大国ドルマンの第一王女ジョジュは王位継承争いに敗れ、継母殺しを企てた悪女と汚名を着せられてしまう。さらに国を追放され、辺境の小国ロニーノへ嫁ぐことに。失意のジョジュを迎えたのは冷酷無慈悲と噂のエミリオン王だった。「愛を求めるな」と言ったエミリオンだが、敵ばかりの祖国とは違いジョジュを公正に扱ってくれた。ジョジュは生来の聡明さを取り戻し、若き王に反発する者の陰謀が渦巻く王宮で味方を増やしていく。凛として姿は頑ななエミリオンを変え、二人は次第に心を通わせる。だが元王妃候補の令嬢が現れー。第8回カクヨムWeb小説コンテスト恋愛(ラブロマンス)部門特別賞。
義理と人情が息づく日本橋・塩梅屋の二代目季蔵は、元武士だが、いまや料理の腕も上達し、季節ごとに、常連客たちの舌を楽しませている。が、そんな季蔵には大きな悩みがあった。命の恩人である先代の裏稼業“隠れ者”の仕事を正式に継ぐべきかどうか、だ。だが、そんな折、季蔵の元許婚・瑠璃が養生先で命を狙われる…。料理人季蔵が、様々な事件に立ち向かう、書き下ろしシリーズ第二弾、ますます絶好調。
日本橋小舟町“福寿”の料理は人を元気づけると評判だ。その店を十歳の少年連太郎と下男勘助が訪れた。女将のお園が出した“親子飯”と“親子雑煮”に感激し、二人は事情を語り出す。父の乱心によるお家取り潰しで、一家離散となった連太郎。江戸で見かけられた生みの母を捜しに信州の養家から出てきたというー。健気に悩み惑う少年を、お園の温かな料理が導いていく。
フェイトナム帝国の出来損ない姫君、クレア。敗戦国からの生贄としてバラトニア王国へ嫁ぐも、「生ける知識の人」として歓待を受ける。ようやく自分の居場所を見つけた彼女は王国を豊かにするため、これまで蓄えてきた知識を惜しみなく活用。属国としての枷がなくなった王国はそのおかげでみるみる発展を遂げていく。一方、それをよく思わないフェイトナム皇帝が刺客を送るも、暗殺は失敗に終わる。そして無事結婚式を終えたアグリアとクレアは新婚旅行を計画する。1か月間隣国を巡るだけのはずだったが、彼らが王国を離れるのは皇帝にとってまたとない暗殺の機会でもあったー
月刊『散歩の達人』が集めた街を彩る東京おやつ25種150品。
朝日屋の主・怜治の元同僚、火盗改同心の柿崎詩門が盗賊に斬られたらしい。安否を確かめにいった怜治だったが、本人に会うことはできなかった。そんな折、大坂の呉服屋の老番頭・孫兵衛が、長逗留したいと朝日屋を訪ねてきて…(第一話「新旧」)。美味しさと痛快さが胸を満たすー心の活力源に、一服どうぞ。
★まずは腸から元気に!/骨を強くするコツ/万全の乾燥対策★
【特別付録】
献立に困らない。ほぼ20分で完成! Today's Cooking
【特集内容】
■体の中から元気に若々しく!
藤井恵さんの「腸にいい絶品おかず」
■食材の組み合わせがコツ!
骨を強くするおかず
■プチ不調を感じたら
お大事に、の薬膳おかゆ
■肌も髪もおまかせ!
乾燥に負けない美容ケア
■まねしてみたい工夫がいっぱい
料理家キッチンの使いやすさを大解剖!
■榎本美沙さんと行く
島根・発酵食をめぐる旅
■塩麹で柔らか、ジューシーに。
うまみ増し増し漬け込み麹肉
【連載内容】
・西田尚美の今日もお天気
・赤羽橋からこんにちは!
・楽しいかも。春を呼ぶ、ふたつの桜餅。
・[隔号連載]〈ゆる〉プラントベース生活/カリカリチーズ焼きおにぎり」
・角田光代 ちょっと角の酒屋まで
・鏡リュウジの星からのエール
・ひとこと美文字レッスン
・[隔号連載]からだのキーワード
・「人生100年時代」のお金のつくり方
・どうする? どうなる? 老後の4K
・今井ようこさんの 初めてでも作れるナチュラルおやつ/りんごの全粒粉パンケーキ
・[隔号連載]菱田屋酒場/豚バラと車麩の煮もの
・[隔号連載]ほぼ1000人にききました
・67歳、月12万円 ショコラさんの おひとりさま生活
・ため息が笑顔に変わる おとな世代の美容塾
・ねこまき(ミューズワーク)ごはんのかみさま
・気になるあの人:ロックバンド ユニコーン
TVアニメ「ヒカルの碁」から、桜餅マスコットが登場です!
ふわふわの桜餅に包まれた、手のひらサイズのマスコットです♪【対象年齢】:15歳以上【商品サイズ (cm)】(幅×高さ×奥行):6.5×7×9
日本にワサビ、サンショウあればインドにカルダモンあり、フィリピンにショウガあればタイにはコブミカンあり。各国各民族それぞれに、食生活の重要な一角を担う植物がある。調理、染色、着香はもちろん、虫除け、入浴剤、装飾と用途はさらに広がる。ギリシア人の贅沢の再現から薬用資源としての可能性まで、植物成分の利用法を科学的に検証しつつ、生活に密着した香草薬草の世界を、熱帯アジアを中心に体験的につづる。
花びら餅に秘められた宇宙観とは?「ぼたもち」と「おはぎ」の違いは?「べらぼうやき」とはどんな菓子なのか…。虎屋につとめる著者が、和菓子をめぐる興味深いエピソードをからめ、その歴史や意匠に秘められた謎を探る和菓子ファン必携の書。カラー図版多数。
“カミカゼ”特別攻撃のさきがけとなった二〇一空にあって志願して特攻隊員となりながら、運命の糸に操られて奇しくも生き残りえた予科練搭乗員が、関大尉、久納中尉、植村少尉、国原少尉をはじめ死出の旅路に赴いた幾多の搭乗員たちと共に過ごした特攻基地での日々と彼らの真情を伝える感動のノンフィクション。
戦後はまだ終わっていないと言われています。平和は、明るく自由・闊達ですが、戦争は、暗く残酷・悲惨極まりありません。二度と戦争は来て欲しくないという願いを込めて、戦前・戦中・戦後を生きた青少年時代を振り返ってみました。