活動を再開した布袋が最新アルバムを掲げて全国ツアーを敢行。その象徴とも言うべき日本武道館のステージを収めたのが本作。朋友・松井常松が参加し、BOΦWYファンにもアピール。
久々の新作リリース、そしてサマーソニック出演と、再評価著しいチープ・トリックが、彼ら自身及び武道館の名を世界に知らしめた名ライヴ盤。78年4月の大阪厚生年金会館と日本武道館での録音。
2004年4月26日に3時間にわたって行なわれた日本武道館を完全収録した3枚組ライヴ・アルバム。圧倒的な技巧が芸術の域に達しているバンドだが、細かな音使いまで完璧。ステージにおける楽曲の再解釈も魅力を増しており、観客を惹き付ける。一つの金字塔的作品。★
2004年2月20日、日本武道館でのチャリティー・コンサートの模様を収めたライヴ盤。テノールにしては深く落ち着きがあり、しかもラテン的な明るさと力強さを兼ね備えた新垣勉の歌唱の魅力をオーケストラ伴奏で豪華に味わえる。名曲アルバムとしても充実。
2003年11月の武道館ライヴを収録。躍動的な(1)はインディーズ時代から曲作りのセンスが突出していたことを伝える。7拍子の(11)は変拍子をものともしない疾走感と一体感のある演奏が魅力。ペダル・スティールやオルガンが効果的な(13)にはスタジオ版を上回る温かさを感じる。
1987年2月24日に武道館で行なわれた、BOφWY史上最高と呼ばれるライヴを音源化。確かに、セット・リスト、演奏、息づかい、客との距離感、武道館らしい音がほんのりとこもる雰囲気といい、まさにロックンロール・パーティと呼べる極上のライヴ盤であるといえる。
突如20年前の曲(13)がヒット・チャートを駆け登り、そのナンセンスなギャグセンスと歌が見直されたために、大急ぎで編成された代表曲集。フォーク・グループでありながらサウンドにこだわらず、演歌から音頭、タンゴとなりふり構わない姿勢は笑える。
78年、ディランが初めて来日した時の、武道館でのコンサートを収録・構成したライヴ盤。この時の日本公演は、'66年のあのオートバイ事故以来の、12年ぶりのワールド・ツアーに先立つものでもあり、その意味でもこのアルバムは貴重な記録だと言える。8人編成のバンドと3人の女性コーラスを従えて、過去16年間の代表曲を大胆なアレンジでプレイするディランはとても力強い。このライヴ盤を聴いて、「京都の龍安寺の石庭で今もなお鳴り続けている」というディランの「心臓の鼓動」を聴きとれる人は少ないだろうが、このライヴ盤を楽しむことは誰にでも出来る。ディランの他のアルバムと同じように、さまざまなやり方で、自由にーー。