風呂に入らないのも、ゴミ屋敷になるのも、お金を借りまくるのも、支援を拒否するのも、すべて母なりの理由があったー。
「だめんず・うぉ〜か〜」くらたま渾身の本格ミステリー!「殺されたはずの母が、実は生きている!?」ニセ霊能者・東郷高峰事務所へ相談にやってきたのは、16年前に起きた「小金井首なし殺人事件」の被害遺児・日佐川椿希(19)。街で偶然、殺された母によく似た人物を見かけたという。東郷は退行催眠で赤の他人だとわからせようとするも、逆に椿希は母親への想いを募らせることに。そして数日後、事態は急展開を迎え…東郷と秘書・真夏が未解決事件の真相に迫る!
介護中にボケ始めた母の言動は、時空を超え、過去と未来を自由に行き来する「魂の時空散歩」を見ているようだった。さらに脳出血で生死の境を彷徨っていた兄にも同じ現象が…。
母と娘の介護奮闘記。
「私は、再編成をしとるのやな。世間が母やという偽の母をやっつける、正義の味方みたようなおかあさんになるためにな」母は縮んで殺されて、五十音に分裂して再生した。母性神話という着ぐるみを脱いで喰らってウンコにした宇宙一の悪母、一読必笑、悩みも吹っ飛ぶ最強のおかあさん小説が二一世紀に再来する。幻の怪作「アケボノノ帯」、自著解題「原始、お母さんは小さかった」を収録。
保活、ワンオペ育児、そして仕事との両立ー母になったとたん、一気に困難が押し寄せる。日本の母は生きづらい!!!ある自治体での調査から見えてきたのは母を取り巻く壁の数々だった。600人を超える母たちの叫びが炸裂する。
前世でハマった小説の最推し、アルフレートの『母』として転生した私、ユスティーナ。こうなったら、推しを甘やかして愛しぬきたい!そのために辺境伯エドゥアルトと子どもを作るのだ!…と覚悟を決めて嫁いできたものの、旦那様はまったく私に興味なし。それでも、がむしゃらにアピールを続けていたら、彼の態度が変わってきて…。「君は私の子が欲しいと言っていた気がするんだが?」急に色気全開で迫ってくるなんて聞いてません!迫られると弱い不遇な王女と、攻めると強い辺境伯の子作りラブファンタジー。
幼い頃から護衛隊長の父と宮殿で暮らし始めたアビー。ヴィンチェンツォ皇太子を慕っていたが、身分差は明らかだった。やがて彼が近隣国の王女と結婚したのを機に、密かな恋心を封印した。しかし28歳になった今、子宝に恵まれぬ皇太子夫妻のために、アビーは代理母として皇太子の子を身ごもっていた。不幸なことに妃は先日、不慮の事故で亡くなってしまった。彼を励ますためにも、元気な赤ちゃんを産まないと!だがアビーが宮殿にいられるのは出産までという契約。愛する皇太子との別れが、刻一刻と近づいていた…。『殿下に捧げる初恋』義姉を亡くしたアイビーは、勇気を出して義姉の婚約者だったデミアン・アリステデスを訪ねた。プリンスの称号を持つイギリス人の彼は、ハンサムだがどこか非情な雰囲気を漂わせている。彼の婚約者の義妹だとアイビーが自己紹介しても信じず、金目当ての女と決めつけようとした。「わたしのお腹には、あなたの赤ちゃんがいるのよ!」そう告げた彼女に、デミアンは言った。「ばかばかしい。君とは初対面なんだぞ!」この人は本当に義姉から聞いていないの?わたしが義姉の代理母として、プリンスの子を宿していることを。『愛に怯える花嫁』
製薬会社社長がカラオケクラブで毒殺された。捜査班の十津川警部は、胸に白いカーネーションを挿した“みどり”と名乗る女が現場から消えたことを知る。女はカラオケの歌詞「母恋」を読み間違えたと聞き、室蘭本線の母恋駅へ。だが現地で、犯人と思われる女と同じ名前の女性は既に死んでいると判明。そして函館で次なる殺人が…。奇怪な連続殺人を追う十津川警部の推理行。鉄道&旅情ミステリー。