<大特集 いざ鎌倉!>
NHK新大河ドラマ 鎌倉殿の13人 放送開始記念
主演 小栗 旬インタビュー
13人の歴史作家が鎌倉時代を描く
読んで旅する鎌倉時代
序文 大河ドラマ「鎌倉殿の 13人」時代考証者 坂井孝一
第一話 「一樹の蔭」小栗さくら
第二話 「妻の謀(はかりごと)」鈴木英治
第三話 「初嵐」阿部暁子
第四話 「恋真珠」赤神 諒
第五話 「石橋山の戦い」武内 涼
第六話 「義時の憂鬱」松下隆一
第七話 「兄の涙と弟の泪(なみだ)」矢野 隆
第八話 「鎌倉霊泉譚」鳴神響一
第九話 「願成就院(がんじょうじゅいん)の決意」近衛龍春
第十話 「ある坂東武者の一生」吉森大祐
第十一話 「由比ガ浜の薄明」天野純希
第十二話 「実朝の猫」砂原浩太朗
第十三話 「修善寺の鬼」高田崇史
小栗さくらと訪ねる 鎌倉・伊豆紀行
<W全編公開>
塩田武士 朱色の化身
今村翔吾 イクサガミ 天
塩田武士×今村翔吾 新春ジャンルオーバー二大作家放談
塩田武士インタビュー 石戸諭
朱色の化身 書評 瀧井朝世
<特別鼎談>
新春スペシャル鼎談 いま大切にしたい『言葉』について
林真理子&桐野夏生&栗木京子
<発表>
第一回けんご大賞 発表!
<新連載第二回>
新川帆立 競争の番人
<シリーズ>
門井慶喜 一国の国主 天文十一年甲府洪水
澤田瞳子 白夢破(はくむのやぶれる)
<本>
書評現代
ミステリー 若林踏
青春・恋愛小説 吉田大介
時代小説 柳亭小痴楽
エッセイ・ノンフィクション 内藤麻里子
読書中毒日記 東山彰良
今月の平台
次号予告 呉 勝浩 全編掲載
<エッセイ>
森川 葵 じんせいに諦めがつかない
酒井順子 人はなぜエッセイを書くのか 〜日本エッセイ小史〜
岸田奈美 飽きっぽいから、愛っぽい
<コラム>
〆切めし 浅倉秋成
武田砂鉄 もう忘れてませんか?
<漫画>
益田ミリ ランチの時間
意志強ナツ子 るなしい
第17回小説現代長編新人賞募集
第68回江戸川乱歩賞募集<大特集 いざ鎌倉!>
NHK新大河ドラマ 鎌倉殿の13人 放送開始記念
主演 小栗 旬インタビュー
13人の歴史作家が鎌倉時代を描く
読んで旅する鎌倉時代
序文 大河ドラマ「鎌倉殿の 13人」時代考証者 坂井孝一
第一話 「一樹の蔭」小栗さくら
第二話 「妻の謀(はかりごと)」鈴木英治
第三話 「初嵐」阿部暁子
第四話 「恋真珠」赤□ 諒
第五話 「石橋山の戦い」武内 涼
第六話 「義時の憂鬱」松下隆一
第七話 「兄の涙と弟の泪(なみだ)」矢野 隆
第八話 「鎌倉霊泉譚」鳴神響一
第九話 「願成就院(がんじょうじゅいん)の決意」近衛龍春
第十話 「ある坂東武者の一生」吉森大祐
第十一話 「由比ガ浜の薄明」天野純希
第十二話 「実朝の猫」砂原浩太朗
第十三話 「修善寺の鬼」高田崇史
小栗さくらと訪ねる 鎌倉・伊豆紀行
<W全編公開>
塩田武士 朱色の化身
今村翔吾 イクサガミ 天
塩田武士×今村翔吾 新春ジャンルオーバー二大作家放談
塩田武士インタビュー 石戸諭
朱色の化身 書評 瀧井朝世
<特別鼎談>
新春スペシャル鼎談 いま大切にしたい『言葉』について
林真理子&桐野夏生&栗木京子
<発表>
第一回けんご大賞 発表!
