千年の時の窯で色を変え、光源氏のモノローグで始まる橋本源氏の誕生。
大歓声渦巻く競馬場の真っただ中で、カイルロッドは苦悩していた。「どうして俺はここにいるんだろう?」イルダーナフがこしらえた借金を返すため、カイルロッドは競馬に出ていた。しかも、レースに絶対勝たなければいけないのだ。こんな事やっていて、はたして魔道士ムルトを斃せるのだろうか。そうこうしている間にも、ムルトの下僕が、そしてフェルハーン大神殿からの追っ手が、カイルロッドに迫るー。カイルロッドに降りかかる不幸は、今日も山積みであった…。絶好調の〈卵王子〉シリーズ第3弾。カイルロッドはその瞳に何を映す。
本書では、不安とは何か、そしてなぜ不安が解消せずひどくなっていくか、について解説し、その対処法について記してある。ここにでてくる対処法は、「自己援助法」つまり自分でやる方法である。不安はコントロールできるものであり、不安をコントロールするには何をすればよいか。本書は、不安マネージメント法として知られる、不安克服法をわかりやすく解説している。
数学オリンピックで活躍した6人の子供たちはどんな育てられ方をしたのか6人の母親に徹底インタビュー。
ねえギイ、自分の気持ちもつげられないほど、こんなに誰かを好きになるなんて、ぼくは思いもしなかったよ…。全寮制男子高校・私立祠堂学院を舞台に、複雑に揺れる想いを胸に秘めて、ギイと託生、章三や泉たちの季節はめぐっていく。託生のギイへのせつない想いを描いた名作「決心」ほか、「セカンド・ポジション」など4編を収録。お待ちかねの大人気シリーズ第8弾です。
2038年。若き天才物理学者アレックスはマイクロ・ブラックホールの生成に取り組んでいた。これが完成すれば画期的なエネルギー源となる。ところが思わぬ事故でブラックホールが地中へ落下、このままでは地球は内部から食いつくされてしまう。人口爆発や深刻な環境汚染などの危機的状況に加え、さらなる致命的な壊滅の危機に直面した“母なる地球”を救うべく、アレックスたち科学者チームは絶望的な戦いに乗り出すが。
「母さん、俺をなぜ捨てた」「お父さん、私を叱って」補導歴のある少年・少女に、警視庁担当官が話をきいた。「寂しかった!」「もっと親と話したかった!」非行に走ってしまった若者達から大人への、初のメッセージ集。
消費が冷え込み、ものが売れないのは、どこの家庭もものが有り余っているからだ…。そんな声がかまびすしい流通業界のなかにあって、イトーヨーカドーやセブンーイレブンは順調に業績を伸ばしている。その秘密はどこにあるのか。東京の下町に生まれ、激動の昭和から平成の現在まで、「商売一筋」に生きてきたイトーヨーカドー・グループの創業者が淡々と語る「商いの原点」「経営の指針」とは。
人は暮らしてゆきます。そして、犬は走ってゆきます。五味太郎が描くどこにでもあるようなかけがえのない日々…。
かつて田中内閣を倒壊させたロッキード事件もアメリカ上院の調査が発端だった。これは同上院の調査能力の高さを示すほんの一例である。同上院はどんな分野に関しても世界最高の調査機関である。他国の上院と違い、憲法上も大きな権威と権限を認められていることが、その裏づけとなっている。この権威と権限により、アメリカ上院栄養問題特別委員会はアメリカ国内ばかりでなく、世界中の権威や研究機関の頭脳を動員して食事と健康の関係を調べ、有名なマクガバン報告(一九七七年)をまとめた。マクガバン報告が与えた衝撃はその後、日本を含め世界の栄養、健康、医学に関する流れを変え続け、いまに至る。アメリカ国立ガン研によるガンの栄養療法の研究と治療の一大プロジェクトも、それに沿った動きである。日本の厚生省(現厚生労働省)による「健康づくりのための食事指針」(昭和六〇年)もマクガバン報告の影響下で策定された。世界各国の政府が、この報告に影響されて新しい健康政策を進めている。日本の社会と学界に大きな衝撃を与えた本書旧版に、その後の諸研究を増補する改訂を行い、健康と医学を原点から考えるための最新版を読者に贈る。
インテル創業者には、こんな過去があった。ナチスによるユダヤ人迫害、ハンガリー動乱を体験した著者が、難民船に乗ってニューヨークに辿りつき、再出発をはじめるまでのドキュメント。
ひょんなことから舞妓「千代菊」としてお座敷をつとめた経験のある美希也(♂)。一度きりのつもりが、関西実業家の若手実力者、楡崎の登場であやしい雲行きに。女将であるおかあちゃんも、相手が楡崎だと断れないらしいのだ。仕方なく千代菊になってお座敷へ出た美希也だったが、見知らぬ男に拉致されてしまった!この男、楡崎に対して金を要求するのかと思ったら、違うみたいで…。