甘えん坊の稲盛少年が見た、母・キミの「利他」と「闘魂」。母との絆を通して、今こそ必要な「心を育てる教育」の意味を問う、著者渾身のメッセージ!
青沼家のジュラ(メス・ダックスフンド)はピザ用チーズが大好きな6歳。家族のみんなにかわいがられて図に乗る毎日。ただ時々やり過ぎちゃって青沼さんから叱られちゃう。そんなときは得意の甘え攻撃でご機嫌とり!一方、青沼さんには気がかりなことが。ヒート(犬の生理)が年々重くなるジュラに避妊手術を決断したのだ。無事手術は終わるのか!?手術後のジュラはどうなっちゃうの!?シリーズ3作目は試練も少しある20話収録。
主人公光源氏の生い立ちと青春の奔放な恋愛模様、そして、亡母に生写しの藤壷の宮への宿命的な思慕と過失、藤壷の面影を宿す美少女若紫の発見など長編『源氏物語』の主題の発端を提示する第一冊。
高級キャバレー・エカルラートーそれは蝙蝠王と人間の美女との間に生まれた麗しき“妖精”たちが一夜の夢を見せる場所。だが、その実態は妖精を囲う檻そのものだった。キャバレーの筆頭歌姫でありながら誰にも躰を許さず、己の出生を憂いていたイールは、満月の夜にヴェルレインと名乗る男と出会う。「お前を俺だけの妖精にする」と突然言い放った男は、莫大な金でイールの夜を買い、巧みな手管で翻弄する。絆されるイールだったが、実は彼に大きな企みがあることを知り…。
わずか8000年前まで“死の海”だった日本海。生命の宝庫へと変貌した背景には、最下層にひそむ、厚さ1000メートルにおよぶ「謎の水」の存在があった。この海特有の海水は、なぜ生まれたのか?そして、環境変化を先取りする「ミニ海洋」の異名をもつこの海に、いま生じつつある大きな異変とは?「母なる海」の知られざる姿を解き明かす、海洋科学ミステリー。