遺伝の基礎から、薬物依存、食べ物依存、うつ、子育てとの関係まで。注目のエピジェネティクスがわかる。
母と私を結びつけていたのは、心の奥の深い傷。大ベストセラー『愛着障害』『母という病』の著者が急逝した母親の記憶を辿りながら、自らとの関係を初めて明かし、喪失の果てしない悲しみとその先にある希望を綴った、著者初のノンフィクションにして最高傑作。
不登校だったオードリーを支えた母は学校をつくった。家族で目指した教育改革ー世界が注目するオルタナティブ教育の歩み。
ペットの飼い犬、盲導犬、警察犬、麻薬探知犬など、犬にもいろいろいるけれど、猟犬の世界はどうなっているのか。彼らはいったい何をする犬で、飼い主との関係はいかなるものなのか。わからないことだらけでも、好奇心を胸に山へ入れば、きっと答えが見つかる。猟犬猟師と、いざ山へ。
水泳部をやめて、暇を持て余す中学二年の高梨愛美璃。ある日、ひょんなことから、友人の家族を騙した募金詐欺師の女を追うことに。少しやんちゃな旧友の舞田ひとみも仲間に加わるが、その矢先、女が何者かに殺されてしまった!すぐに容疑者が浮上するが、ひとみの一言から事件は意外な展開へ…。校内で消えた泥棒、先生が見た幽霊、少年の残した暗号。街の難事件に、少女たちが想像力と行動力で挑む青春ミステリ!
王族による共同統治の国イルバス。長兄王アルバートは権勢を強めるべく、自らの世継ぎを産む妃探しに乗り出す。光を厭う金色の片眼を持つシスター・クローディアは、山奥で隠者のように暮らしていたが、ある雨の夜アルバートと予期せぬ邂逅を果たし…。更には謎の組織「赤の王冠」の暗躍により、周辺国をも巻き込む大いなる陰謀が動き出そうとしていてー!?
婚外子、無国籍、義父からの虐待、施設での日々、最愛の母の死、帰る場所のない社会、脱却、成長ー過去を糧に、社会的養護活動を行う当事者の、嵐のような人生!
妄想にとらわれ何度も失踪する母。連れ戻しに行く8歳の私。家にいない父。平穏なふりをして過ごす学校での生活。やがて成長した私は、希死念慮や心身の不調で生活がままならなくなり…。「一万年生きた子ども」とは、子どもとして生きることができず、大人になってからも悩まされた経験を表す言葉。精神疾患のある母をもつ漫画家が、自身の半生をふり返る少しふしぎな物語。
イルバス国史上初の女性王杖に就任したエスメは、修業のため常春の国・ニカヤを訪れる。王の後見人を務めるベアトリス女王のもと、言葉を失った幼き王の心を溶かすべく奮闘するが…。一方、反イルバスの気運が高まる裏側に、歴史から消えた王位継承者率いる謎の組織“赤の王冠”の存在を掴んだギャレット。その頃、イルバス国内ではそれぞれの王に魔の手が迫る!
好かれるかどうかの分かれ目は、ルックスでも性格でもなく、会話です。出会いは、会話から生まれます。チャンスも、会話から、生まれます。「リモート会議になって、会話が難しくなった」という声をよく聞きます。今まで以上に、好かれる会話が大事になります。好かれる会話の工夫を身につけるための中谷彰宏の「好かれる人の話し方62の方法」。
あらゆる図書、民族の記録は、古代から現在までくり返し破壊されてきた。さらに公文書の改竄、文書偽造、フェイクニュースにより事実も損なわれている。われわれの「知識」は、つねに危機的状態にあるのだ。
地味で取り柄もない菫。派手好きで浪費家の母と姉に、稼ぎから家の仕事まですべて押し付けられ、身も心もボロボロだった。ある日、姉の借金の取り立てにヤクザが乗り込んできて…返済の代わりに、菫はヤクザに売られてしまった。家族に捨てられ沈む菫に、何故か若頭の桐也は親切に接してくれる。やがて店に出るため着飾った菫を見て、桐也は意を決したように言うのだった。「…店に出なくていい。俺の専属家政婦になれ」-やがて結婚し幸せになる二人が、お互いの居場所を見つけていく、不器用な溺愛生活がはじまる!
認知症と診断された高齢者は、徐々に起こる認知機能の低下とそれにより生じる生活の困難を、どのように感じ、それにどう対応するのか。母が死の二年前まで綴っていた日記から、外界をどのように眺め感じていたかを、専門医である息子が探る。精神医学の常識を覆そうと始めた試みだったが、果たして、その先にみえたものとは?
「お酒を飲んでいないお母さんは優しい。だけど、お酒を飲んでいるお母さんと一緒にいると、いつも苦しくなる」アルコール、覚醒剤、ギャンブル、ゲーム…、本人の意思だけでは回復できない依存症という困難、家族や子どもたちの葛藤と絶望、そして、回復への道のり。依存症の家族に振り回され疲弊している子どもや、自身が依存症に陥ってしまう子どもの姿を描く、渾身の一作!
「2020年春。新型コロナウイルスのまん延により、私たちの生活は大きく変わった。それは生活だけでなく、強固だった人間関係にも影響を及ぼした」東京で妻と暮らす息子・ナオキ、地方で父と暮らす母親・ケイコ。どこにでもいる仲の良い親子だったふたり。コロナ禍の度重なる社会不安により、会えない日々が続くがお互いを想い合って過ごしていた。しかし、ある時期から母親が怪しい動画を送りつけてくるようになりー。「母親が信じる陰謀論の正体とはなんなのか?」「陰謀論を信じている人はどんな人なのか?」、そして「なぜ母親は陰謀論を信じてしまったのか?」。その真相に迫る過程を息子視点で描いた濃密なセミフィクション。