混乱の組織を“蒼き狼”はどう立てなおしたか。栄光を目前にする者への諌言。いまチンギス・ハーンの偉業が解明される-。彼は敵の大部族をどう撃破したか?大モンゴル帝国創立までの“熱情=領土拡大の巻”刊行。長編歴史小説。
宿命を甘受して現実世界の中に生の意味を求める書家の本阿弥光悦、自分の心をひたすら絵筆にこめる画家の俵屋宗達、学問と事業の狭間で懊悩する角倉素庵-。三人の美しい魂の触れ合いをとおして描かれる嵯峨本の世界。
1950年10月、朝鮮戦争勃発後、仁川上陸で勢いをつけたアメリカ軍は、元山上陸作戦決行のため、北朝鮮海域の感応機雷の掃海命令を下した。極秘に旧軍人たちを召集して結成された日本特別掃海隊は、派遣先の朝鮮海峡で信じられぬ光景に遭遇した。突然現われた5隻の駆逐艦隊が、瞬時にアメリカの水雷艇隊を壊滅させたのだ。しかも誇り高く翻る艦旗は味方のはずの日章旗-。この謎の艦隊こそ、北方四島に誕生した社会主義国家・日本群島人民共和国の切り札であった…。鬼才渾身の傑作仮想歴史小説第1弾。
奇しき生涯をたどる哲学者皇帝を主人公に、文学創造の根底に横たわる叙事詩の精神を現代に見事によみがえらせた現代文学の最高峰。
幕末維新の激動のあと、新しい世界で勇躍し、悲嘆し、忍苦する人々。南の地にいさみ北の涯に涙する激動期のドラマ。
頂点に立った男がなすべきことは、何か。支配と平等への箴言。ローマ帝国より広大な、世界史上類をみない領土拡大に成功したチンギス・ハーン。“希望=帝国継承の巻”完結編刊行。
奇しき生涯をたどる哲学者皇帝を主人公に、文学創造の根底に横たわる叙事詩の精神を現代に見事によみがえらせた現代文学の最高峰。
15世紀イタリアに繁栄の絶頂を極める花の都フィレンツェ。ボッティチェルリとメディチ家とサヴォナローラを配し都市国家の物語が展開する。愛と美と欲望と政治と暴力がりなすルネサンス絵巻。
十五世紀イタリアに繁栄の絶頂を極める花の都フィレンツェ。ボッティチェルリとメディチ家とサヴォナローラを配し都市国家の物語が展開する。愛と美と欲望と政治と暴力が織りなすルネサンス絵巻。
生まれながらの戦巧者にして天才的な武将上杉景虎(後の謙信)。戦塵の中に生き、合戦の勝利と、家名の再興以外には何も考えたことのない青年武将。彼は、父亡き後、柔弱な兄晴景に代わり、義侠の武人としての誇りを貫いていた。そんな景虎の人生に、ただ一点明るくともる灯…。それは、ある清純な乙女との出会いだった。「不犯の聖将」の半生を描く。
世界最強の米戦艦ミズーリ号は、重巡ヘレナと二隻の駆逐艦とともに朝鮮海峡を航行している途上、影の艦隊の超高速駆逐艦波風に遭遇した。ただ一隻の駆逐艦では勝敗は一瞬で決まるかに見えたが、波風は米駆逐艦一隻を撃沈したばかりか、全力で向かってくる。両艦の距離が千メートルを切った矢先、ついにミズーリ号は大砲撃を開始した。次々に盛り上がる水柱。波風、危機一髪か?ミズーリ号の放った魚雷が波風を完全に射程にとらえた瞬間、突然、波風の姿が消滅した。確かに消えた…。いったい何が起こったのか?
十五世紀イタリアに繁栄の絶頂を極める花の都フィレンツェ。ボッティチェルリとメディチ家とサヴォナローラを配し都市国家の物語が展開する。愛と美と欲望と政治と暴力が織りなすルネサンス絵巻。
十五世紀イタリアに繁栄の絶頂を極める花の都フィレンツェ。ボッティチェルリとメディチ家とサヴォナローラを配し都市国家の物語が展開する。愛と美と欲望と政治と暴力が織りなすルネサンス絵巻。
中国史を彩る英雄、美女群に、新視点を与える著者会心の短篇集。
愛する父の死によってもたらされた心の空白を埋めるための旅は、甲州を舞台に父とその一族が鮮やかに描きだされる一幅の美しい歴史絵巻となった。故郷と歴史を喪失した現代人に贈る新しい歴史小説。
どうしたんだ。能登呂はどうしたんだ。あ号作戦はどうなったんだ。榧や響はどうして救援に来ないのだ。超高速駆逐艦波風の砲術長兼副長の水島吾郎は焦っていた。米第七艦隊の激しい集中攻撃にさらされ、戦況はほとんど絶望的といってもいい。あ号作戦の目的は、敵の主力艦隊をおびき寄せ、影の艦隊の主力をもってして、一気にこれを殲滅することにあったが、これはあまりに危険な作戦だったのか?このままでは轟沈させられる…。波風、危機一髪。世界最強の米第七艦隊を相手に打つ手はあるのか?
朝日将軍木曽義仲は、信州が育んだ日本の英雄である。地方から興って五万の大軍を率い、戦火で都人を苦しめずに無血入城した武将は、有史以来木曽義仲が始めてである。義仲の目的は、新天子を立て法皇一人独裁の院政を廃止して新しい国造りを行なうにあった。芭蕉、白石、芥川らに続いて見直す、真の義仲像とは…。新視点で描く傑作歴史小説。