溌刺として挑発的で自信たっぷり。ミステリー界の多彩な“暗い営み”の裏も表も知りつくした著者が、生涯をかけて愛好してきた犯罪小説への個人的な思い入れに基づき、英米、欧州各国の三世代に及ぶ犯罪小説作家たちの作品の優劣を論じた最初、そして唯一の驚嘆すべき最高の歴史譚。MWA特別賞(エドガー賞)受賞。
お市の方の末娘おごうは徳川家に嫁ぎ、姉淀君の豊臣家と図らずも敵味方に分れる…。戦国の歴史を左右した華麗な系譜を描いた大作。
ゴシックの本質は神秘なるものの探求であり、そこには恐怖だけではなく、愛と死が感じられるのである…ゴシック文学研究における不朽の名著ついに翻訳なる!!
十五世紀イタリアに繁栄の絶頂を極める花の都フィレンツェ。ボッティチェルリとメディチ家とサヴォナローラを配し都市国家の物語が展開する。愛と美と欲望と政治と暴力が織りなすルネサンス絵巻。
戦国の乱世を悲劇的に生きる信長の姿を描写した名作と12の肖像画・風景画による華麗な物語。
愛する父の死によってもたらされた心の空白を埋めるための旅は、甲州を舞台に父とその一族が鮮やかに描きだされる一幅の美しい歴史絵巻となった。故郷と歴史を喪失した現代人に贈る新しい歴史小説。
十五世紀イタリアに繁栄の絶頂を極める花の都フィレンツェ。ボッティチェルリとメディチ家とサヴォナローラを配し都市国家の物語が展開する。愛と美と欲望と政治と暴力が織りなすルネサンス絵巻。
十五世紀イタリアに繁栄の絶頂を極める花の都フィレンツェ。ボッティチェルリとメディチ家とサヴォナローラを配し都市国家の物語が展開する。愛と美と欲望と政治と暴力が織りなすルネサンス絵巻。
「引用句」とは光となり影となって文学伝統を形成していくくせ者である。本書は従来脇役であった引用句を主役に据え、そのさまざまな働きと真価をヨーロッパないしドイツの文学現象のなかで実地に分析していく。これは先年逝去したオランダの硯学ヘルマン・メイエル博士の主著。訳者の山崎義彦氏はメイエルを深く知る学究であり、翻訳の仕事では独特の文体が光る。学殖あふれる名著をたのしく読ませてくれるのである。
18世紀半ば以降、市民階級の自覚により、ノヴェレは次第にその評価を高めてゆき、やがて真の悲劇性を獲得し、演劇等一流ジャンルに伍しうるようになった。本書では、H・クライストの作品分析を中心に据え、前後に概論と前文、展開と終焉を作品研究の形で置き、ドイツ近代ノヴェレの本質と変容の外観を、各時代の文学思潮にも出来るだけ視野を広げながら、全章にわたりドイツ文学史上の代表作品を配置、論及した。
15世紀イタリアに繁栄の絶頂を極める花の都フィレンツェ。ボッティチェルリとメディチ家とサヴォナローラを配し都市国家の物語が展開する。愛と美と欲望と政治と暴力がりなすルネサンス絵巻。