじゃ!」多くの教え子を戦争で死なせた後悔から戦争根絶を誓い、愛媛の山奥で独り、新品種の桜作りに没頭した高岡正明。戦後70年の節目に、その偉業が初めて明かされる!!
京都の観光は目的地まで鉄道を乗り継いで行くのが快適でスムーズ。駅を降りれば、地図を眺めて適当に歩くのも旅の楽しみのひとつ。駅から少し遠くても歩いて行った方が、周りの景色も楽しめる。
終戦直後の満州。韓国人青年・クレは恩人の妻・桜子に同行し千キロ超の道のりを踏破、北朝鮮の港から船に乗せた。36年後、クレは桜子が家族の元に帰っていなかったことを知る。ある中国残留孤児の殺人事件を契機に、謎の封印が解かれていく。過酷な運命のなか貫かれた無償の愛が胸を打つ傑作ミステリー。
新兵衛はお店に押し込んだ賊の目を見て凍り付く。故郷の桜の下、幼い友情を誓い合った日の記憶が浮かぶ(「百年桜」)。訳あって家を出た母親を江戸でようやく探し当てた秀治に老母は一両握らせたが…(「初雪」)。部屋住みの悲哀を一身に纏い、継之進は国元を出奔した。ただ一つの使命のために(「山の宿」)。正直者には生きづらい江戸の片隅で、善意と善意がすれ違う人情時代小説傑作五編。
さくらちゃんがついにアメリカに行くことに!最後に日本の桜をもう一度見たかったと言うさくらちゃんだけれど、時期はまだ3月上旬で、桜が咲くのは2週間以上も先。そんな時、上田の言葉からとある場所を思いついた雄太は、東京から1時間半圏内のマジカルツアーに出発することに!!けれども、行き先でまさかの大ピンチに!果たして旅の行方は、一体どうなる…!?小学中級から。
ロシアが生んだ最大の劇作家、チェーホフの最後の四幕戯曲(1904年)。十九世紀末のロシア貴族社会の崩壊にともなう新時代の幕開けを告げる記念すべき大作の最新訳。現代の新型コロナウイルスに汚染された社会の強いられた変容のなかで、新たな希望への可能性として読み直される必然性が生じてきている。
団塊の次世代である著者が描く小市民男の哀愁。可笑しくて少しホロリとする川柳句集。
橋場町の川沿いで猫の桃を探していた真一郎に人殺しの疑いがかけられた!?番屋に囚われるなか、疑いを晴らすべく仲間と奔走する(「桃と桜」)。失師兼用心棒の真一郎や笛師の大介、謎めいた美女・多香など、江戸下町の人情と色恋が事件となって顔を出すー。共感必至の筆致で描かれる人気時代小説シリーズ!
時は大正。家柄だけは良いお嬢さまの有紗と、名門華族・烏丸家の御曹司である京四郎は「特別な雇用関係」にある。京四郎に対しての想いが変わりつつある最中、有紗は自分の出生にまつわる秘密をついに知ってしまう。さらに、三日月党からその身を狙われ、有紗は京四郎と二人で逃亡するのだが…?「君が嫌だと言わない限りは、ずっと君の傍にいるつもりだ」物語は佳境へ。恋と浪漫の大正乙女小説、緊迫の第4巻!