いま問われる結婚の在り方。結婚しても入籍しないと宣言する娘に、芒然自失の母。結婚=入籍…。連綿と受け継がれてきた戸籍制度に反旗を翻す娘と、娘を案じる母の葛藤のドキュメント。
近代日本文学を女性とプラチックの視点から読み直し、妻の中にまで〈母〉を求める男と、それを望む母性の共犯関係ー。日本人の抜きがたいマザコン性をさぐるフェミニズム批評。
アトピーとたたかう母と子の「アンケート・生の声」を基礎に、アレルギー治療の最前線情報、小児科医と皮膚科医とのQ&A、アトピー対策商品(食品・掃除・寝具など)を紹介し、これならなおると安心させてくれる総合ガイドブック。
重度の身体障害をかかえながら、5人の子を産み育てている母がつづった、苦悩と喜びの心の軌跡。
1940年代末から50年代はじめ、アメリカ社会にマス・ヒステリーをひき起こした冷戦政治(思想)体制=マッカーシズムの時代を、体制の犠牲者の子どもの目を通して、ほんとうの意味で内側から分析している。「大統領の陰謀」のカール・バーンスタインが、膨大なFBI機密資料を駆使して、両親の受けた権力の爪痕を明らかにし、現代史における魔女狩りの時代の病理を描く。
学校で性教育が始まっています。性ってなんだろう?子どもは疑問をかかえています。この本は、お子さんのいろいろな疑問に答えます。性をどう教えたらよいのか?家庭でも迷います。ていねいな家庭用の資料をつけてあります。
美人でオチャメで愉快な少女・井上千華は、なぜ、苦しみぬいて死なねばならなかったのか。愛児の難病死の原因をつきとめたその日から、無力な母の孤独な闘いが始まった…。“薬”に愛児を奪われた母の告発。
ハチは“腰がくびれていて、刺されると痛い”だけの昆虫ではない。十数万種を誇る昆虫界屈指の大グループの最大の特徴は、「社会性」を獲得したことにある。母と娘の役割分担-カースト分化-によって給餌と育子の効率化に成功したのである。本書はホクダイコハナバチの生活史を丹念に掘り起こしてその社会構造を明らかにし、ハバチ、ヤドリバチ、カリバチ、ハナバチと一億年を超す進化の跡を辿りながら家族と社会の誕生と変容を追跡する。
受験、恋愛、人間関係…。10代の心のすべてが、この本の中にある。
長男の家に二世帯同居していた母が、“まだらぼけ”になってしまった。兄嫁と4人の実娘の当番看護が始まったが…。決して美談ではすまされない老親看護。世代や立場で十人十色の言い分とホンネを軽妙に描く、看護者たちへの応援歌。
結婚するつもりだったのがコケて「未婚の母」となり、娘と二人でほそぼそと暮らしていた日本語講師兼フリーライターが、オーストラリア、アデレードの日本語学校の校長に。オーストラリアでの共同生活を通してさまざまな人々とふれあいながら、娘とともに「未婚の母」コンプレックスから解放されていく。思わず笑ってしまいながら、ホロリとさせる痛快エッセイ。
誰もが甘くせつなく思い出す“母への思い”を綴った、しみじみ・ほのぼの人生漫画エッセイ。
白血病と闘い17歳で逝ったわが子に捧げる鎮魂の書。