アスプルンドの図書館、村野藤吾の庭石、マティスの窓と光…韓国の鄙びた集落、インドの不思議な天文台、タルコフスキーが撮った廃墟。建築をめぐる旅はきっと人生の糧となる。
エンブリオーそれは受精後八週までの胎児。天才産婦人科医・岸川は、人為的に流産させたエンブリオを培養し臓器移植をするという、異常な「医療行為」に手を染めていた。優しい院長として患者に慕われる裏で、彼は法の盲点をつき、倫理を無視した試みを重ねる。彼が次に挑むのは、男性の妊娠実験…。神の領域に踏み込んだ先端医療はどこへ向かうのか。生命の尊厳を揺るがす衝撃の問題作。
「男性の妊娠」研究を国際学会で発表し、各国の賞賛を浴びた岸川。彼の高度な医療水準に、アメリカで不妊治療をビジネス展開する大企業が目をつける。最先端の技術と情報を盗むため、巨大組織が仕掛けた卑劣な罠。そして、それに対して岸川がとった恐るべき反撃策とは。岸川の持つ闇が徐々に暴走し始める…。生殖医療の暗部を鋭くえぐり、進みすぎた生命科学が犯す罪を描き出した戦慄の長編小説。
ベトナム戦争時の米軍による枯葉作戦、その枯葉剤が含む猛毒ダイオキシンは、ベトナムの兵士・民衆はもとより米韓の兵士にも今なお深刻な被害を与えている。そしてダイオキシン汚染は戦争の傷痕のみならず、現代の環境破壊として日本でも他人事ではない。国際的報道写真家が旧版刊行後二十余年の取材で世に問う渾身の一冊。
初刊のデザインの香りをつたえる新しい愛蔵版詩集シリーズ。自責の念と愛情が強烈に交錯する長篇詩。
「本物になりなさい」という母の言葉を心に刻んで歩んだ司祭の道。日本人としての原風景の中で、信仰を考え、模索し、生きる。
2000年リリースの第1弾が大好評だった『青春歌年鑑』の続編で、なんとレコード会社12社の共同企画。その76年編には、キャンディーズや郷ひろみ、イルカなどの大ヒット曲を収録。
ドラマや舞台でも活躍している岸田智史(敏志)のデビューから現在までのヒット曲を集めたベスト・セレクション。レーベルの枠を超えた全作品の中から、本人自らが選曲した決定版。
特撮ヒーローものの楽曲をオリジナル音源で収録して話題の3枚組シリーズ。完結編となる今作には、『怪傑ズバット』『スターウルフ』など懐かしいヒーローたちのレアな主題歌が満載だ。⇒親子で楽しめるCD・DVD・ブルーレイはこちらをチェック!
レコード大賞受賞曲から、アイドル&歌謡曲。グループ・サウンズからフォーク、ロックと、60年代の日本の歌謡&フォーク、ロックのヒット曲が、20曲も収録された2枚組アルバム。
寺山修司主宰の劇団、天井桟敷から衝撃のデビューを果たしたカルメン・マキ。裸足で歌いスマッシュヒットを記録した「時には母のない子のように」ほか、代表曲の数々を収録。
日本の女性ロッカーの草分けと日本のハード・ロックの草分けの顔合わせ。マキは自分のバンド、OZを結成する前だったが、そのハード・ロックのとらえ方はハンパじゃない。本気でロック好きなんだな、という熱気が伝わってきて、何やらうれしい。
《ヤマト・エターナルシリーズ》第四弾として、79年、80年の作品を2枚セットで再リリース。膨大な数のBGMのなかから重要ナンバーを厳選し、壮大なオーケストラの演奏で聴かせてくれる。
放送開始30周年記念BOX。華々しいデビューを飾った『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』をはじめ、20タイトル以上ある作品の中から、厳選した10アルバムをセレクト。未収録音源も収録予定。
今までに発表した7枚のアルバムのベスト。かぶさり気味の発声のため、デビュー当時は音程がフラットに聴こえたが、今はほんのりくすんだその声音が、彼女らしい個性となっている。いわゆる歌のうまい人ではないが、ふくよかな雰囲気が魅力的。
千住真理子が幻の名器“デュランティ”(ストラディヴァリウス)との邂逅を果してから約1年。3世紀の眠りから覚めた稀代の名器の勘どころを押さえた千住は、その魅力をフルに引き出して一曲一曲丁寧に磨き上げていく。彼女の誠実さが如実に現れた小品集だ。
フォークを聴きながら大人になった世代には嬉しい内容の2枚組コンピレーション。カルメン・マキ、シューベルツ、五つの赤い風船などのヒットを収め、同時に1969年を彩った歌謡曲を多数収録。
1964年に『少年キング』で連載がスタートしてから40周年を迎えた『サイボーグ009』。記念盤である本作には、1968年第1回TVアニメの主題歌から89年劇場版の使用曲までを収録。
好評『銀河鉄道999』のエターナル・エディション・シリーズ第4弾は、数多くの名曲が聴けるベスト・ソング・アルバム。全音源リマスタリング、TUNED-CDによる高音質が嬉しい。