少女は祖母を「西の魔女」と呼んでいた。光あふれる夏が始まるー。ロングベストセラーの表題作に繋がる短篇小説「ブラッキーの話」「冬の午後」、書き下ろし「かまどに小枝を」の3篇をあわせて収録する愛蔵版小説集。
その昔、イギリス中の美術品や金品を上流階級から盗み、現場には“saint”と刺繍された手袋を片方残すのみで決して捕まらなかった世紀の大泥棒。そんな「泥棒紳士」が実は日本に帰化して、ここ花咲小路商店街に隠居中なのですーダンディなご隠居が、手腕を活かして商店街の事件を解決。じんわり心温まるエンターテインメント。
自身初のベスト・アルバム。デビュー曲「Trust my feelings」から、福山雅治とのコラボレーション・プロジェクト“KOH+”として発表した「KISSして」までのシングル曲をすべて収録している。
極限のクライミングを描く、究極の筆致。『檀』から十年、最新長編作品。最強の呼び声高いクライマー・山野井夫妻が挑んだ、ヒマラヤの高峰・ギャチュンカン。雪崩による「一瞬の魔」は、美しい氷壁を死の壁に変えた。宙吊りになった妻の頭上で、生きて帰るために迫られた後戻りできない選択とはー。フィクション・ノンフィクションの枠を超え、圧倒的存在感で屹立する、ある登山の物語。
帝政を構築した初代皇帝アウグストゥス。その後に続いた、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロの四皇帝は、庶民からは痛罵を浴び、タキトゥスをはじめとする史家からも手厳しく批判された。しかし彼らの治世下でも帝政は揺らぐことがなく、むしろローマは、秩序ある平和と繁栄を謳歌し続けた。「悪」と断罪された皇帝たちの統治の実態とは。そしてなぜ「ローマによる平和」は維持され続けたのか。
経済的不況よりもはるかに深刻な「生きる意味の不況」の中で、「本当に欲しいもの」がわからない「空しさ」に苦しむ私たち。時には命をも奪うほどのこの苦しみはどこから来るのか?苦悩をむしろバネとして未来へ向かうために、いま出来ることは何か?生きることへの素直な欲求を肯定し合える社会づくりへ、熱い提言の書。
紀元54年、皇帝クラウディウスは妻アグリッピーナの野望の犠牲となり死亡。養子ネロがわずか16歳で皇帝となる。後に「国家の敵」と断罪される、ローマ帝国史上最も悪名高き皇帝の誕生だった。若く利発なネロを、当初は庶民のみならず元老院さえも歓迎するが、失政を重ねたネロは自滅への道を歩む。そしてアウグストゥスが創始した「ユリウス・クラウディウス朝」も終焉の時を迎える…。
「食べるために動物を殺すことをかわいそうと思ったり、屠畜に従事する人を残酷と感じるのは、日本だけなの?他の国は違うなら、彼らと私たちでは何がどう違うの?」アメリカ、インド、エジプト、チェコ、モンゴル、バリ、韓国、東京、沖縄。世界の屠畜現場を徹底取材!いつも「肉」を食べているのに、なぜか考えない「肉になるまで」の営み。そこはとても面白い世界だった。イラストルポルタージュの傑作、遂に文庫化。
二代皇帝ティベリウスは、後もカプリからローマ帝国を統治し続け、皇帝としての職責を完璧に全うした。国体は盤石となり、それを受け継いだ幸運な皇帝が、カリグラだった。紀元37年、すべての人に歓迎されて登位した若き皇帝に、元老院は帝国統治の全権を与える。しかし「神になる」ことまでを望んだカリグラは愚政の限りを尽くすー。政治を知らぬ若者を待ち受けていたのは無残な最期だった。
前作『嬉々』から2年7ヵ月ぶりとなる、2009年11月18日発表の4枚目となるアルバム。独自の存在感を存分に披露し、新しい世界観を感じさせる楽曲の数々を収録する。
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イラン、アフガニスタン、シリア、ソマリランド、パキスタン…。酒をこよなく愛する男が、酒を禁じるイスラム圏を旅したら?著者は必死で異教徒の酒、密輸酒、密造酒、そして幻の地酒を探す。そして、そこで見た意外な光景とは?イスラム圏の飲酒事情を描いた、おそらく世界で初めてのルポルタージュ。
「世界ってなんてすばらしいんでしょう!」あの晴れた夏の日、わたしが岸辺で出会ったのは、ふわふわの毛につつまれた、二本足で歩くハリネズミのようなふしぎな生きものでした。物語を愛するすべてのひとに贈る、驚きと喜びに満ちたファンタジー、マッドガイド・ウォーターシリーズ開幕。
興収50億突破、400万人動員の大ヒット!日本映画史上空前のスペクタクル・パニック超大作!