<新連載第二回>
新川帆立 競争の番人
<シリーズ>
門井慶喜 一国の国主 天文十一年甲府洪水
澤田瞳子 白夢破(はくむのやぶれる)
<本>
書評現代
ミステリー 若林踏
青春・恋愛小説 吉田大介
時代小説 柳亭小痴楽
エッセイ・ノンフィクション 内藤麻里子
読書中毒日記 東山彰良
今月の平台
次号予告 呉 勝浩 全編掲載
<エッセイ>
森川 葵 じんせいに諦めがつかない
酒井順子 人はなぜエッセイを書くのか 〜日本エッセイ小史〜
岸田奈美 飽きっぽいから、愛っぽい
<コラム>
〆切めし 浅倉秋成
武田砂鉄 もう忘れてませんか?
<漫画>
益田ミリ ランチの時間
意志強ナツ子 るなしい
第17回小説現代長編新人賞募集
第68回江戸川乱歩賞募集
【婦人画報2024年2月号増刊 特別表紙版内容】
婦人画報2024年2月号増刊の表紙に、松本幸四郎さん、市川染五郎さんが親子で登場!
歌舞伎俳優としてだけでなくテレビドラマや映画まで活躍の幅を広げ、池波正太郎生誕100年企画で新たに映像化される時代劇「鬼平犯科帳」に出演する松本幸四郎さんと市川染五郎さん。劇中で同一人物(長谷川平蔵)の過去と現在を親子で演じ分けることとなったことで話題のふたりが、“「時代劇」が教えてくれること”について語ってくれました。
※増刊「松本幸四郎・市川染五郎特別版」は、表紙のほかにも内容の一部が通常版と異なります。
1
●京都、ごはんたべ2024
季節の情趣を味わう割烹をはじめ、心のこもったおばんざいが人気の和食店、京の旬を巧みに表現するフレンチやイタリアン、ハーブやスパイスを利かせた個性豊かなひと皿まで……。
こんなに豊かな食体験ができるのは、千二百年もの間たゆまぬ革新を続け、今日まで食文化をつないできた京都だからこそ。
話題の料理人による最旬店から京都人が愛する老舗の名店まで、
“本当においしいお店”の、最新アドレスをお届けします。
2
●松本幸四郎、市川染五郎 「時代劇」を語る
実在の人物である火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする池波正太郎の時代小説『鬼平犯科帳』は、1969年に初代松本白鸚主演で映像化されて以来、丹波哲郎、萬屋錦之介、二代目中村吉右衛門へと引き継がれ、テレビ時代劇の金字塔として多くの人に愛されてきた作品です。
その名作が新たなシリーズとしてよみがえります。主人公の「鬼平」こと長谷川平蔵を松本幸四郎さん、若き日の「鬼平」、長谷川銕三郎を市川染五郎さんが演じます。
時を経ても変わらない、時代劇の奥深い魅力をおふたりに語っていただきました。
3
●樂 直入、樂 雅臣 土をやく、石をやく 循環する器(かたち)
対峙しているわけではない。
共鳴しているわけでもない。
それは、二人の芸術家が、それぞれの創作活動を
続ける過程で生じた、ひとときの邂逅。
その邂逅は、時に緊張を孕み、
時に束の間の親和を育む。
樂 直入75歳、樂 雅臣41歳。
樂家四百五十年の歴史の照射を浴びながら
二人は向かい続ける。土と石に。
4
●チョコレートに魅せられて
口に入れるとわずか数秒で溶けていく儚い存在ながら、私たちをこのうえない幸福感で満たしてくれるチョコレート。
その魔法のような力に魅せられ、作り手は夢を託します。小さなひと粒の味わいがより豊かになる物語をお届けします。
5
●「最強の開運ライフ」を約束する ソウルアイテム2024
ついに新年の幕開けです。龍神さまのご加護を受ける辰年は、エネルギーに満ちて大きな変化が見込まれるとされます。
ひたむきに努力をすることで「上昇の気」に乗り切っていきたいものです。その気運をあと押しし、ポジティブなパワーを注ぐ“ソウルアイテム”をピックアップしてお届けします。
ファッション小物やライフスタイルアイテム、お財布など、新たな年のお買い物リストにぜひ加えてみてください。
6
●婦人画報の人生相談室[新春スペシャル鼎談]悩みの効用
人生は悩みの連続です。婦人画報デジタルの有料会員サービス「婦人画報プレミアム」では、「婦人画報の人生相談室」と題し、ロバート キャンベルさん、阿川佐和子さん、若新雄純さんに、月替わりで読者から寄せられるお悩みに答えていただいています。
このたび、新年のスペシャル企画として、誌面での御三方の顔合わせが実現しました。
1年間、さまざまな人生相談に答えていただいた皆さんに、あらためて「悩みとは何か」「悩みにどう向き合えばいいか」を伺うと、思いもよらない名言が続出!
