女流カメラマン千沙が、古都金沢をテーマにした写真集でデビューする直前、相次いで事件が起こった。編集部長が射殺され、金沢では千沙の実姉が事故死した。千沙が撮影した金沢の写真が原因か?十津川が捜査一課の若い刑事・西本を金沢に派遣すると、秘かに千沙に思いを寄せる西本は彼女のためにある妙手を思いつくが…。円熟の筆で金沢を旅情豊かに描く傑作推理。
『源氏』から三島・川端、マンガまで。虚構の出来事を作者ならぬ「語り手」が語る作品を「語り」という。「語り」という言語も、「語り」内容(何が書かれているか)と「語り」言説(いかに書かれているか)からなる。本書では後者、「語り」言説の表現機構を主要な語法・文法に注目して、古代の物語・近現代の小説を対象に探究。
北海道の幕末・維新期を舞台にした時代小説を、道内出身作家の作品を中心に、幅広くピックアップ。小説を愉しみながら、歴史の流れや時代背景がわかる作品の数々をガイドします。
欧米では当たり前に行われている金融教育だが、日本においては就職するまで実践でしか学ぶ場がなく、日本の教育現場においても問題視されている。2016年、子供NISAが開始されれば、「学生のうちから金融の知識を学ぶ需要」はますます伸びることが予想される。この本では、学生のうちから金融に関する知識を身につけ、これからの日本に必要な「お金を動かすための基本知識」を解説。高校生にわかるように優しく解説しており、一般社会人や教員においても投資の教養を身につけるのに最適。
キャッシュレスは、「つながり」の社会へ。急激に拡大するキャッシュレス取引。-この一冊で、日本の今の姿と海外の最先端、支える制度、もたらされる変革がわかる!
リーダーは何を読み、考え、行動しているのか。“知を着こなす”経営トップ39人が薦める歴史、哲学、文学、経営書160冊。
リトルサイゴンを拠点に展開する現代のベトナム系文化・文学を取り上げ、そこに描かれる難民の「過去」と「現在」を、「小説」「映像芸術」「グラフィックノベル」の視点から論じる。
いつ、どのように誕生したのか?古代から現代まで、「あて字」の歴史的変遷を辿ったはじめての通史。
高校までの英語の知識でわかる、実例豊富な文体論の入門書。基礎知識となる英語学との関わりを配慮し、文体論を学びつつ英語学の概論も学習。実例は日常会話から新聞やスピーチ、小説、学術論文などよく目にする英文全般をカバー。
手っ取り早く専門教養を身に付けるには、「参考書で学び、すぐに問題を解く!」。これに尽きます。「出るところ!」をまとめたこの1冊で繰り返し学習してください。これが合格への近道です。
ケンブリッジ大学、フランス国立社会科学高等研究院で磨き、文献学者として完成させた「本物の知識」をつける読書術。25万3200冊を読んだから伝えられる技法。「わかったつもり」がなくなる!「知性、教養、創造力が欲しい」あらゆる年代の入門書!
明治後期より録音された東京と大阪の落語SPレコードを材料に、言語表現に関してさまざまな角度から分析を進める。落語資料についての丁寧な紹介・解説から始まり、その言語学的性格に迫る諸論考を配置。今後の研究指標となる日本語史諸分野の成果を収める。
ほぼ日手帳のよさは、たのしくつかえることです。「ほぼ日手帳」のすべたがわかる公式ガイドブック。
既存の思考の呪縛のうちにある、「文学研究」を取り囲む“枠”と格闘し、どうもがいたか。「空間」「文学史」「メディア」をテーマに、全11章で考えていく。
さまざまなトピックの文章と、「精読」のための問題を厳選。詳しくわかりやすい解説で、どんどん文章が読めるように。必要な語彙・表現がすぐに調べられるリストを各問題に収録。日本語能力試験(N1〜N2レベル)・日本留学試験対策にも。