本書は、江戸時代の後半から明治の初めにおける横浜とその周辺地を対象として、地域の歴史をさまざまな角度から明らかにしようとした論文集である。
さまよう女学生の亡霊、古き狗神の祟り、神隠しを起こす男爵屋敷の椿。「怪異」はふいに顔をのぞかせる。明治末期、横濱。「まことの恋」に憧れる女学生・紅の父親の長屋には、時川草介という青年絵師が住みついていた。彼は怪異を見ることができるという。あるとき、紅の許嫁が姿を消した。化け椿に祟られ神隠しにあったのだと噂されたことから、紅は草介のもとを訪れ…?
古墳・宿場町・古寺・神社・城郭・古戦場・産業遺産…。古代から鎌倉、戦国、文明開化まで。歴史ロマンをたずねる26コース。
一九世紀後半の横浜に一〇年余り駐留したイギリス・フランスの軍隊ー。急変する国際関係のもとで、外国軍隊が与えた影響とは。欧米間の牽制と協調、日本側の不信と友好関係が渦巻く明治維新史を“地球規模”で読み解く。
本当は、東京・横浜のどこまでが「海」だったのか?ブラタモリやアースダイバーから近刊本まで、“素人地形談義”の誤りを具体的に指摘。自然地理学・地形学の営みを平易に説く待望の書。
何にどこまで取り組めばよいのか、我が社が守るサイバーは何か。そのマネジメントの成否が企業経営を大きく左右する。経営としての「正しい質問」を解説。
東急沿線に住む東京型住民の正体とは!?徹底調査でわかった横浜の今とこれから!
17人の作家の横浜港を舞台にした作品を手掛かりに、開港から昭和にいたるそれぞれの時代の港の姿を浮かび上がらせる。
テレビ東京系列「開運!なんでも鑑定団」の鑑定士・北原照久が夢を買い続けてきた30年の歩みを爽やかに綴った感動のサクセス・ストーリー。
「聞く」「食べる・飲む」「知らせる」「乗る」「治す」「装う」「楽しむ」の各キーワード別に、幕末から昭和初期まで、横浜の知られざる庶民文化をわかりやすく紹介。さまざまな郷土史料に接する調査研究員や学芸員が、居留地の住人が出した迷い犬の広告、立ち小便で逮捕された仮名垣魯文、ミナトと虫歯の関係など、ユニークな題材を取り上げる。
異国情緒ゆたかな横浜をつくりだす原点となった横浜外国人居留地。その具体像を豊富な図版資料を用いて再現し、居留地で活躍した人物と横浜港貿易をリードした外国商館をも紹介する。