悩んでこそ人生。悩むことは決して悪くない。そう思えるヒントが満載です。
7
●吉永小百合、美の本質
この数年、時流が大きく変容していくなかで、美容や健康に対する価値観が変わってきたという人は少なくないでしょう。
そうした変化に伴いこれまでより“本質”を求めるムードも高まっているようです。
それでは“美の本質”とはいったい何なのか──。
あらためてこの大命題について、私たちの永遠の憧れのひと、俳優・吉永小百合さんにお聞きしました。
その独自の美意識、美しさを保ち続けるライフスタイル、そして美しいものを創造する秘密を繙きます。
吉永さんが紡ぎ出すのは、未来につながる視点です。
私たちがこれからの美を考えるうえでヒントとなる吉永さんの言葉をお届けいたします。
8
●ジョンウさん(ONE PACT)×辛酸なめ子[漫画家・コラムニスト]
あなたの好奇心と知性を磨く専門学校「エコール・ド・婦人画報」。
各界著名人が講師としてご登壇!人気の連載に、ONE PACTのジョンウさんが登場します。
【婦人画報2024年2月号通常版の内容】
■第一特集は「京都、ごはんたべ 2024」 いま行きたい名店57軒
話題の料理人が手掛ける最旬店から、京都人がこよなく愛する名店、一度は訪れるべきレジェンドの一軒まで、さまざまなジャンルの“本当においしいお店”をお届け。
「いま、京都で何を食べたらいい?」そんな美味しいもの好きの期待に応える、完全保存版の京都・食ガイドです。
1
●京都、ごはんたべ2024
季節の情趣を味わう割烹をはじめ、心のこもったおばんざいが人気の和食店、京の旬を巧みに表現するフレンチやイタリアン、ハーブやスパイスを利かせた個性豊かなひと皿まで……。
こんなに豊かな食体験ができるのは、千二百年もの間たゆまぬ革新を続け、今日まで食文化をつないできた京都だからこそ。
話題の料理人による最旬店から京都人が愛する老舗の名店まで、“本当においしいお店”の、最新アドレスをお届けします。
2
●松本幸四郎、市川染五郎 「時代劇」を語る
実在の人物である火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする池波正太郎の時代小説『鬼平犯科帳』は、1969年に初代松本白鸚主演で映像化されて以来、丹波哲郎、萬屋錦之介、二代目中村吉右衛門へと引き継がれ、テレビ時代劇の金字塔として多くの人に愛されてきた作品です。
その名作が新たなシリーズとしてよみがえります。主人公の「鬼平」こと長谷川平蔵を松本幸四郎さん、若き日の「鬼平」、長谷川銕三郎を市川染五郎さんが演じます。
時を経ても変わらない、時代劇の奥深い魅力をおふたりに語っていただきました。
3
●樂 直入、樂 雅臣 土をやく、石をやく 循環する器(かたち)
対峙しているわけではない。
共鳴しているわけでもない。
それは、二人の芸術家が、それぞれの創作活動を
続ける過程で生じた、ひとときの邂逅。
その邂逅は、時に緊張を孕み、
時に束の間の親和を育む。
樂 直入75歳、樂 雅臣41歳。
樂家四百五十年の歴史の照射を浴びながら
二人は向かい続ける。土と石に。
4
●チョコレートに魅せられて
口に入れるとわずか数秒で溶けていく儚い存在ながら、私たちをこのうえない幸福感で満たしてくれるチョコレート。
その魔法のような力に魅せられ、作り手は夢を託します。小さなひと粒の味わいがより豊かになる物語をお届けします。
5
●「最強の開運ライフ」を約束する ソウルアイテム2024
ついに新年の幕開けです。龍神さまのご加護を受ける辰年は、エネルギーに満ちて大きな変化が見込まれるとされます。
ひたむきに努力をすることで「上昇の気」に乗り切っていきたいものです。その気運をあと押しし、ポジティブなパワーを注ぐ“ソウルアイテム”をピックアップしてお届けします。
ファッション小物やライフスタイルアイテム、お財布など、新たな年のお買い物リストにぜひ加えてみてください。
6
●婦人画報の人生相談室[新春スペシャル鼎談]悩みの効用
人生は悩みの連続です。婦人画報デジタルの有料会員サービス「婦人画報プレミアム」では、「婦人画報の人生相談室」と題し、ロバート キャンベルさん、阿川佐和子さん、若新雄純さんに、月替わりで読者から寄せられるお悩みに答えていただいています。
このたび、新年のスペシャル企画として、誌面での御三方の顔合わせが実現しました。
1年間、さまざまな人生相談に答えていただいた皆さんに、あらためて「悩みとは何か」「悩みにどう向き合えばいいか」を伺うと、思いもよらない名言が続出!
