大海原を制覇し、その優雅な姿は“七つの海の白い女王”と嘔われたシリウス号も今は海に浮かぶホテルとして第二の人生を送っていた。ところが折からの経営難で悪辣なギャングに買収されてしまう羽目に。しかし!シリウス号に集う心優しきアウトローどもが唯々諾々と従う筈はない。買収の当日、朝まだきの海を密かに船は出航した。謎の古地図に記された黄金の在り処を求めて…。
一度めは暗い船底に詰め込まれ、半死半生で連行された。二度めは日本人の女と夜陰に紛れて密航した。そして三度め-九州から釜山に届いた一通の手紙が、老境の男に朝鮮海峡を越えさせた。数十年を経ても拭い去れぬ痛恨の思いとは何なのか。朝鮮半島の側から、日本人の手で描かれた、限りなく熱い復讐物語。『モンテ・クリスト伯』に比すべき大巨編。血沸き肉躍る大河小説千枚。ナショナリズムの耐えられない軽さに悩む日本人に捧ぐ-。
痴呆老人を収容する病棟で、ある「理想」が実験段階に入った-感動の嵐の中で最後に待ちうけるミステリーの衝撃。
リジェレンスの王子であるエイデンは、二十五歳になるか、配偶者との式を挙げるまでは、純潔を守らねばならない。男性の純潔を重んじるリジェレンスでは、夫も配偶者も男性なのだ。けれど、城にデヴァレル伯爵が滞在することになって、エイデンは彼に強く惹かれてしまう。それこそ、純潔など、どうでもいいと感じるくらいに。しかし、その伯爵は、じつは潜入捜査中の軍人で…。
先回りしない。答えを与えない。-禁止語・命令語を使わなくても、「見守る」だけで、気持ちは伝わり、子どもは「まっすぐ」伸びていく。
親から子へ、語り継ぎたい名作をあつめました。お父さんお母さんのひざに抱かれて、あるいはあたたかいおふとんのなかで、目をかがやかせてお話に聞きいった記憶はきっと子どもにとって忘れられない宝物になるはず。さあ、わくわくドキドキの、物語の扉をひらきましょう。
遺伝子・DNAの一番基本から最先端の利用・研究まで徹底解説。
22年連続増収増益!不況下で成長を続ける秘密は母・トモの言葉にある。経営強化や販売力アップ、人材育成まで仕事や経営に役立つ言葉を収録。
大学で教鞭をとるかたわら、子どもの心と身体を育てる集中スクーリング「齋藤メソッド」を実施している著者。本書では、そんな豊富な経験に裏打ちされた著者ならではの方法論をもとに、学力低下が叫ばれる今どきの子どもたちの能力を引き出し、確実に学力を上げるためのポイントを、子どもを持つ世のお母さんたちに向けてわかりやすく解説していきます。
舞妓になって二年目の千代菊。本当は男の子だが周囲には秘密だ。ある朝、新撰組の衣装を着た青年を助けたのだが、そのシーンが何の断りもなくテレビCMになっていると知ってびっくり!大問題に発展すると思われたのだが…?この事件をきっかけに知り合った人気アイドル、瀬川みずきは千代菊に恋をしていると告白。彼が芸能界で頑張る理由を知り、応援したいと思う千代菊だったが…。
お話しで輝く心を育てる。
ひょんなことから、遺跡に眠っていた不思議な魔剣の封印を解いてしまったソフィたち。各地に飛び散った魔剣を回収していたら、なんと魔剣の力で町の人々が全て女性になってしまうという恐ろしい事態が!事件の解決に向かうソフィたちの前に立ちはだかるのは、妖しいトラップ満載のダンジョン。その奥に潜む魔剣は、とある「こだわり」を持っており…。予想外の展開にプレイヤーも騒然?鬼才・藤澤さなえの描くスイートな冒険譚、第二弾。
本当は男の子だけど、人気舞妓を続けている千代菊。ところが風邪でもないのに突然声がでなくなってしまった。これって声がわり!?変声期がきたら舞妓を辞めると覚悟はしていた。でもこんなに急だとは…。動揺する千代菊に「最後のお花(仕事)をつけたい」と申し出たのは、これまで男衆を務めてくれた、従兄の宏章だった。千代菊と宏章の、初めてのデート。だがそれを見ていた男がいて…。
「幽鬼騒動を解決すれば望むものをやる、負ければ皇后になれ」と皇帝・佑に勝ち目のない賭を持ち出された珪華。珪華は養い親の過去を知りたいという自らの望みよりも、平和をもたらす宝剣を取り戻すべく、条件を呑んで再び後宮へ!一方珪華に想いを寄せる皇帝の弟・祥の衝撃の過去も明るみになりー!?「…おまえが、好きだ」「あなたを許せない」禁断の運命が激しく交差する中華後宮ラブ、待望の第2巻。