暑い草いきれのなか、白球を追う。無心になってゲームをするときの幸福感ー。草野球チームの監督兼3塁手としてプレーする詩人が、アメリカの野球殿堂を訪ね、チームの公認を得る。そこには元大リーガーも入団する。さらにグラヴやバットの職人を訪ねては、野球への情熱を聞く。ベースボールへの愛が一杯に詰まった一冊。
本書は、大学の講義に利用されることを想定して編まれた世界経済史の入門書である。
歴史の波動を超えて転がり続けた〈さいころ〉の社会史。占具、遊戯・賭博用具。遊戯の補助具としての役割を各時代・社会に位置づけ、木の実や踝骨から立方体への変遷をあとづける。
戦後最大の株大暴落も落ちつき、回復の兆しを見せはじめている。今こそ、まさに何年かに一度の投資チャンスである。本書では、投資作戦の変え方、有望銘柄発掘法、損をしない投資法から、手持ち銘柄の最適な乗り換えプランまでを詳しく解説する。
本書は仏陀の言魂でつづられた書である。ある章には、仏典さながらの、仏陀の獅子吼があり、また別の章には、人類史上空前の悟りが展開されている。
本書は、富士通の通信ソフトウェア開発部が協力会社と一体となって推進している「あゆみ」活動による高品質ソフトウェア開発への果敢な挑戦と創造と感動の5年間の軌跡を啓蒙書としてまとめたものである。
戦後5年、日本の社会もようやくおちついてきた。庄作の娘信子は、予科練帰りの従兄の勲と結婚し、一家にも明るさが戻った。復員後、無気力な生活を送っていた幸彦も、母あやたちの援助によって、ブラジルへ旅立った。昭和29年9月、花房あいは、青函連絡船洞爺丸の遭難で、夫を失った。開拓農民の波瀾の歴史を描く大河小説、第9巻。産経児童出版文化賞大賞,日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞。中学以上向。
明治23年に9歳で北海道に入植したフキも、80歳近くになった。子、孫、曽孫たちも30人をこえ、それぞれの道を歩んでいる。昭和35年、新十津川村70周年祝賀会に、開拓功労者に選ばれたフキは、もんぺ姿で出席した。あらゆる困難をのりこえ、激動の時代をつねに前向きに生きぬいてきた女性の一代記、ここに完結。産経児童出版文化賞大賞、日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞。中学以上向。