原作「日本沈没」は小松左京が1973年3月に発表し、一大ベストセラーとなったもの。当時この勢いに目をつけた東宝は、日本映画史上最高5億円という巨費を投じて映画化、翌年のお正月映画として73年12月29日に公開し、国民的大ヒットを打ち立てた。さらに映画の公開と前後してのラジオドラマ化、コミック化。また映画公開の10ヵ月後にはTBSで半年間全26話にわたるテレビドラマ化が開始されるなど足掛け2年におよぶ「沈没」ブームが巻き起こったのである。現在ののように出版・映画・テレビなどがメディアミックスしてプロモーションを行う前例のなかったこの時代において、それはまさに異例の事態だったのだ。
あれから33年・・・・・
まったく新しい形=現代を背景に、いま伝説の作品が甦った。監督は2005年圧倒的なビジュアルセンスで日本映画界を驚かせた作品『ローレライ』で長編監督デビューを果たした樋口真嗣。当時8歳の彼が映画界を目指すきっかけとなった作品が実は1973年の映画『日本沈没』。まさに血となり骨と成った作品のリメイクとなる。
主演は『黄泉がえり』『ホテルビーナス』でも高い演技力が評価されたSMAPの草ナギ剛。今回は潜水艇のパイロットという体力的にもハードな役柄に挑む。ヒロインには美しさだけでなく独特のオーラを放つ柴咲コウ。トラウマを抱えたハイパーレスキュー隊員というキャラを演じることが出来る女優は彼女をおいてほかに想像できない。その他キャストも現在、日本映画でこれ以上望めない超大作にふさわしいメンバーが集結した。
デザスターシーンはもちろんのこと、危機管理考察と徹底した検証をもとに国土が沈没していく過程を、自然・政治・経済ほかあらゆる角度から描いていく。特に、驚愕のエフェクトシーンの再現には特技統括・尾上克郎、特撮監督・神谷誠以下、日本を代表する屈指のVFXスタッフが集結。また、撮影協力として防衛庁、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊、東京消防庁と海洋研究開発機構(JAMSTEC)が全面協力。二度とありえないであろう豪華な布陣で、リアリズムと臨場感を構築していった。
【ストーリー】
潜水艇《わだつみ6500》のパイロット・小野寺俊夫(草ナギ剛)は、地球科学博士・田所雄介(豊川悦司)の指揮の下、同僚パイロットの結城(及川光博)と共に深海調査に参加していた。その結果小野寺は驚愕の事実を知る。海底プレートの急速な沈降で、日本列島はわずか1年後に沈没する。日本の危機を訴える田所に科学者たちは一蹴するが、内閣総理大臣・山本尚之(石坂浩二)は事態を重く受け止め、危機管理担当大臣として鷹森沙織(大地真央)を任命する。鷹森はかつての田所の妻でもあった。山本総理は避難民の海外受け入れ要請のために旅立った。北海道を皮切りに九州から内陸へと地殻変動の波が日本列島全土に襲いかかる。非常事態宣言が発令され、退路を求め逃げ惑う人々。非難計画を急ぐ鷹森の努力も空しく犠牲者は増大するばかりであった。一方、小野寺は災害の中で、ハイパーレスキュー隊員の阿部玲子(柴咲コウ)と共に、家族を失った少女・倉木美咲(福田麻由子)を救出する。阪神大震災で家族を失った玲子は美咲を引き取る。小野寺も、美咲を励ますために玲子のもとに足を運ぶ。災禍の中で出会った三人の間に堅い絆が生まれ、小野寺と玲子は互いに心惹かれていく・・・。
世界最高峰イェール大学の伝説の講義、待望の全訳完全版!
ユーモアを発揮する人は、知的で有能で、親しみやすい印象を与える、ユーモアのある職場は創造性や生産性が高い、ユーモアはつながりや信頼を育み、ストレスや逆境を乗り越える力となる。ユーモアは生まれつきの才能ではなく、習得できるスキルだ。ビジネスや人生のあらゆる場面で、「ユーモア」はあなたの力となる。
樋口真嗣監督、完全監修!!
DVD3枚組+オリジナル・アイテムをセットした
初回限定豪華スペシャル・コレクターズ・エディション!!
本篇のほか、2種の音声解説、3時間を超える特典映像を収録、さらに
樋口監督の撮影台本を忠実に再現したレプリカ等、オリジナル・アイテムを封入した
ファン垂涎の初回限定豪華スペシャル・コレクターズ・エディション!"