悩んでこそ人生。悩むことは決して悪くない。そう思えるヒントが満載です。
7
●吉永小百合、美の本質
この数年、時流が大きく変容していくなかで、美容や健康に対する価値観が変わってきたという人は少なくないでしょう。そうした変化に伴いこれまでより“本質”を求めるムードも高まっているようです。
それでは“美の本質”とはいったい何なのか──。
あらためてこの大命題について、私たちの永遠の憧れのひと、俳優・吉永小百合さんにお聞きしました。
その独自の美意識、美しさを保ち続けるライフスタイル、そして美しいものを創造する秘密を繙きます。
吉永さんが紡ぎ出すのは、未来につながる視点です。
私たちがこれからの美を考えるうえでヒントとなる吉永さんの言葉をお届けいたします。
8
●ジョンウさん(ONE PACT)×辛酸なめ子[漫画家・コラムニスト]
あなたの好奇心と知性を磨く専門学校「エコール・ド・婦人画報」。
各界著名人が講師としてご登壇!人気の連載に、ONE PACTのジョンウさんが登場します。
※婦人画報2024年2月号は、通常版のほかに松本幸四郎さん、市川染五郎さんが表紙に登場する特別版を同時発売します。通常版と特別版は、内容の一部が異なります。
権力への野心、迸しる情熱、冷酷無比な横顔を見せつつ燦然と輝く女たちの魔性。「“伝説”になった女たち」に続く山崎洋子の女性評伝。
古代より近代まで華麗に、哀婉に、そして物狂おしく日本史の中に花開いた恋の数々。山崎洋子の好評“女性歴史エッセイ”シリーズ第三弾。
求めたものは天下の名分である。反逆ではない。智将明智光秀の運命を決めた10日間の心理を鋭く洞察した表題作ほか傑作歴史小説3編収録。
GAMING THE MULTIVERSE
拡張するゲームと世界
『WIRED』日本版、10年ぶりのゲーム特集──。この世界では今日も30億人のプレイヤーたちがゲームパッドやVRコントローラーを夢中で握りしめている。AIという“知性”を獲得したゲーム内世界は「リアルとは何か」の再考を迫り、XRが3次元の制約を超えた没入体験を実現し、オープンワールドを埋め尽くす無限のストーリーがわたしたちの人生を紡いでいるのだ。いまやゲームエンジンによって物理社会をもその領域に取り込み、マルチバース(多次元世界)へと拡張していくゲームのすべてを総力特集!
水口哲也、中村育美、三宅俊輔、生高橋、溝部拓郎、外山圭一郎、npckc、Daigo、アン・フェレロ、但木一真、田中“hally”治久、戸田誠司、中村弘二、Jini、中川大地、山内万丈、玉樹真一郎、樹ひかり、伊藤明日香、クリス・コーラー、三宅陽一郎、八島游舷、水野祐、豊田啓介、倉田哲郎、川田十夢ほかが登場。
EDITOR’S LETTER
ゲームが世界をのみ込む
WELCOME TO THE WORLD WITHOUT SCREENS
ゲームは四角いスクリーンを飛び出し
いよいよ空間に溶けていく
水口哲也に再び訊く、次の10年に起こること
『WIRED』日本版が前回ゲーム特集を行なったのは2012年。そのなかで「今後10年のゲーム業界を読み解くキーワード」として、ゲームエンジン、インディーデべロッパー、デモクラタイゼーションといった今日につながる重要な視座を提示したのが、クリエイター/ゲームデザイナーの水口哲也だった。彼はいま、何を見据えるのか。10年の時を経て、再び「次の10年の展望」を訊く。
WHY STAY INDEPENDENT?
