いなかのおじいちゃんは、ぼくにいろいろなことを教えてくれた。木登り、目をとじても耳をすませばものが見えること、桜の木が呼吸していること…。イタリアのチェント賞、バンカレッリーノ賞を受賞した、トニーノ少年と家族の心あたたまる物語。
いつか初恋のカナタくんに会えたら…。募る…切ない想い。“舞い散る桜の花びらを掴めたら恋が叶う”高校に入ったばかりの廣田ほのかは、そんな噂さえ信じたくて…誰もいない早朝の学校で桜の花びらと格闘していた。そんなとき、学内No.1人気の生徒会長、ソータ先輩に出会う。イケメンだけど、ドSな生徒会長に何かと振り回されることになって…!?どんなに変わってしまっても、必ず見つける。あの日から時は止まったままだけれど…。ピュアで一途なラブストーリー!!
高校1年の少年、望月譲はある日、自分がいつの間にか入学式の日に“戻っている”ことに気がついた。彼は同じ境遇の生徒会長から、驚愕の事実を開かされる。『学校の一定人数が、入学式から桜が散るまでの“くりかえす時間”の中にいること』『出ていく方法は、“ループ”の中で誰かと恋人になること』“ループ”の外に好きな人がいた譲は、彼女がこの世界に訪れるのを待つことにするが、同時に“ループ”内に3年以上留まっている、ある少女のことも気になり始めー?
華やかな桜、艶やかな桜、たおやかな桜ー個性的な魅力溢れる桜の名木が咲き誇る姿を満喫するフォト&エッセイ。
私、スズ。ホワイトデーが近づき、学園中ソワソワ。人気者のプランスやカイからのお返しの中に、クリスタルのハートが入っていた子は、1年間カノジョ同然の人になれるって決まりだから。でも、じつは私は2人にバレンタインチョコをあげなかったんだ。友情で結ばれてるんだから、関係ないよね?と、そんなある日、カイに絶交宣言されちゃった!?え、ええーっ!?大人気シリーズ第6弾。小学中級から。
聖女として異世界に召喚されたエマ。しかしいきなり「お前は偽物だ!」とレッテルを貼られ、国外追放になってしまう。行き場をなくすエマだが、もふもふたちを司るクールな王子・シリルに拾われ、ごはんを振舞うと大好評!エマはもふもふたちと食堂を開き、スローライフを満喫することに。そんなある日、国が襲われピンチの場面でエマの聖女チートがまさかの開花!聖女として、国を助ける大活躍をして…。特別書き下ろし番外編「伝説の聖女、東の四天王に会う」。
ハワイの日系アメリカ兵が植えたアロハ桜とは。シベリア帰りの復員兵と米情報部隊MISの正体。
万引き事件がきっかけで、長年勤めた書店を辞めることになった青年。しかしある町で訪れた書店で、彼に思いがけない出会いが…。田舎町の書店の心温まる奇跡。
Moe1グランプリ(キャラ部門1位、観光地部門1位)に輝いた小峰シロが戦う姿を描いた物語が登場!福島県白河市を復興しようという想いの影響で生まれた小峰シロ。観光ボランティアをしていた彼女は、ある日、人々の活気を奪おうとする物ノ怪の襲撃に遭遇する。この街の活気は妖しげな物ノ怪には奪わせないと、おとめ桜の精霊たちの力を借りて、シロは妖怪討伐に立ち上がる。強大な物ノ怪たちの襲撃に立ち向かう乙女の姿を描いた東北ファンタジー!新おとめ桜伝説、はじまります。
時は大正。名門華族・烏丸家の御曹司である京四郎と「特別な雇用関係」にある有紗は、憧れの人・慧一郎の突然の「発表」に衝撃を隠せずにいた。だが衝撃はそれだけでは終わらない。なんと京四郎に許嫁がいることが発覚!さらにその直後、有紗は京四郎の禁断の密会現場に遭遇してしまい…?「有紗ちゃん。人を好きになるのは悪いことじゃないよ」様々な想いと思惑が入り乱れる、大正乙女浪漫小説、第3巻!
日本の春を守った。失敗したら腹切り覚悟で敢行した大がかりな根接ぎによって、枯死寸前、樹齢1400年の老木は見事に甦った。「樹医」を自称する土佐の“いごっそう”前田利行の波乱に富む生涯を描く。
手描き友禅の名匠である鴻一郎は、65歳。治療法が見つからない難病で手が震え、思うように作品を仕上げることができなくなっていた。そんな折、遠縁にあたる従兄弟甥夫妻が事故で亡くなり、ひとり娘の螢子が遺されてしまう。螢子の絵の才能と17歳という若さを買った鴻一郎は、後継者として育て上げることを決意する。しかし、日増しに美しさと妖しさを加速させる螢子との生活は、鴻一郎の理性を崩壊させていきー回春官能を超える霧原流『痴人の愛』ここに誕生!
子供のころに、書生に弄ばれた過去が影を落とし、文弥はひどい男性恐怖症のうえに吃音だ。芸術の母譲りの、その変姿のせいで、学院の教師にも目をつけられ、みじめで孤独だった。新学期ー文弥は、威圧的なハーフの上級生エルンスト・惣一郎と、寮で同室にさせられる。美貌だが、昏い灰色の瞳をした伯爵令息。先輩はあの書生とは違うと言い聞かせながらも、おどおどとする文弥を見て、何を思ったのか、惣一郎が自分の家来にすると言い出して…。
日本経済界の若き帝王と言われる深見を秘書として支え続けてきた夏澄。容姿端麗でお金持ち、人が羨むもの全てを手に入れた彼が夜ごと日ごとにデートの相手を変えても、傍にいられればそれだけでよかった。だがある夜、夏澄は深見とベッドをともにしてしまう。これは一夜限りの夢ーそう割り切ろうとしつつも、これまで抑えていた想いが溢れ出す。報われない恋に耐え切れなくなった夏澄は、彼と離れようと退職を決意するが、それを伝えた途端、深見の態度が豹変してー不毛な恋を諦めたい生真面目な秘書と彼女を捕まえたい俺様社長のすれ違いラブストーリー。