エコーレベルの変化、ハローの成因、石灰化の有無、病変範囲…画像と病理を対比することで“見えなかったもの”が見えてくる。
看護の現場ですぐに役立つ。スキルが身につく!新米看護師と看護学生、研修医のための目からウロコのトリビア!
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌。
●臨床検査業務に即応した最新情報を、より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し、わかりやすく解説・紹介。定評ある基本技術の解説とともに、診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●現在、心エコー図検査の計測はほとんどの施設において、米国心エコー図学会(ASE)や、欧州心血管イメージング協会(EACVI)、日本循環器学会、日本心エコー図学会などのガイドラインをもとに行わていますが、ガイドラインに沿って計測することで標準化を図る一方、検査の現場においては効率化も考慮する必要があります。
●本特集では、心機能評価の現状と展望を総論的に紹介した後、エキスパートの先生たちが実臨床でガイドラインをどのようにとらえ、心機能評価項目を活用しているのかを詳しく解説。また最後には、計測の実際とレポートの記載についてもポイントを紹介しています。
【目次】
1.総論ー心機能評価の現状と展望
2.心機能評価項目の活用法
1)左室収縮機能評価
2)左室拡張機能評価
3)GLSの活用法
4)3Dの活用法
5)右心機能評価
3.どこまで計測するの? レポートの記載は?
1)術前心機能評価のポイント
2)心不全の症例の評価のポイント
新連載
■骨髄検査 ベーシックマスター
1.骨髄検査の手技の実際
■メディカルスタッフ職業図鑑
1.看護師
連載
■Editorial-今月のことば
超高齢社会におけるキャリア形成
■話題ーNEWS&TOPICS
『臨床検査のガイドライン JSLM2021』の改訂点
新たなHDL 機能指標 コレステロール“取り込み”能とは
■基礎講座
口腔粘膜の細胞診
疥癬の検体採取と報告方法
■MT Seminar
病理検査室の環境整備
どうしていますか? 輸血検査の内部精度管理
■From LABO
CAR-T細胞療法の現状と課題
生理検査室における災害時訓練
■学会レビュー
第12回穿刺液(胸水・腹水・髄液等)細胞鏡検技師養成プログラム
第1回認定寄生虫検査技師養成プログラム
第23回日本検査血液学会学術集会
第62回日本臨床化学会年次学術集会
日本医療検査科学会第54回大会
令和4年度日臨技中部圏支部医学検査学会(第60回)
■L・Lの日常
ラボワークで役立つ技工スキルに関する学術論文,チェア サイドからのニーズに応えるために欠かせない情報,歯科 技工界の最新トピックスなど,歯科技工士の皆さんをサポ -トする多彩なコンテンツをビジュアルな誌面でお届けし ます.国内外の歯科治療・歯科技工に関するアップトゥー デートな学際情報をタイムリーにお伝えします.
『MI(Minimally Invasive)を考慮したフルマウスリハビリテーションにより審美的改善を図った一症例』では,50代女性に対する最小限のプレパレーションによるラミネートベニア,ダイレクトボンディング,オクルーザルベニア,クラウンを用いてファイナルレストレーションに達した症例を供覧.フルマウスリコンストラクションに必要な総合的な検査や診断,そしてその後の治療について検討をしていきます.
【目次】
Case Presentation MI(Minimally Invasive)を考慮したフルマウスリハビリテーションにより審美的改善を図った一症例
特別寄稿 介護老人保健施設における義歯清掃の取り組みとその効果
いまからでも遅くない! デジタル技工によるキャストパーシャルフレーム製作 新連載
臨床総義歯技工の基礎講座
今知りたい!もっと知りたい!金属積層造形技術による歯科補綴装置の製作
患者満足度が得られる「失敗しない」補綴装置を求めて
ほのぼの技工LIFE
簡単! ラボ・ヨガ教室
Congress & Meeting Report
Record
Others
「輸血学」の知識が最短で身につく新テキスト誕生。外見はミニマムでも、内容は奥深くパワフル。これだけは知っておきたい輸血学のminimum requirementを凝縮。
Ver.2刊行後約5年間の最新動向を踏まえ、内分泌疾患の最新エビデンスに準拠!新規追加項目、「電解質異常」「破壊性甲状腺炎」「COVID-19と内分泌疾患」など。
要点を押さえた解説と充実の演習問題で合格力が付く!用語や公式をラクラク暗記できる赤シート付き!
