北陸地方にある村の駐在所から警察官が失踪した。県警本部から派遣された調査官・樋口透吾は、後任の駐在・島崎巡査部長と共に失踪の謎を追う。そして、過去に発生した事件や事故が、村に存在する大型複合福祉医療施設に関係していると気づいた。「施設」に収容されている人々は、認知症の老人、問題を抱える小中学生、更生が必要な若者たちのみ。経営母体は世界的巨大資本の製薬会社。それに群がる日本政官財の黒い欲望と闇。そして子どもたちの間で囁かれる「アル=ゴル神」。この村で、一体何が起きようとしているのか。二人の捜査が難航する中、さらに凄惨で不可解な殺人事件が発生した。連鎖しながら加速する事態は、樋口自身の過去にも繋がっていくー。慟哭の警察小説。
答えのない時代を生き抜くための教養入門。歴史、哲学、言語、心理、文化、経済、社会、日本、芸術、全9章で各分野の知識を総ビジュアル化!!「ビジネス」&「学び直し」にも効く!
妄想と現実の狭間で、時に怒り、時に涙しながら、人の世の不条理と栄枯盛衰を綴る、天才コラムニスト・ブラマヨ吉田敬の猛毒エッセイ58篇!!
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わたし、エイミー・アン、9歳。家ではわがままな妹がやりたいほうだいで、おちつくのは図書室にいるときだけ。でもある日、お気に入りの本が棚から消えていた。いったいどうして?
「がんになって良かった」これは生き残った「がんサバイバー」としての言葉ではない。著者が大学1年の冬、数ヶ月に及ぶ抗がん剤治療を乗り越え、その先に待っていた十時間を超える難手術に向かう前夜にブログに記した言葉だ。その後も入退院を繰り返す著者は、どんな思いでこの言葉を発し、病と死に向き合い、そして人生について考えたのかー。
物事にはすべて順番があり、誰もがそれを知って、実際にそのように行っています。ところが、読書に関しては、なぜかこの真理が忘れられがちです。最初に誤った1冊を手にしてしまったために、理解できずに挫折してしまう人が少なくありません。あるいはどんどんおかしな方向に読書を進めてしまう。本書は、初心者の読むべき本、中級者の読むべき本、そして上級者が挑戦すべき本の3段階に本を分け、順を追って理解しようというものです。
日本一ノートを売る会社コクヨの人が膨大なメモを収集してわかった“手で考える方法”。
’23年9月、’24年1月試験対応。24年度よりCBT方式へ移行。学科・実技に対応。カラーの図解でよくわかる!親しみやすい文章ですぐわかる!問題演習もバッチリ!
『皐月闇』-命を絶った青年が残した一冊の句集。そこに記された十三句を解釈していくほどに、隠された秘密が浮かび上がる。『ぼくとう奇譚』-奇妙な花魁たちと遊ぶ夢を見る男。その謎を解かなければ命が危ないという。やがて夢の中の様子も陰惨さを極めていき…。『くさびら』-リング状の模様を描いて、キノコが家を埋め尽くしていく。怪現象に何らかの意思を感じた男は、呪法の儀式を行おうとする。
水玉もようのかさをおいかけているうちに、リナは、ふしぎな町へやってきた。森の深い緑の中に、赤やクリーム色の家が六けん。石だたみの道は、雨がふったようにぬれている。ここが、リナのさがしていた、霧の谷の気ちがい通りだった。
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鬼才穂村弘、9年ぶりの書き下ろし歌集。