下の二人の子供が自閉症との診断を受け、その回復にむけての闘いの記録を自ら綴ったのが本書である。
大反響をよんだベストセラー『母性という神話』から30年。エコロジー、完全母乳育児、母子密着を過剰にもてはやす現代の「自然回帰主義」は、母性の概念にどのような影響を与えているのだろうか。ふたたび「常識」を問いなおし、その先を切り開くための知的考察。
山の動植物とのあいだに織りなされる暮らしや民俗、日本文化の内側にあって、ひそかに語り伝えられた異界のものがたり。ただの山歩きだけでは物足らない民俗愛好の山仲間たちが、在野の会50年の伝統とおのれ自身の足をたよりに、肩肘張らない素朴な語り口で綴る。
劉備玄徳24歳、活字離れをたたき斬る!『演義』に遠く『史書』に近く今、世紀末三国志が産声をあげた。
指しゃぶりをする心の原因がきっとあるはずです。子どもの成長・発達をしっかりと見つめ、問題の本質を見失わないことをたいせつにする、小児歯科医からのアドバイス。
ここ三年間で三万点以上の“つぶやき(幼児が口にしたことを母親がメモしたもの)”を読む機会にめぐまれました。読んでいて、熱いもので胸が一杯になることが多くありました。ひとりで声をたてて笑ってしまうこともありました。一方、胸が痛んで、考え込んでしまうことも、しばしばありました。それにしても、昔の人には鋭い洞察力があったものだと感心しました。「三つ子の魂百までも」が、何十回となく頭に浮かんできました。私も、「三歳児が心の分岐点」と痛感いたしました。そして、一人でも多くの母親に“つぶやき”拾いを、ぜひ実行していただきたいと願い、その参考書として、本書を出版することにいたしました。
ドイツ占領軍によるウクライナのユダヤ人迫害の嵐の中で、炎の愛を貫き通した、1人の美貌の女性を描く、ソビエト文学の話題作。
母ひとり娘ひとり、絆のつよさゆえに反撥しあった、懐かしくも還らぬ日々-ひたむきに生きて急逝した母との、愛と葛藤の四十年を克明にたどる。
家族全員でお世話をする「家族介護」で実母の介護を十五年、義母の介護を六年。全国一五〇万人が涙した、ある家族のいのちの記録。
戦時下で、父と母が生きたしるしを記録した「想いあい」遺稿集。
サッカー&学業中心に生活がまわる息子を熱くやさしく見守り応援する母と、素直にまっすぐ好きなことに心を向ける息子との、ボケつっこみありの楽しいメールのやりとりを再現。