わたしたちがゲームをつくる理由
いわゆる“大手”と呼ばれるゲーム会社から独立した立場をとり、自らが理想とするゲームづくりを追い続けるスタジオや開発者たち。ゲームの多様性の源ともいえるその創作のモチベーションやインスピレーションはどこにあるのか? 世代もキャリアも立場もさまざまな東京の独立系開発者たちの横顔を追うフォトストーリー。
中村育美/三宅俊輔/生高橋/溝部拓郎/外山圭一郎/npckc/Daigo/アン・フェレロ
THE PLAYER-DRIVEN ECONOMY
「プレイして稼ぐ」の経済圏
但木一真
ブロックチェーンゲームの文脈で注目されている「Play to Earn(P2E)」。しかし、ゲームを中心に生まれる経済活動は、NFTを利用したゲームが生まれるずっと前から存在していた。興行や動画コンテンツ、議論の的となることも多い二次創作まで、「プレイして稼ぐ」の経済圏の過去と現在、そして未来を見つめる。
FROM CHIP TO POP
かくしてゲーム音楽はポピュラーミュージックになった
1980年代、チープな電子音が街を満たし始めた。街角のゲーセン、またはファミコンが接続されたお茶の間のテレビから、それは響いた。これぞ偉大なミニマルサウンド。なんて議論は当時は(ほぼ)なかったが創造性という点でいうならポップスもゲーム音楽も同じなのだといまでは断言できる。ゲーム音楽史の第一人者田中“hally”治久がひもとくゲーム、あるいは音楽の拡張の歴史。
田中“hally”治久/戸田誠司/中村弘二
SIMULATING THE REAL WORLD
ゲームをつくらないゲームエンジン
ゲーム開発に不可欠なゲームエンジン。デザイン、アセット、音楽、さらには人工知能まで、ビデオゲームの開発を効率化したミドルウェアはいまやゲーム業界を飛び出し「社会のミドルウェア」になろうとしている。
VIDEO GAMES AND STORYTELLING
ヴィデオゲームの物語論
Jini
他メディアにはないインタラクティブなシステムやデザインをもつゲーム。没入感を生かしたメディアは、これまで物語をどう語ってきたのか? そして、インタラクティブなメディアであるが故のゲームの責任とは?
EXPANDING CHRONOLOGY
「一緒に遊ぶ」の現代史
中川大地
20世紀から21世紀にかけての社会や情報技術の変遷において、ゲームはどんな役割を果たしてきたのか。世界大戦後の「現実」に拮抗する〈理想〉〈夢〉〈虚構〉、そしてポスト冷戦期の「現実」を塗り替える〈仮想〉〈拡張〉〈複合〉という時代性の読み解きから、人々が「一緒に遊ぶ」テクノロジーの系譜を振り返る。
NINTENDO
THE MAKER OF NEW RECREATION
娯楽の進化とゲームの深化
任天堂と5つの視点
日本を代表するゲーム企業のひとつ、任天堂。花札やトランプからゲームへとその舞台を拡張した同社のDNAはどこにあるのか。エリア開発やスタートアップ投資を手がける創業家ファンドや起業家、ゲームクリエイター、元任天堂の作曲家やジャーナリストなど、5人がもつ外部の視点から同社の独自性を追った。
山内万丈/玉樹真一郎/樹ひかり/伊藤明日香/クリス・コーラー
INVISIBLE/SEAMLESS
ゲームAIが都市(≒環境)に溶け出すとき
ゲームは本来エンターテインメント。しかしこの領域で培われた人工知能(AI)の生態系が、これからの生活に少なからずかかわってくることは間違いなさそうだ。ゲームから発達したAIは、わたしたちの未来に何をもたらすのか。ゲームAI研究の泰斗・三宅陽一郎と、スマートシティの真なる実装を目指す建築家/研究者の豊田啓介にその可能性を訊いた。
三宅陽一郎/豊田啓介
AS A TOOL
GAMING STUFF
ゲームのテクノロジーと思考は、ますます社会へ拡張されていく。当然ライフスタイルだって無縁ではいられない。ヘビーゲーマーであろうがなかろうが、仮想ではなくフィジカルな生活をアップデートするべきで、そのためのツールはいろいろある。
天駆せよ法勝寺 for PrayStation VR3、
ただしメタバース死にゲー
八島游舷
