太平洋戦争が始まる年、許婚の父を訪ねて18歳の母は単身、朝鮮から日本に渡った。熊本で終戦を迎え、「在日」の集落に身を寄せる。そして、祖国の分断。正業に就くことも祖国に還ることもできない。貧困に喘ぎながら生きることに必死だった他の在日一世たちとともに、忍従の日々を過ごす。ひたむきに、「家族」を守るためにー。かけがえのない母の記憶をたどり、切なる思いをつづった著者初の小説。
男爵令嬢のマリアが、妻に浮気&出奔され女性不審になっていた伯爵リカルドを助けるためにしたのは1年限りの契約結婚!?再婚狙いの女性陣から彼を守る隠れ蓑、それがわたしの役割ーだったはずが、伯爵家で過ごすうち、彼やわたしの心境に次第に変化が生まれてくる。しかも、幼い義娘リーディアも大好きな契約ママを逃がさぬよう、何かを画策しているようで…?いきなり家族になっちゃった!?3人のしあわせ物語。
カラビナがついたダイカット型のポーチです!ICカードも入ります。※本体サイズ:約H140mm(カラビナ含まず)【対象年齢】:15歳以上【商品サイズ (cm)】(幅×高さ×奥行):××
雑誌「母の友」掲載の楽しいお話が一挙30話。「ぐりとぐら」や「だるまちゃん」「ばばばあちゃん」「ぐるんぱ」の幻のお話も!
7年の介護生活を経て母は逝った。襲ってくる後悔、ぽっかり空いた時間、母のいない部屋。大切な人を亡くした悲しみと、どう向かい合うか。反響を呼んだ前二作からの35編に、見送ったあとの日々を綴った新たなエッセイ33編を加えた、介護・見送りエッセイの決定版。
「お前たちを殺すことはできない。俺の分まで生きてくれ」との、夫の別れ際のひと言に、今日まで背中を押されて生きて来た。今でも、去っていく…あの後ろ姿が忘れられない。平成に入り、和子は84歳になった母信子を誘い、オホーツクへ旅に出る。そこで母は、堰を切ったように、満州の記憶を話しはじめる。信子が娘に語った戦争の記憶をもとに綴られる、明治から令和まで5つの時代を生きた、4世代110年にわたる女たちの物語。
警察庁の公安秘密組織『十三階』はテロリストを排除する超法規的スパイ集団。規格外の女スパイ・黒江律子と上司の古池慎一は夫婦となったが、天方首相の娘・美月の恋人を謀殺してしまいアメリカに逃亡。産まれたばかりの息子と束の間の平和を味わっていたが、十三階指揮官の藤本のもとに律子の名前を騙るテロリストから爆弾が届き、事態は一変。即時帰国となる。テロリストの狙いは十三階かと思いきや、新幹線爆破計画が新たに浮上。見えない敵に翻弄されるなか、天方美月が古池ににじり寄り、十三階はピンチを迎える。大人気シリーズ第四弾!