・世界的にも例を見ない急速な高齢化により、わが国において心不全をはじめとする循環器病の患者が急増している。
・そこで国は2018年に「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」を成立させ、2020年には循環器病対策推進基本計画を策定した。
・基本計画における3つの全体目標のひとつが研究の推進であり、本特集では、今後推進すべきと考える循環器研究を取り上げた。
■ 循環器病学の未来 -基本計画から考える循環器病学のグランドデザイン
・はじめにーー循環器病学が向かうべき方向とは?
●循環器病におけるゲノム・オミックス研究の将来展望
・循環器病におけるゲノム研究は何を目指すのか?
〔key word〕ゲノム研究、遺伝リスク、遺伝子診断、機能ゲノム学、オミックス研究
・肥大型心筋症のゲノム解析結果をどう活かすか
〔key word〕肥大型心筋症(HCM)、遺伝学的検査、家族内スクリーニング、精密医療
・拡張型心筋症の遺伝子バリアントは心不全の発症に関与するか?
〔key word〕拡張型心筋症(DCM)、病原性バリアント、effect size
・ブルガダ症候群の突然死リスクを遺伝学的にどう評価するか
〔key word〕ブルガダ症候群(BrS)、SCN5A、臨床的意義が不明なバリアント(VUS)、パッチクランプ、エクソーム
・周産期心筋症に遺伝子変異は関与するのか
〔key word〕周産期心筋症、拡張型心筋症、妊娠
・胸部大動脈瘤・解離の遺伝子解析とゲノム医療
〔key word〕遺伝子パネル検査、コピー数多型(CNV)、マルファン症候群(MFS)、ロイス・ディーツ症候群(LDS)、非症候群性大動脈瘤・解離症
・脂質異常症ゲノム解析は何をもたらすか?
〔key word〕家族性高コレステロール血症(FH)、家族性高コレステロール血症診療ガイドライン、LDL(low density lipoprotein)、遺伝学的検査
・東アジア最大の循環器病リスク遺伝子RNF213213多型
〔key word〕RNF213遺伝子、もやもや病、頭蓋内動脈狭窄、多血管病、RNF213関連血管症
・遺伝的リスクを“見える化”するポリジェニックリスクスコア(PRS)とは何か
〔key word〕遺伝的リスク、ポリジェニックリスクスコア(PRS)、精密医療、冠動脈疾患、心房細動
●慢性炎症・多臓器連関・メカニカルストレスから捉える循環器疾患
・腸内細菌は循環器疾患の原因か
〔key word〕腸内細菌、冠動脈疾患、心不全、トリメチルアミンNオキシド(TMAO)
・肺動脈性肺高血圧症における慢性炎症の起源はどこか
〔key word〕肺動脈性肺高血圧症(PAH)、炎症、インターロイキン6(IL-6)、レグネース1、芳香族炭化水素受容体(AHR)
・心肝連関
〔key word〕うっ血肝、虚血肝、肝硬変性心筋症、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)
・自律神経ネットワークの異常が心血管制御を破綻させる
〔key word〕交感神経、迷走神経、臓器間ネットワーク
・心腎連関の実体は何か?