原作「日本沈没」は、作家・小松左京が1973年3月に発表し、一大ベストセラー(現在までに400万部を突破)となったもの。当時、この勢いに目をつけた東宝は、日本映画史上最高5億円という巨費を投じて映画化、翌年のお正月映画として73年12月29日に公開し、国民的大ヒットを打ち立てた。さらに映画の公開と前後してのラジオドラマ化、コミック化。また映画公開の10ヵ月後にはTBSで半年間全26話にわたるテレビドラマ化が開始されるなど足掛け2年におよぶ「沈没」ブームが巻き起こったのである。現在ののように出版・映画・テレビなどがメディアミックスしてプロモーションを行う前例のなかったこの時代において、それはまさに異例の事態だったのだ。
あれから33年・・・・・
まったく新しい形=現代を背景に、いま伝説の作品が甦った。
監督は2005年、圧倒的なビジュアルセンスで日本映画界を驚かせた作品『ローレライ』で長編監督デビューを果たした樋口真嗣。当時8歳の彼が、映画界を目指すきっかけとなった作品が実は1973年の映画『日本沈没』。まさに血となり骨と成った作品のリメイクとなる。
主演は『黄泉がえり』『ホテルビーナス』でも高い演技力が評価された、日本のエンターテインメント界をリードするSMAPの草? 剛。今回は潜水艇のパイロットという体力的にもハードな役柄に挑む。ヒロインには、美しさだけでなく、独特のオーラを放つ柴咲コウ。トラウマを抱えたハイパーレスキュー隊員というキャラを演じることが出来る女優は、彼女をおいてほかに想像できない。その他キャストも現在、日本映画でこれ以上望めない超大作にふさわしいメンバーが集結した。
デザスターシーンはもちろんのこと、危機管理考察と徹底した検証をもとに国土が沈没していく過程を、自然・政治・経済ほかあらゆる角度から描いていく。特に、驚愕のエフェクトシーンの再現には特技統括・尾上克郎、特撮監督・神谷誠以下、日本を代表する屈指のVFXスタッフが集結。また、撮影協力として防衛庁、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊、東京消防庁と海洋研究開発機構(JAMSTEC)が全面協力。二度とありえないであろう豪華な布陣で、リアリズムと臨場感を構築していった。
沈みゆく日本を前にして行動する主人公たちの姿に、あなたは何を想い、誰の姿を浮かべるだろうか?"
潜水艇《わだつみ6500》のパイロット・小野寺俊夫(草? 剛)は、地球科学博士・田所雄介(豊川悦司)の指揮の下、同僚パイロットの結城(及川光博)と共に深海調査に参加していた。その結果、小野寺は驚愕の事実を知る??海底プレートの急速な沈降で、日本列島はわずか1年後に沈没する。
日本の危機を訴える田所に、ほかの科学者たちは「聞くに値しない妄言」と一蹴する。しかし、内閣総理大臣・山本尚之(石坂浩二)は事態を重く受け止め、危機管理担当大臣として鷹森沙織(大地真央)を任命する。鷹森はかつての田所の妻でもあった。山本総理は避難民の海外受け入れ要請のために旅立った。
時を待たず、北海道を皮切りに九州から内陸へと地殻変動の波が日本列島全土に襲いかかる。非常事態宣言が発令され、退路を求め逃げ惑う人々。非難計画を急ぐ鷹森の努力も空しく犠牲者は増大するばかりであった。
一方、小野寺は災害の中で、ハイパーレスキュー隊員の阿部玲子(柴咲コウ)と共に、家族を失った少女・倉木美咲(福田麻由子)を救出する。阪神大震災で家族を失った玲子は美咲を引き取る。小野寺も、美咲を励ますために玲子のもとに足を運ぶ。災禍の中で出会った三人の間に堅い絆が生まれ、小野寺と玲子は互いに心惹かれていく・・・。
刻一刻と迫る日本列島の終焉を前に、1億2000万人の日本人は、史上最大の国難を前に一体どこに向かえばいいのか?
いま、日本人の存亡をかけた、壮烈な挑戦が幕を開ける??"
現代とはまるで似ていない気候激変の時代を生き延びてきた人類。福井県の水月湖に堆積する「年縞」。何万年も前の出来事を年輪のように1年刻みで記録し、現在、年代測定の世界標準となっている。その年縞が明らかにしたのが、現代の温暖化を遙かにしのぐ「激変する気候」だった。過去の精密な記録から気候変動のメカニズムに迫り、人類史のスケールで現代を見つめなおす。
雪が降っている。真夜中に、突然そのことを知った。カーテンを開けると、しんしんと、ただしんしんと、雪が降っていた。梨木香歩、もう一つの「ミケルの庭」の物語。