作家・八島游舷のもとに、台湾のゲーム会社から『天駆せよ法勝寺 for PrayStation VR3』のβ版が送られてきた。「天駆せよ法勝寺」とは、宇宙僧が星寺に搭乗して遥か彼方の星を訪れる冒険を描いた游舷のSF小説である。訝しく思いながらも、「原作者は果たして最強になれるのか」を確かめるべく、游舷はヘッドセットとグローブ型VRコントローラーを装着する……。『WIRED』初登場となる偉才・八島游舷による、自身の作品世界を下敷きにした「死にゲー」と転生を巡るメタストーリー。
GET IN THE GAME
eスポーツコーチの孤独と挑戦
辺境の地の「若者たち」と「社会」の接点としてのゲーム
愛する妻を亡くした失意のなか、自分自身をも見失いかけた男が、再び生きる気力を取り戻そうと掲げた使命──それは、米国ワイオミング州シャイアンの若者たちに、eスポーツを通して希望を与えること。学費の問題や学業との両立など、血と汗がにじむような努力を重ねた新生eスポーツチームと、その集団を率いたコーチの奮闘の記録。
NEW TRUST, NEW SOCIAL CONTRACT
水野祐が考える新しい社会契約
〔あるいはそれに代わる何か〕
第11回 アヴァターと相互運用性
法律や契約とは一見、何の関係もないように思える個別の事象から「社会契約」あるいはそのオルタナティブを思索する、法律家・水野祐による連載。ゲームの先に見えているメタバースにおいて課題となる「相互運用性」について、アバターの標準化ファイルフォーマットの視点からひも解く。
すすめ!! VIRTUAL CITIES Inc.(仮)
豊田啓介 × 倉田哲郎
第9回 ルールを制定するのは誰?
モノと情報が重なる“共有基盤=コモングラウンド”の可能性を追求する建築家・豊田啓介と、大阪府箕面市の市長を3期にわたり務めた倉田哲郎。この両名が、日本のスマートシティ戦略にもの申すべく張った「共同戦線」に密着する集中連載の第9弾!
Way Passed Future
川田十夢の「とっくの未来」
第23回 プロンプトエンジニアリングと『智恵子抄』
文学が記述した「ジャンル分けされる前の未来」の痕跡を見いだし「いま」と接続することで、文学とテクノロジーを新たなパースペクティブで捉える本連載。今回のテーマはプロンプトエンジニアリング、いわゆる「お絵描きAI」だ。同技術を駆使するために必要な能力を、高村光太郎を引きながら探る。
<特集 池波正太郎生誕百年&映画化決定>
池波正太郎生誕百年、映画『仕掛人・藤枝梅安』の公開を記念して、原作シリーズが生まれた「小説現代」で大特集! 不朽の名作の息吹をもう一度。
令和に蘇る「仕掛人・藤枝梅安」
豊川悦司×片岡愛之助 Wインタビュー
映画人物相関図
2023年2月、4月に連続公開となる『仕掛人・藤枝梅安』。現代に梅安が蘇る意味とはーー。梅安を演じる豊川悦司さん、相棒役の彦次郎を演じる片岡愛之助さんが語る、撮影秘話。
京極夏彦&貫井徳郎 特別対談
原作、映画、ドラマ……あらゆる梅安を読み、観てきた、まさに梅安博士の二人が、これまでの梅安から最新映画の魅力までを語り尽くす。
書評 縄田一男/あわいゆき
何度も「仕掛人・藤枝梅安」を通読してきた縄田さんと、今回、「仕掛人・藤枝梅安」シリーズ全七巻を一気読みした現役大学生書評家・あわいゆきさん。「鬼平犯科帳」「剣客商売」と並ぶ、池波時代小説の金字塔に、熟達の書評家とZ世代が向けるまなざしとは。
池波正太郎 梅安こぼればなし(再録)
1978年2月号「小説現代」掲載。梅安が生まれた経緯や作品への思いなど、当時の息づかいが感じられる、池波正太郎の貴重な語り下ろしを限定再録。
<全編公開>
松下隆一 侠(きゃん)
時は江戸。深い業を背負う蕎麦屋の男が、周囲の人々との心の交流を経て死の直前に見たものは、絶望か、それともーー。早くも2023年一番泣ける時代小説が誕生!
書評 縄田一男/細谷正充/末國善己
<掌編特集>
その七十余年の山あり谷ありの人生は、その後の歴史に関わる決断に満ちていた。2023年1月スタートのNHK大河ドラマ「どうする家康」も話題になること必至。難しい選択を迫られ続ける今の日本に必要なのは、この男だ!
