安政四年。坂本のお仁王さまといわれた乙女が、藩医・岡上家の新甫に嫁いだ。絵を描き、長刀を使う大女の乙女と小男の新甫は、まさに蚤の夫婦。長男・赦太郎も生まれ、姑とも上手くいっていた。ところが、長姉の突然の死、弟・龍馬の脱藩、さらには夫の不倫が発覚し、俄に乙女の身辺に変化が生じてきた。-文庫で書下ろす龍馬の姉・乙女の実像。他一編収録。
奥州藤原軍が鎌倉を殲滅。平家の逆襲。義仲の敗走。激動する情勢を前に、熊野で兵を挙げた義経は、平家を破り、入洛。征夷大将軍に任じられ、平家を追討、滅亡させる。その報を受け、秀衡軍は西へ向かう。法皇の権謀術数で、恩義ある秀衡との対決を迫られた義経は…。秀衡の真意は?義経に託される新たな役回りとは?もう一つの歴史物語、堂々完結。
源義経、大石内蔵助、近藤勇ら、歴史上の人物、時代劇のヒーローたちの使う剣術の流派を知っていますか?本書は“古”の武術・剣術にはどのような種類があるのか、美麗イラストで臨場感たっぷりに解説。
200X年、米朝関係緊張下に組織された「朝鮮有事派遣部隊」は、史上初の海外派兵途上でタイムスリップし、400年前の敦賀に漂着。100余名の自衛官らは島和武の指揮のもと戦国大名・大谷吉継と共に、自らの生き残りを図るために関ヶ原の合戦に参戦するが、そこには自衛隊と同時にタイムスリップし、東軍・徳川家康側に味方する米軍がいた。壮絶なる白兵戦で形勢不利となった西軍・島津義弘は生き残った自衛官らと共に関ヶ原を脱出するが…。
兼好法師は歴史を影で操っていた?斬新な視点で描かれる新たな『太平記』の世界。伝奇小説の巨匠、幻の長篇、初の単行本化。
歴史小説の舞台を旅し、土地の精霊が呼びさます空間に触れ、日本の風土を歴史的民俗学的に読み解いた歴史空間論。
信長は生きていた…またたく間にアジア、ヨーロッパを席捲し、世界を統一。平和国際社会を構築する…。奇想天外な着想が21世紀日本外交の方向を示す。
京都室町、花の御所を舞台に、将軍義政の正室・日野富子の生きざまを描く長編小説。
瀬織津姫は水辺で三輪山の神の降臨を待つ巫女!?頻発する天地異変は神の怒りの表れか?日本中に残る伝承の中の水の女神・瀬織津姫は今こそ甦り、新・真・神世界の実現のため、地上に愛の光をそそぐ。
東西の創作物に多大な影響を及ぼす聖書の名エピソード。ということは、その物語を知れば、より深く作品世界を愉しめるはず。“ネタの宝庫”として聖書を読みとく大人の教養本!
教養は読書でこそ磨かれる。自他ともに認める“本の虫”がとっておきの本を紹介!