現代医学の脱構築事典。100の言葉を穿ち、我々の現在を問う「知識医療学」への招待。医療と時代、文化・社会を読み解くための〈スーパー・グロッサリー〉。
ストーリーテリングのベテランとドイツ文学者が訳す読みやすく、聞いておもしろいグリムの昔話第4巻。
本書は、宇宙人・怪獣・ゆうれい・超能力者などに関するふしぎな現象を、写真や図で説明し、まんがでくわしく解説した本です。
自分とは?人間とは?真実の世界とは?わかりやすく書かれた「悟り」へのアプローチ。
元首相の死、芸能人のスキャンダルから殺人・詐欺・窃盗、地方紙が豆記事で報じた珍騒動まで、’87〜’88年に日本各地で起きた44の事件から、「繁栄の時代」の裏に潜む様様な捩れや歪み、人びとの暮しの中の哀歓を、卓抜な取材力と見事な切り口で鮮やかに焙り出す。ニュージャーナリズムの旗手の傑作ルポルタージュ。
太陽や風といったスケールの大きなものと小さなねずみとの対比のおもしろさ、奇想天外なお話の展開に、読者はぐいぐい引き込まれていきます。やがて、ぐるりめぐりめぐって、やっぱり理想のおむこさんはねずみだったという結末に、子どもたちはほっとひと安心。いつの時代も、子どもたちの心をとらえてしまうお話です。
昭和の時代にはいり、フキの子どもたちはそれぞれ家庭をもち、孫たちも元気に育っていく。ひとり豊彦は労働運動に身を投じていた。そうしたなかで、一家のささえとなっていた前田恭之助が死んだ。日本の一近代史を描く大河小説、第6巻。産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞受賞。中学以上向。
ヨーロッパに広く流していたお噺のなかから、表題作をはじめ「青ひげ」「長靴をはいた猫」「サンドリヨン」などを著者ペローの文学観で編みなおした「昔話集」は、当時の社会に大きな影響を与え、現在も読みつがれている。本書はドレの画とともに、散文八編だけでなく韻文三編も加えた、そのすべてを紹介。
社会の高度な産業化とそれにともなう都市化は、人間を育て教育するという仕事を、学校のしくみのなかに一種の分業のかたちが定着させてしまった。そうしたなかで人間を教育するといえ本来もっとも劇的であるはずの仕事にたずさわる、生身の人間として教師の姿を私達は見失ってしまった。
恋愛、結婚、家庭、仕事…。あなたの悩みに答える30章。
「大晦日は一日千金」…。大晦日は江戸時代の庶民にとっては、悲喜こもごものドラマが展開される一日であった。人間味あふれる名著を、西鶴没後3百年、西鶴研究の第一人者が平易な現代語訳でおとどけします。
西欧社会の知られざる決闘の全貌を初めて明らかにする。豊富な写真と共に決闘の相克を鮮やかに描きだす。人間の愚かさを考えさせ読書のスケールを広げてくれる好著。