強大なカリスマ性をもって、絶対主義政策・中央集権化を支持する官僚・公家・寺社勢力を操り、武家の身で天皇制度の改廃に着手した室町将軍足利義満は、祭祀権・叙任権などの諸権力を我が物にして対外的に〈国土〉の地位を得たが、その死によって天皇権力簒奪計画は挫折する。天皇制度の分岐点ともいうべき応永の時代に君臨した義満と、これに対抗した有力守護グループのせめぎあいの中に、天皇家存続の謎を解く鍵を模索する。
中国雲南省辺りの湖畔で水稲栽培に成功し、河川を通じて東アジアや東南アジアの広域に移住していった人々があった。これら文化的特質を共有する人々を、著者は「倭族」という概念により捉える。この倭族の中で朝鮮半島を経て縄文晩期に日本に渡ってきたのが弥生人である。著者は、倭族の日本渡来の足跡を理解するため、径路となった朝鮮半島および済州島を踏査。そこには日本では失われつつある倭族の習俗・慣習が脈々と息づいていた。
情報洪水のなかで書類や資料を保存し検索するには、従来の整理法では対処できない。本書は、「整理は分類」という伝統的な考えを覆し、「時間軸検索」という新しい発想から画期的な整理法を提案する。机の上は魔法のように片付き、「整理する時間がないほど忙しい」人に対する福音となるはずだ。さらに、パソコンを用いた情報管理体系、アイディア生産を支援するシステムなど、知的活動の生産性を高める新しい方法論を提案する。
本書は、官能検査の初心者に対し、理屈抜きで官能検査が出来るよう心がけて書いた。
本書は、集積回路設計を初めて勉強する人のための教科書。できるかぎり基礎知識なしで、集積回路設計の勉強ができるように執筆した。電磁気や論理演算についての基礎知識が多少前提にされているが、低学年や電気・情報系以外の分野の方にも読んで理解できる内容にしている。
本書は昭和大学藤が丘リハビリテーション病院の理学療法に対する考え方、技術を集大成した。
「からだの地図帳」「病気の地図帳」につづく待望の第3弾!病気の早期発見・予防へバイタルサイン・症状・検査の読み方。一般家庭からパラメディカル、医療・健康関連従事者までのサブテキスト。からだの「しくみ」や「はたらき」、「微熱がつづく」「眼がかすむ」「顔色がわるい」などの日常気になる症状、病院や人間ドックなどで行われる検査を精密なカラーイラストを中心にチャート方式・図版・写真を駆使して、高度な医療情報が一目で理解できるように多角的に編集。
本書ではデータを正しく収集するために“サンプリング”について解説する。内容としては、“サンプリングの基本的考え方”および“各種ランダムサンプリングの理論と実際”について解説している。また、抜取検査については規準型及び調製型を中心に、検査の考え方、検査の計画、抜取検査の理論、検査の実施について解説している。
本書では、理学的検査法の中の整形外科学検査を主に、神経筋骨格系の構造的/器質的病変をスクリーニングする方法を紹介している。
異様な茶髪をしている!多重債務を抱えている!いざこざを起こす前に、ぜひ知っておきたい日常マネジメントの基礎知識。
本書は機械設計技術者を対象とし、機械設計技術者がぜひこれだけは知っておかなくてはならないことをピックアップし、これに解説を加えたものである。今回の増補改訂は、“私の熱処理技術コメント”、“クライオ処理”、“電場印加熱処理”、“エコ熱処理”など加えた。