奇しき生涯をたどる哲学者皇帝を主人公に、文学創造の根底に横たわる叙事詩の精神を現代に見事によみがえらせた現代文学の最高峰。
余りにも短く清らかな愛の生涯。愛のためにすべてを捧げた女のひたむきさ。切支丹弾圧の長崎を舞台にくりひろげられる名作長篇。
なぜ、作家たちは信長を主人公にするのか?新発見史料は、信憑性の低い眉睡ものだった!?歴史的事実に反した桶狭間合戦の描写etc、数百冊の歴史小説から、文庫を中心に名作を厳選。徳川家康、織田信長、豊臣秀吉をはじめ、武田信玄、上杉謙信、島津義弘など47人が登場。
戦乱の世に、心の王国を求めた、九州豊後の王、大友宗麟の軌跡。信仰と現実の狭間に揺れる心の襞を描く。
秀吉の天下取りの戦いが終ったその時から、おねねの戦国は始まった…。おねね・お茶々〔淀君〕など、秀吉をめぐる女たちの戦国時代。
父明智光秀の裏切り、キリスト教という西欧との邂逅。細川忠興の妻お玉の数奇な生涯を描いた表題作のほか「青苔記」など6短篇を収載。
江戸期には珍しい女性エッセイスト、只野真葛を描いた『葛の葉抄』、『炎環』以来ひさびさの連作小説『うたかたの』を収録。年譜付。古代から江戸まど、小説で辿る歴史の旅。
二十年余の平家一門の栄光と屈辱のすべてを経験した棟梁の妻・平時子を軸に、公家・乳母制度の側面から捉えなおした、新平家物語。
確かな史料解釈と巧みな構成で、草創期の鎌倉幕府を複数の歴史の担い手をとおして描き、直木賞を受賞した『炎環』のほか、三作収載。
戦国の女、徳川の女たちを描いた著者渾身の長篇小説。
平安から鎌倉という、戦中戦後に比すべき歴史の変革期を、源頼朝の妻として、また頼家・実朝の母として生きた、政子の波瀾の生涯。
平安時代は、薬子の変後の嵯峨朝に始まる。王朝の推進者藤原冬嗣、真夏兄弟を軸に、桓武・平城・嵯峨の三代に亘る波瀾の時代を描く。
奇しき生涯をたどる哲学者皇帝を主人公に、文学創造の根底に横たわる叙事詩の精神を現代に見事によみがえらせた現代文学の最高峰。
15世紀イタリアに繁栄の絶頂を極める花の都フィレンツェ。ボッティチェルリとメディチ家とサヴォナローラを配し都市国家の物語が展開する。愛と美と欲望と政治と暴力がりなすルネサンス絵巻。
十五世紀イタリアに繁栄の絶頂を極める花の都フィレンツェ。ボッティチェルリとメディチ家とサヴォナローラを配し都市国家の物語が展開する。愛と美と欲望と政治と暴力が織りなすルネサンス絵巻。
奇しき生涯をたどる哲学者皇帝を主人公に、文学創造の根底に横たわる叙事詩の精神を現代に見事によみがえらせた現代文学の最高峰。
争乱の〈戦国〉を生きる武士の胸中。17人の作家が光秀、三成、松永弾正、五右衛門など智将、梟雄を描く。