掌編特集 そのとき、家康はどうした!?
地図・年譜
「囚われ童とうつけ者」矢野隆 「悪妻の道」風野真知雄
「生さぬ仲」砂原浩太朗 「三河より起こる」吉森大祐
「徳川改姓始末記」井原忠政 「鯉」谷津矢車
「親なりし」上田秀人 「魔王」松下隆一
「賭けの行方 神君伊賀越え」永井紗耶子 「長久手の瓢」山本巧次
「塩を納めよ」門井慶喜 「点睛」小栗さくら
「燃える城」稲田幸久
<ドラマ化決定!>
2023年1月5日(木)22時、フジテレビ系列で放送スタート!
忍者に結婚は難しい
菜々緒&鈴木伸之インタビュー
「現代を生きる忍者」を演じる二人が語る、魅力と共感ポイントとは。
横関大 『忍者に結婚は難しい』
最新スピンオフ 忍者に披露宴は難しい
披露宴前日に舞い込んだ、抜け忍を探せという「指令」。
悟郎にばれないように、蛍は相手を見つけ出せるか。
<シリーズ>
長浦 京 NOC 緋色の追憶2
フランスから来たエリス・ノアイユの監視任務を続ける沖野修也。彼女の都内観光に付き合わされることになったのだがーー
恩田 陸 月蝕
月のない夜のこと。聖は、学園で過ごした不可思議な日々を思い出す。「彼女」はいったい何者だったのか。
<読み切り>
花房観音 おばさんだって出会いはある
熱海のホテルで急死した七十歳の夫。現地に駆け付けた妻を迎えたのは痩せぎすの女だった。平穏な老後がひっくり返る!
王谷晶 ◀◀(リワインド)
古ぼけたVHSデッキの巻き戻しボタンが、四十路の出戻り女をほろ苦い青春の只中に引き戻す。ノスタルジックなエモさ満点の”ループ小説”。
<企画>
乱歩賞作家・荒木あかねさんが「青春」と出会った日
史上最年少受賞作家が、泣いて、笑って、作家の一歩をしっかり踏み出した一日を誌上レポート。
藤石波矢 池袋Under Ground
若者に大人気の短尺動画アプリTikTokと講談社がコラボ!? TikTokから生まれる新時代の物語とはいったい?
呉勝浩×夕木春央 いま最も熱いミステリ作家2人のスペシャル対談
日本最大級のミステリランキングを講談社作品が席巻! 『爆弾』の呉勝浩と、『方舟』の夕木春央がミステリについて語り尽くす!
<コラム>
今月の才能箱 映画監督・脚本家 春本雄二郎
〆切めし 天城光琴
武田砂鉄 もう忘れてませんか?
<漫画>
益田ミリ ランチの時間
意思強ナツ子 るなしい
<本>
書評現代
ミステリー 若林 踏
青春・恋愛小説 吉田大助
時代小説 柳亭小痴楽
エッセイ・ノンフィクション 内藤麻里子
読書中毒日記 こだま
今月の平台
第18回小説現代長編新人賞募集
第69回江戸川乱歩賞募集
執筆者紹介
<アニメ放送開始直前!>
7月5日よりフジテレビ「+Ultra」ほかにて放送開始!
『アンデッドガール・マーダーファルス』青崎有吾 特集
最新作2作一挙掲載
輪る夜の彼方へ流す小笹船
鬼潜み闇奔る魔都平安京。まだ平凡な少女だったころの若き輪堂鴉夜は傲岸不遜で最強の陰陽師と共にいた。
人魚裁判
ノルウェーに来た《鳥籠使い》一行。そこで出会ったのは殺人の罪で法廷に立たされた「人魚」⁉ リーガル本格ミステリ!
アニメ化記念鼎談
《黒沢ともよ》×《八代 拓》×《青崎有吾》
人気声優が生首の演技に挑戦!? "鬼殺し"の勉強に落語を聴きまくる!? 原作者が驚愕したアフレコ事情とは?
<待望の第二部 全編公開!>
『普天を我が手に 第二部』奥田英朗
昭和元年生まれの4人が主人公の一大群像劇。太平洋戦争開戦までを描いた第一部に続き、今回は、4人の青春時代が描かれる第二部を全編公開。これぞエンタメ小説の最高峰!
