この全書は「育てるカウンセリング」を基調としているが、本書では「治すカウンセリング」にウェイトを置く。なぜなら、「育てるカウンセリング」と「治すカウンセリング」には重なる部分があるからである。つまり、一人の教師がこの二つのカウンセリングになじんでいなければ動けない問題や状況があるからである。その「問題」や「状況」とはどんなものか。それが本書の各章節である。ところで、「治すカウンセリング」は「サイコセラピー(心理療法)」と同義ではない。前者は教師の守備範囲でもあるが、後者は心理療法家の守備範囲である。本書では心理療法を要する問題よりも、教師が直面しがちな問題行動や問題場面を取り上げることにした。
「学校」が曲がり角にある。不登校の子が十万人を超え、校内暴力の件数も急増している。知識を教える役割も、一部では塾がとってかわりつつある。そしていま、各地の小学校に広がるのが、学級崩壊だ。担任教師が一人で学級をみるというシステム、みんな一斉に前を向き、静かに授業を受けるという決まり、先生の言うことをきくという姿勢…。これまで当然とされてきた学校の土台が揺らいでいるのだ。
進路学習・総合的な学習のアイディア満載。
ソーシャルスキルとは、「良好な人間関係をつくり保つための知識と具体的な技術やコツ」のこと。親しい人間関係がもてない、人の身になれないという現代の子どもたちに、この教育がどのように役に立つのか。心理学の理論をもとに簡潔にまとめました。
青空学級は意外と近くにあります。たとえば私は昼さがりの教室の窓からぬけ出し、青空学級へ通っていました。そこは子どもだけの場所ではありません。もちろん大人でも通えます。青空学級で、私たちはこんな事をして遊んでいました。
いま、最高に楽しい楽器その、たまらない魅力。気がつけばいつも私たちの哀切や喜びとともにあった“大衆の友”が楽器としてのアイデンティティを主張しはじめた。
デューバを吹くということは、楽器を使って人とコミュニケーションをすることです。ですから、何かを人に伝えなければなりません。それが何かを考えてほしいのです。きっと本書の中で「こうしたほうがよい」「なるべくこうしないようにしましょう」とかいう文章を見ると思います。君たちが伝えなければいけないのは「正しいやり方をしている姿」ではなく「自分が何を感じ、考えているか」です。本書でたくさんのヒントや知識を得ることができるでしよう。それらは受け取ることなのです。楽器を吹く・音楽を演奏するというのはこれとはまったく逆の行為です。相手に向かって「発信」することです。人の意見は聞く必要がありますが、演奏する時は自分の考える良い音で自分の感情・感動を人に伝える、人に向かって「発信」することが重要です。
ドイツ・ヴァイオリン製作マイスターが、弦楽器に関する素朴な疑問からメンテナンスまでをQ&A形式で分かりやすく説明する、好評シリーズの第2弾。
学級のタイプと実態を診断し、それぞれに応じた対策を網羅。心理学と社会心理学を背景に、学級回復のたしかな手順がまとめられている。雰囲気をやわらげるゲームの進め方や、学級生活の振り返り方をシナリオ形式で教える。
キッチン、リビング、下駄箱、浴室、寝室。飲み水、ビール、コーヒー、揚げ油。電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機、鉢植え、パソコン、楽器、ペット…次々解明されてきた体にも環境にも抜群の特質を生かす。
“インヴェンション”には、いくとおりの弾き方がある?-知れば知るほど、考えれば考えるほど、音楽の豊かさ、素晴らしさが見えてくる。楽譜の選び方、読み方から、レポート作成、演奏会の企画まで、音楽をより深く知るための「実践的音楽学入門」。
ベートーヴェンを弾きにくいからといって音を変えないのに、なぜバッハの「無伴奏チェロ組曲」では許されるのか!?作曲家が「本当に聴きたかった音」を求めつづけるチェロ弾きからのメッセージ。
連想・語源・語幹・語尾・語感に五官まで、言葉を解くためのあらゆるテクニックを駆使して未知の単語も解明。ボキャブラリーが頭の中にぐんぐんあふれてくる不思議な本。
元東京交響楽団の名クラリネット奏者で、80代の現在も演奏活動を続けている北爪利世氏。その愛称「づめさん」が、自身の生涯、オーケストラや室内楽で共演した名指揮者・名演奏家の思い出、クラリネットや音楽への思いなどを大いに語る。づめさん秘蔵の写真やパンフレットも豊富に紹介。