本書は、統計を正しく理解できるよう、統計データの整理の仕方から推定や検定の方法に至るまで、基本的なことがらを中心に、豊富なイラストとやさしい文章で解説した。
「昭和二十五年五月五日の正午。戦争を生き延びたら、必ずみんな西郷さんの銅像の下に集まろう」。それが卒業式で伊藤先生と交わした“男の約束”だった…。佐々成政の血を引く硬派の厳しい父と、武家ながら風流な母に育てられた昭和一桁生れの著者が、艱難辛苦の戦時少年時代と昭和初期の東京の風物詩を描く。
なぜ、あの人はやせてキレイになったのか?なぜ、いつもいい友人やステキな彼氏に恵まれているのか?太めでモテない人生の悪循環を断ち切る革命的ダイエット。
なぜ、コルビュジエの建築に惹かれるのだろうか?「白の時代」以降の主要住宅12をとりあげ、その空間構成法を解き明かす。そこには建築的散策路が織りなす空間の詩法が読み取れる。ル・コルビュジエ研究の決定版。
私たちはいまこそ、人生を選択する術を身に付ける必要がある。私たちは「仕事」に人生を支配されてきた。「仕事」は本来、生活を秩序付ける価値もある。「仕事」中心の人生でも、それが意識的な選択で幸せになれるなら結構なことだ。しかしそうでないなら、どうやって「仕事」を人生に適合させるかを考え始めるべきである。どうやって人生を「仕事」に合わせるかではなく…。
本当は男の子であることを隠し、母親の経営する置屋で舞妓をやっている千代菊。誰にも気づかれることなく、学校が休みの週末だけお座敷をつとめている。そんなある日、祇園でナンバーワンのホスト・紫苑と知り合う。千代菊の従兄である宏章とも親しい紫苑は、外見だけではなく人柄も魅力的。ドキドキしてしまう千代菊だったがー。紫苑の意外な一面を見ることになって、千代菊大ピンチ。
やさいにも花がさきます。小さな菜園をかりて、見よう見まねでやさいを作りつづけて25年。さまざまなやさいの花と出会いました。やさいの花には、素朴ななかにも、りんとした気高さがあります。そんなやさいの花たちをえがいてみました。いつの日かわたしにも孫ができ、この絵本のおばあちゃんのような時間がもてたらどんなにいいだろう、と思いながら…。
沖縄駐留のアメリカ軍兵を父に、日本人を母に持ち、生後まもなく失明、天涯孤独となった新垣勉。牧師として、テノール歌手として再生した著者が説く、明日を生きるための珠玉の言葉たち。
巨大複合企業で、新しい事業をまかされたジェイド。工場の建設の統括責任者として選んだのは、人生に背を向けた男ディロンだった。彼女の故郷の町で、次々と襲いかかる試練。立ち向かっていくジェイドの姿に、彼はしだいに心を開いていく。だが、なぜか彼女は体を触られると脅えた。ジェイドに何があったのか、そして彼女の目的が達成する日はくるのか。全米で170万部突破の大ベストセラー小説。
故郷の風土に根ざし、戦争への怒りと人間への愛情を込めた作品を数多く遺した壼井栄。映画化もされた『二十四の瞳』はあまりにも有名だが、それと並ぶ著者の長編児童文学の傑作と評されているのが、本作品である。戦争でひとり息子を亡くしたおとらおばさんと、病気で母を喪った兄弟。愛する者を失った悲哀に生きる者たちは、それでもなお前を向いて助け合い、やがて心を結び合う。瀬戸内・小豆島を舞台にくり広げられる、他では読めないとっておきの名作を文庫化。
プルトニウム燃料1個で…標準家庭4カ月分の電力がまかなえる。プルトニウムを取り出す施設が青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場である。その施設が完成期を迎えつつあるときに、突然「待った」がかかったー日本の原子力発電を根底からゆさぶるような怪文書が出た理由を明らかにすべく、著者は専門家に話を聞いて回った!日本を騒がせている核燃料サイクル問題の核心と本質を問いただす!中曽根康弘、殿塚猷一、有馬朗人、竹村健一、加納時男、与謝野馨、各氏との対談を収録。
商売の原点とは何か?イトーヨーカ堂グループ創始者が語った仕事哲学のすべて。
天才チンパンジーのアイが、アユムを産んでから5年。アユムの乳幼児期からアイはどのような母子関係を築いてきたのでしょうか。いつまでも乳首に吸いつく子どもを母はけっして叩かないし、叱らない。母性という本能を経験から引き出すことはヒトもチンパンジーも同じですが、成育環境の違いから方法論は違っています。克明な研究記録からヒトとチンパンジーの相違と同一性が解き明かされていきます。
本当は男だけど舞妓を続けている千代菊は、ヴァレンタインのチョコをいくつか用意した。もちろん、お客さまに贈るためだ。ある青年の協力で可愛いチョコを作ったのだが、贔屓の客・楡崎はなぜか受け取ってくれなかった。単なるヤキモチのせい…?その上、やっと渡せたというのに、楡崎の秘書である宗方さんが突き返してきた。実は楡崎にとって、チョコレートは「天敵」だというのだが。