奥田英朗インタビュー
「歴史を借景にして、人間模様を描きたい」
「昭和は”近代日本の青年期”なので、ドラマに満ちていて面白い」と語る奥田さん。なかなか語られることのない創作のヒントなどを、じっくり伺った。
第一部の冒頭特別公開&あらすじ紹介
期間限定で第一部の冒頭を特別公開。また、あらすじ、登場人物紹介、年表を読めば、第1部のあらましがすっきりとよくわかる!
<新連載>
宮田愛萌 ねてもさめても本のなか
読書家として知られ、文筆家でもあり、短歌も詠む”短歌研究員”。本好きの宮田愛萌さんによる、もっと本が好きになる読書案内。新連載スタート!
<シリーズ>
西尾維新 不来方百舌鳥の殺人まんがゼミナール2 締め切りの守り人
完全犯罪を目論むベテラン推理作家の「私」。今後のプランを練っている最中に、不来方百舌鳥と名乗る奇妙なまんが家の訪問を受けて……?
<初登場>
坂崎かおる ベルを鳴らして
2023年最注目作家はこの人。期待の新人が本誌に登場!
タイピストの少女と中国人の先生。たった一つの活字が時を越え、海を渡る。
<小説現代長編新人賞>
特別対談 「とおまわり」こそしてみたい 水庭れん×小川紗良
ついにデビュー作が刊行された水庭れんさんと、俳優・映像作家・執筆家の小川紗良さんと対談が実現! 二人の創作への思いをじっくり語っていただきました。
<発表>
第69回 江戸川乱歩賞発表
受賞の言葉 選評 綾辻行人 京極夏彦 柴田よしき 貫井徳郎 横関 大
第70回江戸川乱歩賞募集
<対談>
麒麟 川島 明×『るなしい』意志強ナツ子
実はお笑いと紙一重? 意志強作品の真髄を語りつくす!
今、じわじわと話題沸騰中のマンガ『るなしい』。この作品にいち早く注目してくださった麒麟・川島さんと、作者の意志強さんとの、異色対談!
<コラム>
〆切めし 夕木春央
じんせいに諦めがつかない 森川 葵
武田砂鉄 もう忘れてませんか?
<漫画>
益田ミリ ランチの時間
<本>
書評現代
ミステリー 青戸しの
青春・恋愛小説 三宅香帆
時代小説 田口幹人
エッセイ・ノンフィクション 高橋ユキ
読書中毒日記 池澤春菜
今月の平台
第18回小説現代長編新人賞募集
執筆者紹介
とかく虚実のいり混じったこの世の中、嘘ともホントともつかない話がワンサカ。一見、まことしやかな話がとんだ眉睡だったり、古くさい迷信が見事な先人の知恵だったり。歴史から医学、心理、自然科学など、あらゆる珍説・奇説の嘘とホントに、喧喧囂囂迫る本。
日本語が漢字と仮名とを使い始めた時に、「振仮名の歴史」が始まった!表意文字と表音文字という2つの文字種、中国語と日本語という2つの言語、「2つの2」によって振仮名が成り立つ。平安時代から現代まで、脈々と続く振仮名の歴史を辿りながら、日本語の多様性を浮かび上がらせた名著に書き下ろしの補章を加え、待望の文庫化。
捕物・仇討・剣豪・忍者・伝奇・史伝・戦国江戸物など、大正の「半七捕物帳」から現代の「悪党の裔」まで、ベスト113作を選び、その本の「ポイント」「あらすじ」「解説」「作家紹介」「初出と流布本」を紹介。歴史・時代小説の歴史的名著や現代の名作傑作が手軽に読める。また大衆文学の歴史的流れがわかると共に、読む事典としても楽しめる。
「阿部一族」や「興津弥五右衛門の遺書」など鴎外の歴史小説は原史料に忠実な形でつづられている。著者は作品と史料との間のズレに注目して、鴎外の創作意図を探り、鴎外の歴史小説は、権力と個我との対立の問題と、新しい救済の思想としての献身の倫理を、歴史の中に検証しようとする営みであったと主張する。
徹底した史料博捜と批判精神、史実にのみ忠実であろうとする厳しい姿勢…。『レイテ戦記』の作者が切り拓いた歴史小説の新境地。「吉村虎太郎」「姉小路暗殺」ほか長篇『天誅組』へと連なる佳篇、「高杉晋作」「竜馬殺し」など幕末維新期を舞台にした作品群、さらに「将門記」「渡辺崋山」まで網羅した短篇集。