親から子へ、語り継ぎたい名作をあつめました。お父さんお母さんのひざに抱かれて、あるいはあたたかいおふとんのなかで、目をかがやかせてお話に聞きいった記憶はきっと子どもにとって忘れられない宝物になるはず。さあ、わくわくドキドキの、物語の扉をひらきましょう。
くすっと笑った瞬間、心はもう前を向いている。「エチカの鏡」(フジテレビ系列)で大きな感動を呼んだ、5000枚のはがきと家族の物語。
乳癌と闘いながら、懸命に仕事を続ける、泣き虫先生(「雨に濡れて」)。診療所を守っていた父を亡くし、寂れゆく故郷を久々に訪れた勤務医(「百日紅」)。三十年間地域で頼りにされてきたクリニックを、今まさに閉じようとしている、老ドクター(「終診」)。医師は患者から病気について学ぶのではなく、生き方を学ぶのだー。生命の尊厳と日夜対峙する、十人の良医たちのストーリー。
1965年に公開され、現在でも世界で人気の映画『サウンド・オブ・ミュージック』に出てくるトラップ一家は、実在の家族合唱団でした。そしてそのトラップ一家を支えつづけたのがマリア・フォン・トラップです。一家は破産したり、ナチスドイツに支配された故郷をはなれて難民となったり、アメリカにわたっても家がなかったり、合唱団の人気がでないなど、さまざまな困難にあいますが、マリアは一家を導き、家族の未来を音楽で切りひらいていきました。何事にもくじけず明るく生きたマリアの人生は、真実の『サウンド・オブ・ミュージック』の物語として世界中の人びとをひきつけています。
学歴も社会的基盤もない。仕事は自分でつくらなければならない。独学の建築家が大阪から、世界に闘いを挑んだ。気力、集中力、目的意識、強い思いが、自らに課したハードルを越えさせる。縮む日本人を叱咤する、異色の半生記。
歳月の流れの中で見送ってきた人々。母を語り、父を語り、そして自らの人生を見つめる。阿川弘之の過去、現在、未来は、いつしか別離の繰り返しとしての家族史となる。おかしみを湛えながらも、芳醇な文章で綴った著者の自伝的到達点。作家の肉親への哀惜をこめた長編小説。
テレビの視聴率、明日の晴れの確率、発ガンリスク、直下型地震の起こる確率、放射線のリスク、生産管理、在庫管理、物価変動、マーケティング…現代の私たちの生活は、「統計」なしには成り立ちません。しかし、統計学の正しい知識がなければ、数字に追われ、数字に踊らされ、数字に振り回されるだけです。本書は、高校数学の知識だけで本格的に統計学を理解することを目指します。
お産の神様が教えるぜったい後悔しない妊娠・出産・育児のすべて。これから母になるすべての女性たちに贈る本。
鳥取県智頭町芦津のモモンガの森の保全を地域の活性化につなげることはできないか…。思い立ったらすぐ行動。鉄砲玉のように一人でつっぱしるコバヤシ教授。地元の人びとや学生さんたちとともに取り組みはじめた芦津モモンガプロジェクトの成り行きは…。
枯葉ほどの軽さの肉体、毀れた頭。歩んで来た長い人生を端から少しずつ消しゴムで消して行く母ー老耄の母の姿を愛惜をこめて静謐な語り口で綴り、昭和の文豪の家庭人としての一面をも映し出す珠玉の三部作。モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ受賞ほか、世界を感動に包んだ傑作映画の原作。
所詮、母はああいう人。母を変えようと苦悩するより、うまく距離をとることで、あなた自身の人生を幸せに生きていいのです。母にも苦悩する娘として生きた時代があったということを理解しても、あなたが同じように苦しむ必要はありません。実際によく見られる葛藤する母娘のエピソードを題材に、母から解放され、自分の幸せをつかむための具体的な方法を紹介します。
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