二ヵ月前に旅先のフェリー船上から投身自殺したはずの高森専務から、突然、秘書だった笹沼詩乃に電話がかかってきた。自分を突き落とした犯人を知っている男と会うので見張っていて欲しいというのだ。しかし、詩乃が指示された公園へ行くと、高森はすでに殺されており、110番通報の間に、その死体も消えてしまった。-謎が謎を呼ぶ難事件に、宮之原警部が挑戦する。
文明開化、社交界、異国情緒…日本各地のモダンな建築物がいまに残す、時代の記憶にふれる。
デューラーからピカソまで、“泰西創作版画”を体系的に蒐集、山と文学、そして美術を愛した軌跡を追う。50年余を横浜で過ごし、近代登山のパイオニアとして知られる烏水の「もうひとつ」の素顔を紹介。
波止場に口笛が聞こえたあの頃、25歳で野毛のキャバレーの支配人。やがて若きその才能と頭脳、度胸は横浜の夜の世界に鳴り響いた。戦後の動乱期を生き抜いた男が語る古きよき横浜物語。
旅情ミステリーの舞台は横浜へ!あの傑作が愛蔵版で登場、好評第2弾。
幕末、いち早く世界に開かれた横浜では多くの写真家たちが活躍した。下岡蓮杖に写真術を伝授した謎の外国人など、数々の新事実を写真とともに紹介。「古き日本」を写し撮った多くの写真家たちと横浜写真の魅力に迫る。
日本の捕鯨400年。江戸東京湾と、くじらの関係がわかるガイドブック。
地元で元気のお店126店厳選。
ときは幕末。一台の最新機器が、黒船で来航したペリーによって持ち込まれる。横浜では、その機器を使った大々的なデモンストレーションが行われ、サムライたちは驚愕した。「これは、バテレンの妖術じゃ」と。現在のIT革命の起源ともいえる「謎」の術ー電信機ーの正体とは?それをめぐって揺れ動く幕末模様を描いた、知的好奇心を燻る一冊。
建築主と建築業者間や建築業者同士の間の請負契約をめぐる法律紛争解決のための実務をわかりやすく解説。最近全国的に多発する建築紛争の争点整理に参考となる工事請負契約関係訴訟の「要件事実と証明責任」をも解説した関係者必読の書。
開港と文明開化という近代日本のスタートの地、横浜。開港資料館をはじめユニークな博物館で歴史をたどり、世界へ開かれた港の機能と産業の発展を調べ、都市づくりの最先端の地としてのまちを実感してみよう。横浜にさまざまな方向からアクセスする、修学旅行の事前学習にも最適なガイド。
横浜は、幕末の開港によって日本最大の貿易都市となった。その横浜の近代的な交通手段と通信手段の登場を紹介し、インフラストラクチャーの整備過程を描く。
哀しいオルゴールの旋律が流れるとき、血の制裁が執行されるー。中国の闇組織で「青龍」と呼ばれる凄腕の処刑人が日本に潜入した。神戸で中国人学者を血祭りに上げ、横浜・中華街に姿を現す。ハマの狼犬・海道刑事は、プロの仕事を逸脱した青龍の動きに、いつしか自分と似た匂いを感じ始めるが…。中国史の闇に隠された凄惨な過去。海道の熱い魂が燃える。