〔key word〕心腎症候群(CRS)、急性心不全、慢性心不全、急性腎障害(AKI)、慢性腎臓病(CKD)
・大動脈解離における血管周囲脂肪の意外な役割とは
〔key word〕急性大動脈解離(AAD)、血管周囲脂肪組織(PVAT)、炎症、CT画像診断
・循環器医にとってのクローン性造血(CHIP)
〔key word〕クローン性造血、CHIP(clonal hematopoiesis of indeterminate potential)、体細胞変異、心不全、マクロファージ
・メカノトランスダクションによる心臓血管発生制御
〔key word〕Shear stress、メカノトランスダクション(MT)、内皮細胞、弁形成、心筋細胞
・心不全発症におけるTGF-βシグナルを介した心臓線維芽細胞ー心筋細胞相互作用
〔key word〕心不全、シングルセル解析、心臓線維芽細胞、Htra3(high temperature requirement A serine peptidase 3)、TGF-β(transforming growth factor-β)シグナル、IGFBP7(insulin-like growth factor-binding protein 7)
・心不全特異的線維芽細胞が心不全発症に関与する
〔key word〕心臓線維芽細胞、心不全、単一細胞解析
●AI・数理モデルによる循環器疾患診療・研究の変貌
・AIを循環器疾患の診断にどう活かすか?
〔key word〕人工知能(AI)、心エコー図法、画像診断
・自然言語処理の循環器診療への応用の課題と展望
〔key word〕自然言語処理(NLP)、人工知能(AI)、テキストマイニング、臨床意思決定支援
・循環器病学におけるマルチモーダルAIの可能性
〔key word〕Transformer、AI(人工知能)、マルチモーダル、Gato
・AIによって発作性心房細動はみつかるか?
〔key word〕心房細動(AF)、人工知能(AI)、心房リモデリング、AI-ECG
・AIによって心電図から心不全を診断できるのか
〔key word〕心不全、人工知能(AI)、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)
・IoTを用いた在宅循環器診療の未来
〔key word〕心不全、遠隔医療、テレナーシング、機械学習
・デジタルツイン・デジタルバイオマーカーをいかに活用するか?
・人工知能の循環器基礎研究への応用と展望
・心臓シミュレーションをどう臨床に活かすか
●大きく変貌する循環器疾患の診療と研究
・臨床ビッグデータをどう循環器予防に活かすか?
〔key word〕心血管疾患、予防循環器学、リアルワールドデータ、腫瘍循環器学、若年成人(young adult)
・ナッジ理論を用いた循環器疾患予防とは?
〔key word〕ナッジ、循環器疾患予防、行動経済学
・モバイルヘルスによるデジタル循環器学の現在地と未来
〔key word〕スマートフォン、ウェアラブルデバイス、デジタルヘルス、デジタル医療、デジタル療法(DTx)
・ビッグテックは循環器診療をどう変えるか?
〔key word〕ビッグテック、HealthTech(ヘルステック)、ヘルスケア
・メタバースとExtended reality(仮想現実・拡張現実・複合現実)か゛もたらす“医療3.0”
〔key word〕Extended reality(XR)、メタバース、デジタルトランスフォーメーション(Dx)
・オンライン管理型心臓リハビリテーションの将来展望
〔key word〕心臓リハビリテーション、オンライン、遠隔医療
・ニューロモデュレーションデバイスを活用した心不全医療の未来
〔key word〕ニューロモデュレーション、自律神経機能、心不全、医療機器開発、循環動態
・循環器病の予防・治療ワクチンの開発
〔key word〕ワクチン、抗体誘導、免疫、免疫寛容、アジュバント
・新たな心筋再生技術ーーダイレクトリプログラミング
〔key word〕ダイレクトリプログラミング、誘導心筋細胞(iCMs)、心筋再生、線維芽細胞
・循環器病領域における疾患iPS細胞の臨床応用のこれまでとこれから
〔key word〕疾患特異的iPS細胞、iPS細胞由来心筋細胞、成熟化、組織工学、創薬スクリーニング
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
解答までのステップを示し、みるみる解き方がわかる!問題編+科目ごとの解答解説編の5分冊。平成25年度から令和4年度上期の本試験問題を、2色刷りでわかりやすい解説。
点数から保険制度まですべてがわかる1088問。2022年診療報酬改定対応。