あなたは信じられますか?これが“最高学府”の実態です!知的向上心を失った学生たちと年功序列に安住する教授たち…。崩壊に瀕した大学の実態を現職教官が生々しくレポート。はたして日本の大学に再生の道はあるのか。
傷つくのが怖くて、愛することをためらっているあなた。「いい人」を演じすぎて自分を裏切り続けているあなた。もっと「愛する」ことに勇敢になってみませんか。
本書は新規な内容を多く含み、スピーカーエンクロージャーの関係の手引書として、広い範囲の事項を7章172項に分け、各項目を1〜3ページに区切り、どこからでも読めるようにまとめました。
文化史的な視点による書道史三部作、待望の完結編。宋、遼、金、元、明、明末清初、清、近・現代の主要な書道資料に加え、新出の石刻資料・拓本類なども収載して内容の充実をはかる。600点の図版を収録。
日本を代表する国際的デザインディレクター川崎和男は、唯一の医学博士のデザイナーであり、デザイン学者、デザイン教育者である。川崎和男は、「日本酒から人工臓器までがデザイン対象だ」とその造形と美学、哲学を社会、企業に提示しつづけている。彼は、デザインが日本を変える、世界を救う、と主張する。そのために、「デザイナーは、喧嘩師でなければならない」と自らの喧嘩史を語る。デザイナーの喧嘩道には華がいる、喧嘩相手は誰なのか。
6×17センチの横長のパノラマ写真を主体に、槍・穂高の重量感に満ちた鋭い岩稜の連なりと、涸沢圏谷の明るく広大なたたずまいをみごとに再現。色彩感にあふれた山岳写真集。
アクションリサーチという言葉が出まわるずっと前からそれぞれ異なるテーマと現場に取り組み、平和学を共通項として出会った八名の研究者の「平和学の現在」を描き出す共同作業として本書は生み出された。平和学に関心をよせる人びとへの手引きであるとともに、冷戦時代に形成された従来の平和学をアップデイトする試みでもある。
崇徳上皇を取材する浅見光彦は崇道神社で一人の女性と出会った。彼女は現像前のフィルムを浅見に託し姿を消してしまった。一方、特別養護老人ホームで次々に起きる「不審な事件」に、事務員の坂口富士子は違和感を募らせる。富士子と浅見の出会いは、事件の闇をさらに深くする…。人間の生命、尊厳、そして血脈の本質を真摯に描く感動のミステリー、待望の文庫化。
言葉の中に現実を累乗する、きわめて洗練された詩法によって、パウル・ツェランやヨシフ・ブロツキイをはじめ、多くの詩人たちに多大な影響を与え続けてきた20世紀ロシア最大の詩人、オーシプ・マンデリシターム。ロシア詩の百花繚乱と革命の激動期、文化的混沌の中で、「言葉による創造」としての「ポエジー」を軸に、言葉を媒介とした人間と世界との関係を明らかにすべく、言語・芸術・歴史・政治等に関する思考を縦黄に展開した詩人唯一の評論集の全訳。本邦初訳。
「カレー大王」の異名をとる著者が、インドの家庭で、東南アジアの屋台で、美味しい!と思えば台所にはいりこみ、秘伝を聞き出し、試作を重ね、我家のメニューに加えた本場仕込みのカレー・レシピ集。この本は単なるクッキング・ブックではなく、カレーを讃える求道者のカレー諸国探訪記、香り高き黄金色の文化誌である。…さてと、今夜は何カレー?オールカラー文庫。
本書は日本中毒情報センターに勤務する薬剤師達が日常の情報提供活動の中で培ってきた急性中毒処置に関する知識の集大成であり、今回の改訂では家庭で頻用される化学物質、OTC薬などを中心に54項目の化学物質についての毒性情報と中毒処置のノウハウを追加。
一本の柱に垂直性を、複数の柱がかこむ間(ま)に水平的展開を見る著者は、優れた日本建築と庭園を渉猟し、その空間の特質を、多彩な美とともに示し、日本人の空間意識や空間意匠における間の重要性を解きあかす。名論文、待望の再録成る。