本書は、これから物理学を学び研究を志そうという人や、物理に興味をもつ一般の文系・理系の人びとを対象に書かれている。必ずしも物理を専門としていない、いろいろな分野やレベルの人に、量子の世界の研究をわかってもらうために、かなり簡略に書いてある。さらに詳しく知りたい読者のために各章の終わりにいくつかの参考文献がのせてある。
空腹でないのに食べてしまう。食べ物に対して自制がきかなくなり、ダイエットか過食かの、どちらかにはまってしまう。食べ物と肥満について、長時間あれこれと考え、思い悩む。最新のダイエット法を求めて、次から次へと情報をあさる。自分が自己コントロールできない駄目な人間のように思えて、自己嫌悪にとらわれる。自分のからだに嫌悪感を覚える。-そんなあなたのための本です。
作歌に必要な文語文法を、言葉の働きより言葉の使い方まで豊富な例歌と図表をあげて、やさしくわかりやすく説明した。初めての系統的な文法入門書。独習に結社・グループのテキストに最適。
手ばやく、簡単にでき、最少単位、省カロリーの食べきりサイズです。
ある日、アイシテルハウスの庭に、伝説の白馬“つかの馬”があらわれた。つかの馬を時の谷間へつれもどさないと、オサナアソビゴコロ星にたいへんなことがおきてしまう。アイシテルたちは、つかの馬をつれて、子どもにしか入れないふしぎな世界へと旅立つ…。楽しい冒険がいっぱいの、書き下ろしファンタジーシリーズ第5弾。
西欧社会における「水の表象」と「清激のイメージ」の変遷をたどる。
20世紀最大の画家パブロ・ピカソ。レンブラント、エル・グレコ、ベラスケス、マネなど、過去の多くの作品に触発されたピカソは、それらを独自に消化し、自らの作品としてまったく新たに開花させた。絵画のデーモンにとり憑かれた天才は美術史といかなる対話を交わしたのだろうか?稀代の画家・ピカソの創造性・人間性の本質を浮き彫りにする。
大人の恋を描いて抜郡の著者が語るみずみずしい「中年」であるために…。最新エッセイ集。
むかし越前国のある村になまけ者の男がひとりすんでおった。ある日、道で出あったぼうさまから「白山にすむ九つの頭をもつりゅうの目ん玉を一つでも手に入れれば、一生らんくにくらせるぞ」ときいて、大よろこび。さっそく大ぶろしきをせなかにかついで山に出発する「目ん玉どろぼう」など、7人のゆかいな大どろぼうがつぎつぎ登場。
古代から中世にかけて日本列島における空間の「見かた」は大きく変化した。「シマ」のコスモロジーから神社が生まれ、風景が誕生し、山が他界となる。日本文化における空間認知の起源を探る、新進気鋭の力作。
「あかん。手形がパクられた」〈香華堂〉10代目当主の顔から血の気が失せた。このままでは京のお香の老舗が倒産する…。完全犯罪を目論む知能犯一味は、一挙に老舗の一等地を乗つ取るべく襲いかかった。「沈め屋」と呼ばれるパクリ屋や「引揚げ屋」という沈めた手形を回収する魑魅魍魎に、警察も及び腰のなか、一人立ち向かう弁護士日下文雄に勝算はあるか。
万葉時代から現代まで、1400人の作家の約6000編の短歌・俳句・詩を解説した鑑賞事典。和歌・俳句編と詩編の2部構成。和歌・俳句編は自然、恋愛、生活など内容の分野別に排列。詩編では作者の生年順に排列する。本文五十音順・季語・地名・作者別・語彙の各索引を付す。-日本人の心に残る名歌・名句・珠玉の詩を集大成。
本書は、敬虔な信仰者たちが纒めあげたであろう南方所伝の仏伝文学の諸文献と、西欧における近代の仏教研究の諸成果に基づき、ブッダの時代とその生涯を、そしてその後の仏教の歴史を、多くの美しく貴重な図版や写真を使いながら、流麗な文章で簡潔に描き上げたものである。