日本にワサビ、サンショウあればインドにカルダモンあり、フィリピンにショウガあればタイにはコブミカンあり。各国各民族それぞれに、食生活の重要な一角を担う植物がある。調理、染色、着香はもちろん、虫除け、入浴剤、装飾と用途はさらに広がる。ギリシア人の贅沢の再現から薬用資源としての可能性まで、植物成分の利用法を科学的に検証しつつ、生活に密着した香草薬草の世界を、熱帯アジアを中心に体験的につづる。
花びら餅に秘められた宇宙観とは?「ぼたもち」と「おはぎ」の違いは?「べらぼうやき」とはどんな菓子なのか…。虎屋につとめる著者が、和菓子をめぐる興味深いエピソードをからめ、その歴史や意匠に秘められた謎を探る和菓子ファン必携の書。カラー図版多数。
大国ドルマンの第一王女ジョジュは王位継承争いに敗れ、継母殺しを企てた悪女と汚名を着せられてしまう。さらに国を追放され、辺境の小国ロニーノへ嫁ぐことに。失意のジョジュを迎えたのは冷酷無慈悲と噂のエミリオン王だった。「愛を求めるな」と言ったエミリオンだが、敵ばかりの祖国とは違いジョジュを公正に扱ってくれた。ジョジュは生来の聡明さを取り戻し、若き王に反発する者の陰謀が渦巻く王宮で味方を増やしていく。凛として姿は頑ななエミリオンを変え、二人は次第に心を通わせる。だが元王妃候補の令嬢が現れー。第8回カクヨムWeb小説コンテスト恋愛(ラブロマンス)部門特別賞。
ハロー!あたし、如月杏!ねえねえ、みんなには、「しょうらいの夢」ってある?あたしんちは、「和心堂」っていう古い和菓子屋さん。だからって、「和菓子職人になれば?」なんてまわりの子はいうけど…。そんなのまだ、わかんないよ!でも、あたし、和菓子は大好きなんだ。とくに心に春をつれてくるさくらもちは、サイコーだよ。
“カミカゼ”特別攻撃のさきがけとなった二〇一空にあって志願して特攻隊員となりながら、運命の糸に操られて奇しくも生き残りえた予科練搭乗員が、関大尉、久納中尉、植村少尉、国原少尉をはじめ死出の旅路に赴いた幾多の搭乗員たちと共に過ごした特攻基地での日々と彼らの真情を伝える感動のノンフィクション。
朝日屋の主・怜治の元同僚、火盗改同心の柿崎詩門が盗賊に斬られたらしい。安否を確かめにいった怜治だったが、本人に会うことはできなかった。そんな折、大坂の呉服屋の老番頭・孫兵衛が、長逗留したいと朝日屋を訪ねてきて…(第一話「新旧」)。美味しさと痛快さが胸を満たすー心の活力源に、一服どうぞ。
天才暗殺者・虚空に拾われるも、適性がなく落ちこぼれの少女・紗月。和平の婿入り行列に男装して潜入する初任務の最中、標的である若君・幸白に見抜かれ、逆に守るよう脅迫される。それは“裏切り者としての死”を意味してーだが「死ねない」と口にする幸白の危うさに紗月は興味を惹かれる。さらにその道行きは紗月の過去につながっていき…!?「君の強さと脆さに惹かれたんだよ」孤独な二人の和風ファンタジー!!
義理と人情が息づく日本橋・塩梅屋の二代目季蔵は、元武士だが、いまや料理の腕も上達し、季節ごとに、常連客たちの舌を楽しませている。が、そんな季蔵には大きな悩みがあった。命の恩人である先代の裏稼業“隠れ者”の仕事を正式に継ぐべきかどうか、だ。だが、そんな折、季蔵の元許婚・瑠璃が養生先で命を狙われる…。料理人季蔵が、様々な事件に立ち向かう、書き下ろしシリーズ第二弾、ますます絶好調。
日本橋小舟町“福寿”の料理は人を元気づけると評判だ。その店を十歳の少年連太郎と下男勘助が訪れた。女将のお園が出した“親子飯”と“親子雑煮”に感激し、二人は事情を語り出す。父の乱心によるお家取り潰しで、一家離散となった連太郎。江戸で見かけられた生みの母を捜しに信州の養家から出てきたというー。健気に悩み惑う少年を、お園の温かな料理が導いていく。
淑女教育の敗北とまで言われた出来損ないの姫君、クレア。いつ死んでもおかしくないと覚悟して敵国に嫁いだら、あら大変!!!!!!!!!なぜか大歓迎ムード&まさかの王太子妃という好待遇。それもそのはず、彼女は「生ける知識の人」として待ち焦がれていたのである。祖国では不用品扱いだった彼女は、内政改革に乗り出し、まずは紙作りに着手。しかしそれをよく思わぬ人もいて…切り抜けるための策として自ら毒を呷ろうとするクレアだったがー
戦後はまだ終わっていないと言われています。平和は、明るく自由・闊達ですが、戦争は、暗く残酷・悲惨極まりありません。二度と戦争は来て欲しくないという願いを込めて、戦前・戦中・戦後を生きた青少年時代を振り返ってみました。
ようこそ、おだんご先生の和菓子ワールドへ。おいしい、かわいい、体にやさしい日本のよさが、ギュッとつまったミラクルスイーツ!お友だちと、家族といっしょに作ってみんなでわいわい楽しんでくださいね。